【ケダモノ名】フェンリル
【ケダモノ種】ヤミオオカミ
【権能】慈愛
【欲望】義侠
(弱きものは可愛らしく見える。弱きものは気になって仕方がない。ああ、また転んでしまった。足元には気をつけろとあれほど言ったのに!)
【疑似餌の姿】髪を隠した修道女
(目を閉じているような姿だが、ちゃんと見えている)
【住処】朽ち果てた時計台
(かつてはれっきとした教会だったかもしれない)
【伝説】
“人に憧れた獣”
羨ましい。羨ましい。その穢れなき魂が、光のもとに生きることを許された生き物たちが。
“少年と絵”
ケダモノは少年を喰らうことをやめた。その代わりに、少年のすべてを取り返してやった。そして
……ケダモノはまた、孤独になった。少年の周囲には、見守るように佇む修道女の姿が、ときおり視界の端に映るという。
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“百年にも満たない話”
ケダモノは遠い昔、ひとりの王の生涯に寄り添っていたという。そこには確かに、絆があった。別れには悲しみがあった。そして
……その王は最後に、孤高のケダモノに「孤独」という“呪い”を遺していった。
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【設定】
「しょせん人間のやることなど、私にとっては児戯にも等しい」
「いらっしゃい。こんなところで、迷子かしら? 少し中に入って、温かいスープでもいかが?」
森の奥深くに棲む、修道女の姿をしたヤミオオカミの疑似餌。
人間の魂が大好物だが、それはそれとして弱いものを見つけるとついついお節介を焼いてしまいたくなる。その姿はまさに、昏き森の救いの修道女。
人間が迷い込んできて、お茶でもして、ついでにちょっと齧らせてくれることを待っている。
太古から孤独に生きていたために、人と関わり合うことに憧れを抱いている。しかし、結局は人喰いのケダモノ。その関係は長くは続かない。恐れて逃げた人間もいれば、彼女がただいたずらに与える恩恵に心酔して自らを捧げた者もいる。
ああ、だからこそ。理解できないその自己犠牲や、“愛”すらも興味深く、愛おしい。
私はどうしても、身勝手な人間に焦がれるのだ。
【オペラ・特技】
オペラ【月喰らい】
月光を喰らうことで、月齢を変え、時を操る
条件:月光のもとで心から願う
〈オペラ予言:あなたは月光を喰らい、時間を操りました。他者と違うときの流れが、あなたを孤独にしました。〉
〈特技〉
1【影跳び】
影から影へと飛び込み影海の中に身を潜める能力
〈特技予言:置いてけぼりにしてしまいました〉
〈特技予言:暗闇に潜んでいたのは、あなただけではありませんでした〉
2【咆哮】
オオカミの声や言葉はあまねくものを戦慄させる
〈特技予言:その声は居場所を皆に教えました〉
〈特技予言:皆、恐怖を忘れることができなくなりました〉
3【狩人の悪知恵】
頭と勘が冴えていなければ狩猟者はつとまらない
〈特技予言:死にもの狂いの抵抗が、不意をつきました〉
〈特技予言:標的を間違えました〉
4【ぺろり】
大きな口で呑み込む。食欲を我慢できるなら人を安全に隠しておくこともできる
〈特技予言:ご馳走になってしまいました〉
〈特技予言:それは身を滅ぼす毒でした〉
5【銀狼】
月光を浴びるとその毛皮が白く輝き、魔力を増す
〈特技予言:あなたにはもう、仲間も友もいませんでした〉
〈特技予言:あなたは罪なきモノたちの返り血に染まりました〉
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