わらびもち
2025-01-05 18:29:10
847文字
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約束

SSパネルトラップという名のお題募集のやつ
黒丸×酒のつまみ

烏田黒丸が古波鮫一織の家で映画見るついでにおつまみ分けて貰う話

別になんのシナリオのネタバレもない

「あ、おにーさん酒の空き缶捨て忘れ。」
「えぇ!?ごめんうっかりしてた!」

見つけた水色の缶を持ち上げて見せれば、照明が反射し目の前でチラリと輝いて見える。

「ほおー?なかなか綺麗だよなラベル。お、ちょっと残ってる。」
「こら!未成年!」

手の中で弄び、色々な角度から眺めていた缶が取り上げられる。

「酒ってうまいの?」
「美味いよー。友達と飲むとより美味い!あ、でも黒丸は20までダメだから!!」
「わーかってるっての。それよりほら、映画観るんだろ。」
「そうだったそうだった。あ、お酒はダメだけどおつまみなら残ってるよ。食べる?」
「食べるー。」

冷蔵庫のほうへ歩いていく一織に対し、黒丸は我が物顔でクッションを整えながら答える。
戻ってきた一織が小皿に入ったポテトサラダをローテーブルに置く。

「こんだけしか残ってなかった。」
「うまそー!え、もしかしておにーさん手作り?」
「お、よく気付いたな!」
「まじ?すげー!いただきまーす!」

出されたポテトサラダを早速頬張り、うまー!と目を輝かせる。「だろ!」と得意げな一織はひとつ頷いた後、映画の準備をするべくテレビ横の機材を弄り始める。

サラダを既にキッチリ半分食べきった黒丸は手持ち無沙汰にクッションを揉みながらその背中に問うてみる。

「おつまみ系ってうめーけど、酒飲んでたらもっとうまいとかあんの?」
「んー、うまくなるのは酒のほうかも?あ、でも酒の席の雰囲気が楽しくて飯がうまい!とかもある!」
「へー。」
「それに居酒屋の善し悪しはつまみで決まるとも言うし!」
「そうなん?」
「多分!」
「おにーさんの自論だー。」
「そう、俺の自論!」

言いながら、準備が出来たようで一織も上機嫌にソファに沈み込む。

「じゃオレが成人したらさー、おにーさんオススメの居酒屋連れてってよ」
「任せて!すっげえ美味いとこ連れてってあげる!俺が最初に酒を教えるって訳」
「いやそれは普通に親父に譲ってあげて」
「あ、ハイ」