椿
2025-01-13 19:12:12
7802文字
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瀬轟に関しての萌え独り言:2

瀬轟の萌えの備忘録的なものその2

1.寮生活
轟くんのお部屋にコタツ導入
早速マンガゲーム抱えて遊びに行く瀬呂くん
向かい合わせで座ってると足がちょくちょく触れあう
「あ、ごめん」
「いや、大丈夫だ」
「足が長うございますね」
「おまえもな」
って軽く言い合ってたけど、そのうち慣れちゃって足が触れあってもお互いどかさなくなるし、そのことについてお互い言及しない
段々エスカレートして最初から足を絡ませ合うようになって、向かい合わせが隣り合わせになって、手まで繋ぐようになるし距離がバグる
お互い、まだ春が来て欲しくないなあと思うようになっちゃう
轟くんはコタツまだ出しておきたいなあ、瀬呂は変に思わないかなあと斜め上の心配をする

コタツでうっかりうたた寝すると、轟くんが身を寄せてきて瀬呂くんの腕にすっぽりはまるのをお互い楽しみに待っている
「コタツっていいな」
「うん、いいね」
あったけえ」
なんて曖昧な会話でぽやぽや過ごす冬の付き合ってない瀬轟
(多分春先に付き合う)



2.瀬轟の瀬呂くんは轟くんにどんな贈り物をするのかな
メッセージカードには「お誕生日おめでとう」って普通に書くけど、リボンの端っことか包み紙の見えにくい場所にこっそり「好きだよ」って書いて欲しい気持ちがある
贈り物がセンス爆発してるから、そっちに気をとられて轟くんは気づかない
瀬呂くんは気づかれなくてもいいと思ってるしあんなの勢いで書くんじゃなかった恥ずかしー!気づかないで!今から回収したい!くらい思ってそう

3.付き合ってない瀬轟
ある日の休日
「そういや瀬呂、おまえ恋人とかいねえのか?」
「いたら休みのたびにしょーとくんに会ってないでしょーw」
「それもそうか好きな奴とかいねえのか?」
……いますよ?こう見えてね、いるんですよ」
「いるのか!気づかなかった!」
「そうでしょうねえ」
「なんで言わねえんだ、水くせえ……まあいい。どんな人なんだ?」
「んーすごく可愛いし、かっこいいし、優しくてよく食べる子」
俺の知ってる人か?」
「知ってる人よ」
「は?誰だ」
「ヤダ、恥ずかしいから言わないよ」
おまえ、ちゃんとその相手にアピールとかしてんのか?」
「もちろん、してますとも、抜かりなく」
……へえ、そうなのか」
「なんか、アピールしても伝わんなくってねえ。ねえ、どうやったら伝わると思う?」
「食事とかは誘ったのか?いい雰囲気の店に連れてったりとか」
「誘ってる誘ってるwけっこう行ってるのよ?」
そうか何処かでかけるとか、おまえのあの丸っこい車とか乗せたら喜ぶだろ、絶対」
「ドライブはしょっちゅう行ってますねえ」
「プレゼントは?」
「そうねえ、こまめにあげてるかな」
「なあ、俺が言うのもなんだが、おまえの好きな相手、鈍すぎないか?」
「だよねええええ! はっきり言わないとダメかなあ?!」
「ああ、ちゃんと好きだって言った方がいいぞ」
「そか。夜景のきれいな場所で告白とか?」
「ああ、いいんじゃないか?」
「あ、じゃあさ、リハーサルがてら今度の休み夜景のきれいなレストラン轟付き合ってくれない?そこのメシ奢るからさ」
「ああ、いいぞ」
「なあなあ、いきなりホテル誘うのはNGかね、やっぱ」
「さすがに焦りすぎだろ」
「でもさ、落とせそうなら一気にいきたいじゃん?」
「瀬呂は案外スケベだな?」
「んー?そうかもね、でもすげえ理性仕事してると思うよ我ながらw」
で、次の休みに轟くんを一気に口説き落とす瀬呂くんと雰囲気に流される轟くん
無事瀬轟になります
「なあいいのか、俺とこんなんなっちまって
「天然にも程があるんだよね、好きな子轟に決まってるでしょうが」
…………?」
「轟、明日誕生日だな。おめでとう、おまえのことずっと好きだったよ」
ってドデカい花束とベタだけど指輪準備してる瀬呂くん
きれいな夜景も美味しい料理も今までの瀬呂くんのアピールもようやくわかってベッドの上でのたうち回る轟くん
記憶に残る誕生日になりそうだ

