倉木
2025-01-04 15:47:36
1872文字
Public IDW
 

IDWレオドン

R15くらい(多分)
104~105話あたりの着衣ックス一歩手前

いやだって、あのドナテロの服可愛すぎるって…


喉奥に進まんとする舌にえづいて啼いた声は気道を通って咀嚼された。
思わず歯を立てそうになったが、その前に熱い吐息を残して唇は離れていく。
レオナルドの嘴から仕舞いそこなった舌が僅かに見え、垂れた唾液が一粒落ちた。
胸元に一点、衣服に沁み込んだ箇所がけ色味が濃く染まる。
酸素を求めて息を吸うと外気の冷たさが喉を擽った。
少し燻った匂いがするのはどこかで焚火でも炊いているのかもしれない。

「ちょ、っと。やっぱり家に帰ってからにしない?」

下から上着をたくしあげようとする不埒な手を途中で止めた。
しかし悪戯に鼓膜を舐った舌に身を縮こませれば、そのまま壁に押し付けられる。
布越しに股座を擽り僅かに息を漏らすと、薄く笑い声が応えた。

「家に帰ってもするところがないだろ、まだ片付いてないし」

「それは、そうなんだけど

「したくない?」

「それも違うけどっ……ああもう」

ドナテロ自身そこまで嫌がっていないことに気付いていたであろうに、いちいち確認してくるのは意地が悪すぎる。
抵抗を諦め力を抜くと、間近に迫ったレオナルドはどこか勝ち誇った顔をしていた。
覆いかぶさってきたレオナルドに倒されないよう首元のニットを掴む。
甲羅と違ってしがみつくには頼りない感触に思えたが、ぎゅうと握り締められる分案外悪くない。
悪戯に脇を擽った手は擽ったさの中に甘い痺れを引き起こした。

………は、ぅ」

鼓膜を通り抜けるレオナルドの吐息と、衣擦れの音が喧噪を徐々にかき消していく。
再び合わせた唇は柔らかく何度も食んで、どこかもどかしく引き寄せて深く合わせたのはドナテロの方だった。
留め金を外して勢いよくズボンがずり落ちる。
瞬間吹きつけた風に煽られ、反射的に身を震わせた。

「寒いか?」

呼吸を分け合う隙間で、囁く音の振動が直接唇を通して伝わる。
小さく笑って返した。

「今だけだよ」

薄く笑った声も同じように伝わったのだろう、感じ入ったレオナルド目がすうっと細くなった。
促されるまま右足を軽く上げると差し込んだ腕がより高く掬い上げる。
ドナテロの膝を折り曲げたまま壁に手をついたレオナルドは自分の口に指を突っ込んだ。
淫猥な音を立てて指を湿らす様に無意識に喉が鳴る。
そんなドナテロに気付いたらしいレオナルドがうっそりと笑んで、その淫靡さにドナテロは慌てて目を逸らした。
少なからず羞恥が残っている状態のドナテロに本気のレオナルドは些か毒が強すぎる。
視線を投げた先、枯れ木が風に乗せられ飛び跳ねていく光景が目に入ると下半身を何かが弄った。
割れ目を擽った指に身を跳ねさせたドナテロは、唯一地面についていた足を踏みしめる。
しかしその踵は何かを踏みつけたようで唐突に身体が傾いだ。

「わ、わ!」

咄嗟に掴んだレオナルドごと地面に倒れこむ。
衝撃はさほどなかったものの、気が付いたら驚いた顔をしているレオナルドと星のない夜空が見えた。
レオナルドがまだ掴んだままの足とは反対、わだかまったズボンに埋もれて自分の足の先が見えない。
ようやく脱ぎ落した衣服に足を滑らせたのだと自分の状況を理解したドナテロは、遅れて頬を熱くなっていくのを自覚した。

慣れないんだからしょうがないだろ」

そんな言い訳を聞いて、レオナルドは今度こそ吹き出す。
右肩が剥き出しになっていたレオナルドのセーターは今の勢いで敗れてしまったらしく、大きく胸元を露出させていた。

「すまない。可愛くてつい」

謝っているくせ目に涙を光らせている時点で慰めもなにもない。
宥めるように頭を撫ぜる手すら、失敗に対する気恥ずかしさを助長するだけだった。
セーターから手を離しても、ドナテロの膝裏に手をかけたままのレオナルドはそのままだ。
手も足も中途半端に繋がっていて逃げ出す手段を持たず、そしてそんな行動を起こす間もないままレオナルドがドナテロの前にしゃがみこむ。
掴んだままの足を持ち上げて肩に乗せると、地面を甲羅が滑ってドナテロは今度こそ地面に寝転がってしまった。
ベッドと違うのはここが砂埃で息苦しい地面の上で、シーツ代わりにもならない上着はすっかり土で汚れている。
破けたレオナルドよりはまだ幾分かましかもしれない。
胸元の開いた衣服では掴むには心許なく、レオナルドの後頭部に掌を乗せるとそのまますがりつくようにキスをした。
やっぱりこっちの方がしっくりくる。
隙間から触れ合う身体は吹きつける風のせいか、いつもより熱い気がした。