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みみみ
2025-01-15 21:30:03
1318文字
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【実録?】共犯者
帰ったあとこう言う事があったらしい。居たかったw
「はい、オッケーです!!」
その声に、撮影スタジオ内のピンと張り詰めた空気がふわりと和む。
「ふふ、やっぱり貴方達二人は絵になるわね~」
真っ先に駆け寄って、ノーベルの襟元を整えながらラナはにこりと微笑んだ。
「その道のプロフェッショナルに太鼓判を押してもらえるなら安心したよ」
「
……
ならお前だけでやればいいだろう」
朗らかに微笑むノーベルと対照的に、ボーラの眉間にはいつにも増して深い皺が刻まれていた。
「あら、もしかしてボーラさんってばご自分で言った約束を違えるつもり?」
ラナはそう言ってデバイスを取り出した。
『ボーラさん、お直しで預かった服をここに置いておくわよ』
『ああ
……
』
そこには事務所に服を届けに来たラナの映像記録が映っている。
『ボーラさん、来週新作コスメの撮影があるのだけど』
『ああ
……
』
『貴方、イメージにぴったりなの。モデルになってくださらないかしら』
『
……
ああ』
勝ち誇ったようなラナの微笑みに、ボーラは小さく舌打ちをした。
「駄目ですよ、人の話はちゃんと聞かなくては」
「ははは、これはラナに一本取られたようだね」
「クソ
……
おい、さっさと終わらせるぞ」
「はいはい、じゃあ次のブースの準備をしてくるからお二人は少し待っててちょうだい」
ラナさ~ん、と呼ぶスタッフの声にヒールを軽やかに鳴らしてラナはスタジオから出て行った。
「まあ顔をせず、またとない機会だ。楽しもうじゃないか」
「お前と慣れあうつもりはねえ」
けんもほろろそっぽを向かれたノーベルは、ふと自分の手の中の薔薇の花に視線を落とすと、
ボーラの肩を白く長い指でトントンと叩いた。
「おい、ベタベタ触るんじゃ
……
」
振り返ったボーラの隙をついて、ノーベルがその銀糸に真っ赤な薔薇を一輪乗せる。
「ふふ、良くお似合いだよ」
ボーラはわなわなと肩を震わせると、次の瞬間ニヤリと口元をつり上げる。
「お前、やったからにはやられる覚悟があるんだな?」
そう言って、ボーラは仕返しとばかりに自分が持っていた薔薇をノーベルの髪に素早く乗せた。
「
……
やるじゃないか」
「言ってろ」
二人は、それぞれ撮影用に散らされた足元の薔薇に照準を合わせると
まるで弾丸を補充するように素早く拾い上げる。
そしてお互い、次の一輪を乗せようとして二人はがっつりと組み合った。
「チッ
……
なかなかやるじゃねえか」
「なるほど、やはり一筋縄ではいかないらしいね」
お互いの手首をギリギリと握りながら、至近距離でバチバチと火花が飛びそうな程に二人の視線がかち合ったその時だった。
「まあ!何をしているの二人共!!」
ラナが悲鳴に近い叫び声をあげて二人に駆け寄った。
「ちょっと、お洋服に皺がついちゃったじゃない!それに髪も!セットし直さなきゃ」
「ハハハ、すまないね
……
つい熱くなってしまって」
バツが悪そうに笑うノーベルの横で、ボーラはプイっとそっぽを向いていた。
「もう、仲が良いのは結構ですけど撮影が終わってからにしてちょうだい!」
ラナのお小言に、ボーラは言い返そうとした言葉を飲み込んで盛大な舌打ちをするのだった。
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