4.同棲瀬轟
いつも通り
「帰りにボックスティッシュと牛乳買ってきて」
と轟くんに買い物メッセージを送る
「了解」
とやっぱりいつも通りの返事が来て瀬呂くん急にふと気づく
「俺、あの轟に買い物頼んでんのか
高校生から恋い焦がれて、地道で健気なアタック(気づかれない)長年すごい頑張って奇跡的に付き合えることになって同棲までこぎつけた、あの轟と、と思うと「了解」のメッセージが愛の言葉に見えてくる瀬呂くん
「好きだよ」
と唐突にメッセージ送って轟くんを困惑と羞恥に追い込んで欲しい
「アイツ!」
現場で顔茹だらせてサイドキックに心配される。
少し悩みながら
「俺も」
と素っ気なく返事する
「そんなにボックスティッシュと牛乳欲しかったのか?」
と思うまでさすがに鈍くはない轟くんだけど、照れた憎まれ口で瀬呂くんに手渡しながら玄関先で言っちゃう
空気読みの瀬呂くんはそれだけですごく気をよくして
「ご飯にしますかー?お風呂にしますかー?瀬呂くんにしますかー?」
ってふざけて順番を聞くけど、轟くんに
「全部」
って言われて瀬呂くんはいろいろ爆発しちゃう

定期的に瀬呂くんは新鮮に「俺、轟と恋人なんだ」と思い返して轟くんを照れさせて欲しい



5.ファンタジー瀬轟

獣人族の轟くんと旅する冒険者の瀬呂くん
轟くん、昼は完全猫化でショトキャ
夜になると人間に戻る
満月の夜は半人半獣、猫耳しっぽつき姿になって興奮して眠れなくなるのであの手この手で瀬呂くんが鎮めるのがお約束

6.記憶喪失の瀬轟
ラブコメ、視点は轟くん
瀬呂くんが「どれだけ記憶を失ってもおまえを何十回だって口説くよ」って言って欲しい
それで轟くん記憶が戻ったときに
「何十回だけか?少ねえな」
って憎まれ口叩いて泣いて欲しいし
「何万回でも口説くよ」
って瀬呂くんは答えてハグして欲しい

もし片方記憶喪失になったら

付き合ってる同棲中の瀬轟の場合
瀬呂くん→轟くんの動揺や反応見て「ルームシェアしてる友人だよ」って嘘をつく、切ない
轟くん→瀬呂くんの反応を見て「恋人だし、もうすぐパートナーシップ結ぶ予定だった」って話を盛る(パートナーシップの話はまだ出てなかった)し改めて落としにかかる

付き合ってない瀬轟の場合
瀬呂くん→「友人だよ、まだ」と含みを持たせる
轟くん→「恋人だ」と言い切り既成事実をすぐ作ろうとする

瀬呂くんも轟くんも嘘をつく場合良心の呵責に耐えきれなくなるだろうけど、轟くんは目的のために手段を選ばないイメージが私の中にある

7.つきあってない瀬轟

「アイス半分こしよっか」ってパ○コ渡して一緒に食べる仲良し瀬轟
アイス半分この概念を瀬呂くんに教えてもらう
インターン中のある日緑谷くんに
「アイス半分こするか?」って聞いて、「え、え、え?は、はんぶんこ?!」と驚かれる
緑谷くんの半分こする相手の概念が
「そういうのって恋人とか好きな人とやるんじゃないの?」とピュアな回答に驚く轟くん
「え、じゃあ瀬呂はそういうつもりで?」
「え?!君瀬呂くんと半分こしてる仲なの?」
「けっこう、してる
と顔を赤くして俯く轟くん
「瀬呂が俺を?」
「そういえば結構君、彼に特別扱いされてるよね?」
ピュア天然同士のやりとりに突っ込みなし

それ以来
「アイス半分こしよ!」
の瀬呂くんのお裾分けにめっちゃ照れながら受け取って嬉しそうに食べる轟くん
それを見て瀬呂くん
(可愛いなあ、そんなにこのアイス好きなんだな。また買ってやろう)
とすれ違いを起こしながらも平和な瀬轟

