ゆきち
2024-02-21 23:35:35
1490文字
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菊杉本「あの日の未来」に入れられなかったあとがき

12月に出した菊杉本「あの日の未来」にページ数の関係で入れることができなかったあとがき部分です。

■ 杉元をウリセンという職業に就かせたことについて
現パロ菊杉における杉元の職業を考えた時、自分を大切にするとか、長いスパンで生き方を考える機会に乏しくて深く考えずに金になる仕事に手を出す杉元はいるかもしれないと思いました。
ネタとしてエモいから、というよりは杉元の仕事の選び方にフォーカスし、彼が選びそうな仕事のうちの一つを選んで書いた、といった感じです。
菊田さんはパートナーがもしこういった職業に就いていた場合、別れに至りそうな気がするのですがノラ坊だとどうかな?なんて言うかな?と気になったのが書くことにしたきっかけです。
ふわっと私情をぶつけつつも、自分の言うことを聞かせ辞めさせることで溜飲を下げるというか、これからは俺だけの可愛いノラ坊になるんだから、と人知れず言い聞かせているといいなと思いました。


■ タイトルについて
タイトル「あの日の未来」はperfumeの楽曲「FLOW」の一節から。
最初はタイトルのまんまFLOW、もしくは歌詞の一部「FLOWING CLOUDS」にするつもりでした。
二人の関係を流れる雲になぞらえて、お話を書こうかなと。
書いているうちにそのタイトルに沿った内容にできた自信がなくなり、明治の二人=あの日、現代=未来、と言うことができるので、同じく歌詞の一部から「あの日の未来」としました。
perfumeは昔から好きですが、菊杉を書くとき必ず聴きます。
POPで可愛いカッコいいテクノサウンドと菊杉がシンクロする感じがするからです。
菊杉はどうしても原作で再会できなかった切なさを持っているので、こういうPOPな歌の中で描かれる恋に当てはめたいのかもしれません。
ガチ菊杉ソングなんて聴いてしまうと、泣いて創作どころではなくなってしまうのです。


■ 歳の差カップルとしての菊杉
この原稿を書いている時、ちょうど歳の差婚のことが大きな話題となっていました。
菊杉もひとまわり以上歳が離れているのであのニュースや周囲の反応をどんなふうに捉えただろうか、二人で話題にしたりしたかな?と色々考えたのでした。
菊田さんは聖人君子ではないので、無意識の支配欲を若いノラ坊に抱くこともあるでしょう。
そんな菊田さんは、歳の差カップルに向けられる世間の目を知ったとき、きっと色々考えると思います。
そのことでノラ坊とケンカすることもあるかもしれないですね。
すべて自分が選んだことだと原作ばりに言い張るノラ坊と、そうじゃないかもしれない、俺がそうさせたかもしれない、と被せてくる菊田さん。
当事者同士ではどうやっても自分たちを客観的に評価できないので、堂々巡りです。
人生経験ではノラ坊は菊田さんにかなわない。でも直感やまっすぐ思うままに生きていく力は、ノラ坊の方がポテンシャルがある。
菊田さんは経験値や予測値から導いた答えで。杉元は変化しがちな時代を生き抜く力で出した答えを。
どうしたって離れるなんてできないのだから、このふたつの答えをうまく混ぜ合わせて、お互いの気持ちを尊重しあえるカップルでいてくれると思います。
菊田さんの中にある大人の部分と子どもっぽい部分。
ノラ坊の中にある大人の部分と子どもっぽい部分。
それぞれ違うと思うんです。
場面場面でどちらかが大人になりながら、きっとうまくいく。
そうであって欲しいです。


◆追記◆
本書の題材についてX投稿やキャプションを見て不快になった方もおられたと思いますが、関心を持って読んで下さったり、感想を送って下さった方にとても励まされました。
ありがとうございました。