8.つきあってない瀬轟
ホラー映画を一緒に見て怖くて部屋に戻れなくなった轟くんが、瀬呂くんのお部屋にお泊まりする
一緒のベッドでぎゅうぎゅうになって寝てるときに
「そういやさ、霊とかって下ネタ嫌いでその話題になると逃げてくって言うじゃん」
「初めて聞いた、瀬呂は物知りだな」
「都市伝説ね」
「瀬呂、なんか下ネタ話してくれ」
「ええこの状態で??」
「じゃあ峰田連れてくるか、あいつ得意だろ、そーいうの」
「しょーとくんにはあいつの下ネタはちょっと早すぎるかなあ、やめとこ?ね?」
「じゃあ俺が聞いても平気そうな下ネタ、瀬呂が話してくれ」
「ええ……
「よく眠れそうな気がするから語ってくれ、よさそうな下ネタ」
「やな寝物語だな」
って言いつつ押し切られてマイルドな下ネタを語って、轟くんも
「そーいや俺も似たようなことがあって」
とお互い成り行きでなぜか毎晩下ネタを語ることになる
幼稚園児レベルがレベルアップして高校生レベルの下ネタになったとき
「あ、もーやめよっか」
って言い出すのは瀬呂くんから
「俺にあれこれ教えて今更やめるのか?」
「ちょ! 人聞き悪いのよねえ!」
ってちょっと気まずい雰囲気になって結局毎晩の寝物語は終わるんだけどギクシャクしちゃって緑谷くんあたりに「なんかあった?ケンカしちゃった?」って聞かれてもさすがに原因が原因過ぎて相談も出来ず、そのうち「もういいや、直接いったれ」精神で瀬呂くんに正面突破をかける轟くん
「わかってよ~……
「わからねえ、はっきり言ってくれ」
「言えないのよね……
「言うまで帰らねえ」
ってあれこれわちゃわちゃして、なんやかんやあってからの次の朝付き合うことになった瀬轟

あれこれわちゃわちゃなんやかんやの内容は、瀬呂くんが猛攻勢かけてると嬉しい

9.
付き合ってない瀬轟
仲の良い友人。

瀬呂は酔うと俺に本音を漏らす。決してシラフでは聞けない言葉だろう。
「悔しい。バカみたいだよな、だっておまえにはみどりやもいいだもばくごーもいる。俺が悩むこと自体おかしいんだよね」
こんなことを漏らしては俺を寂しい気持ちにさせる。でも頷くだけにして黙って続きを聞く。瀬呂の話の本意はおそらくそこではないのだ。
「本当はね、俺はね。おまえの悩みや問題を俺だけが肩代わりしてやりたいし、半分こして軽くしたいってずっと思ってんの。でもね、俺は器がちっちゃいから多分ひとりじゃ支えきれなくてさ。歯痒いなって思ってる」
「想像でしか補えなくて本当の意味で理解出来なかったりすんのよ俺にとっておまえの悩みや問題はさ。でも、A組みんなで20人でさ、少しずつ分け合って理解深めておまえの荷物軽くしてやってさだから、俺もそこに混ざってほんのちょっとでもおまえを助けられるならそんな嬉しいことはないのよ。でも俺はそれが後ろめたいんだ」
「後ろめたい?」
黙って聞こうと思ったがつい訊ねてしまう。
「悩みなんてない方がいいだろ、だからそれを肩代わりするのを喜ぶ気持ちがな、正直俺ってダメだなあって思っちまうのよ」
「瀬呂は案外真面目なんだな」
「そうそう。俺は真面目よ、すごく」
うつらうつら、グラスを落としそうになる瀬呂に肩を貸し、グラスを受け取る。瀬呂が一瞬迷い、それから頭を預ける。本音を漏らすほど酔っていても躊躇う理性があるらしい。
瀬呂は周囲に比べて酒はかなり強い方であまり酔わないそうだ。じゃあ、なんで俺とふたりきりで飲むと酔ってしまうのか。
なにせピッチが速い。話す、飲む、息を吸う、飲む、食べる、飲む。まるで間が持たないとでもいうように飲む。そして酔う。本音を漏らしたことも忘れて。
「俺は瀬呂の気持ちが嬉しいよ」
しょーとくんは優しいから」
言外に『誰にでも』が聞こえる気がした。
「おまえの方が優しいと思う」
「俺は勝手な男だよ
肩口で呟く瀬呂に答えながら、瀬呂の飲みかけをちびちびと飲む。強い。かなり濃いめだ。チェイサーも無しで飲むもんじゃねえ。
「ごめんね、つまんない話しちゃって」
「つまんなくはねえ」
俺は瀬呂の漏らす本音がもっと聞きたい。これほど俺に心を傾けてくれる男は、どんなに記憶が飛ぶほど酔っても心の奥底にしまい込んだ気持ちを言ったことはない。
「瀬呂」
「ん?」
「俺のこと、どう思ってる?」
瀬呂は一瞬、身体を硬くして息を吐く。
大切な」
「うん」
「親愛なる
……うん」
「隣人、よ」
いつもの答え、いつものやり取り。
「それはおまえが尊敬するヒーローの呼び名だろ」
俺が気を抜いて笑うと、瀬呂もつられて肩口で笑った。響く胸の音が俺にも伝わる。
おまえの言う、俺の荷物はA組皆が気にかけてくれる。
おまえも20分の1抱えてくれている。
だから、なあ、瀬呂。
その腕で抱きしめてくれないか。
皆が肩代わりした分、おまえ軽くなって余裕があるんだろ?
俺を、俺の恋も性欲もおまえが受け止めてくれないか。
おまえが傾けてくれている優しく愛情深いその心を、俺に全部くれないか?
強欲で我が侭だ。でも、我慢出来そうもない。
「じゃあ、聞き方変えるな、瀬呂」
「ん?」
「おまえ、俺のこと好きか?」
俺は瀬呂の頭のうえに頭を乗せて猫がえさをねだるようにこすりつけた。
瀬呂の迷いを表すような手を取り、じっと待つ。

瀬呂は酔うと本音を漏らす。
しらふじゃ絶対言わないことを言う。
……瀬呂」
焦れて名前を呼ぶ声が、囁きになる。

空気読みのおまえなら、酔ってたってわかるだろ?
なあ。
「瀬呂、答えてくれ」
瀬呂が息を飲む。震える指先が冷えていた。
「俺
「ああ……

……おまえのこと、ずっと」




10・付き合ってる瀬轟(半同棲)


夜勤で帰ってきた瀬呂が眠そうな顔で無造作にシャツを脱いだ。
「あ」
思わず声を漏らした。腫れている。
左右非対称。でも、必ず情事を想起させる独特な爪痕が背中に深くいくつも残っていた。
瀬呂の背中のひっかき傷は、ところどころかさぶたが出来ていて、真新しいものではないことが窺える。間違いなく一昨日俺がつけた痕だ。力一杯しがみついてしまったときにやってしまったのだろう。
「ん? なあに? 一緒に入る?」
俺の漏らした声に反応し、小首を傾げ茶目っ気たっぷりに瀬呂が笑った。
……入る」
「え、うそ、言ってみるもんだな」
瀬呂が大袈裟に喜ぶ。

シャワーを浴びる瀬呂の背中に指をそっと這わせる。伝う泡が傷に沁みるような気がして、思わず顔をしかめた。
くすくすと笑い声が響く。
「なあに、どったの? そんな触りかたされたら瀬呂くん元気になっちゃうよ」
髪を洗い終わり、振り向いた瀬呂が抱きしめてきた。お互い濡れた身体で抱き合う。瀬呂の唇が首筋に落ちる。ぬめる唇の感触をベッド上より感じる。うっかり吐息を漏らせば瀬呂が強く抱きしめた。
……せっかくだからバスタブ入ろ……
掠れた甘やかな声が俺を誘う。抗うつもりもなく頷く。
瀬呂が入浴剤を入れかき混ぜる。
「ん……はー……うー……やっべ」
瀬呂が妙な唸り声を上げて湯に浸かると、俺を手招きする。瀬呂の広げた足の間に小さく身を縮こまらせて座ると、背後から抱きしめられた。ぴったりと身体を沿わせ、腕を回される。
「嬉しいな、普段しょーとくん恥ずかしがって一緒に風呂入ってくれないもんね」
 上機嫌な瀬呂の声に改めて恥ずかしさがこみあげ目を泳がせる。
 視線の先、封を切った入浴剤のパッケージを見て思わず声を上げた。
「瀬呂、おまえバスソルト入れたのか? 背中、沁みるだろうが……あ」
 さっきのあの変な唸り声それのせいか。
「えー別にそこまで沁みないよ、だいじょぶだいじょぶ、入るときだけ一瞬ピリッとするけどさ、慣れたもんですよ」
……ワリい」
瀬呂の軽さとは反対に俺は己の不甲斐なさに俯いた。
「え、なになに、どうしたいきなり。ちゃんと俺に説明して、ね?」
瀬呂の身体を傷つけるつもりは毛頭無かった。自分の迂闊さに腹が立つ。深爪気味にもっと切っておくべきだった。
瀬呂はいつも俺の身体を丁寧に大切に扱ってくれるのに。傷ひとつつけず俺は瀬呂に身体を可愛がられて夢中になっちまって前後不覚になる。俺が瀬呂に挿入する側だったらどれだけ負担を強いただろう、傷をつけただろう。瀬呂の身体に溺れて貪って、自分がこんなに快感に弱くて浅ましいとは思わなかった。好きな奴に、こんな痕つけちまってごめんな。
俺は、つっかえながら自分の思っていることを拙く伝え謝った。
……えー……なにそれ……しょーとくん、俺を殺す気だ……
 瀬呂が俺を強く抱きしめてきた。瀬呂の鼓動がもの凄く早い。俺の説明の下手さ加減と冗長さに湯にのぼせたのか、と思ったが、瀬呂の中心部が押しつけられた。
「俺、おまえに背中爪立てられるの大好きなんだよ、知ってた? おまえがいく瞬間、ちゃんと俺に掴まらせるの、そのためなんだけど」
……は?」
「あー……可愛いなあ……好きな子に爪立てられるのなんて、勲章でしょ」
瀬呂特有の気遣いゆえの言葉なのかと思いもするが、瀬呂の機嫌がかなりいいことは伝わるし、俺の言葉で興奮したのだともわかった。
俺はただ、素直な気持ちを吐露し、謝りたかっただけなのだ。だから、俺の謝罪の何に興奮したかまったくわからない。
「ねえ、あのさあ、傷つけたのが気まずくてサービスで一緒にお風呂入ってくれたの? もしかして」
……サービスにならねえだろ……こんなの……でもおまえが喜ぶならって……
「あー……やっぱり俺を殺す気だ……
 瀬呂がうなじに強く吸い付き、甘く柔らかく噛んだ。
「もー……今すぐここで、やっちゃいたい」
「ここじゃ……落ち着かねえからやだ……
 一応拒否は示したが、挿入直前までバスタブ内で良いように弄られ準備万端にされちまった。
だから一緒に風呂はいやなんだ。

濡れた身体もそこそこに、ベッドで絡み合う。バスタブ内の瀬呂の準備と勢いで今すぐにでも挿入されちまうだろう。
快感に我を忘れる前に、自分なりの考えた解決策をかろうじて口にする。
「瀬呂」
「んー? もう待てないよ?」
情欲にまみれた声につられ、条件反射で脚を開く。両手を揃えて瀬呂に差し出す。
「縛ってくれ」
……ん?」
「俺はおまえの身体を傷つけたくねえ。それに、まだ一昨日の傷もあるのに、かさぶた剥いじまうだろ、だから、おまえのテープで、俺の手が悪さしないように、縛ってくれ」
興奮で掠れた声が、懇願をよりいっそう浅ましくする。
瀬呂が両手で顔を覆って、天を仰いだ。
「轟が俺の性癖をぶち壊しに来るよぉ……
「わ、ワリい、おまえの大事な個性を、商売道具を気軽に……! でも俺、瀬呂を傷つけたくはねえ。それに」
……それに、なに?」
「おまえの、テープ以外で、縛られたくねえ……
……あ、そお……
 瀬呂はおもむろにテープを引き出すと溜息をついた。
「わりい、手袋も考えたんだが、おまえを布越しに感じるのがいやだ。縛られても触りてえから、その……
「はいはいはい、おっけーおっけー」
 瀬呂が俺の言葉を遮るように唇を塞いだ。そして顔を上げると凄まじい笑顔になっていた。
「轟。覚悟してね」