はるれに
2025-01-03 22:53:21
343文字
Public #SS(31〜)
 

二度あることは


 早朝、自室に帰って来たプロトは閉じた戸を背に深い溜息をついた。
 そういうつもりじゃなかったんだが……
 昨夜はキャスターの部屋に呼ばれ戦法について話していた。喋っていれば生前の慣習で喉が渇く。タイミング良くキャスターが酒とつまみを出してきた。気分良く飲み、それから。
 ……
 なんとなく、服に匂いがついていないか確かめるも霊基で編まれたそれにつくはずがない。同じオレなのだから多少混ざっていても同じオレ以外気付かないだろう。
「ま、やっちまったもんはしゃあねぇよなぁ」
 うっかり酒に呑まれただけだ。
 結論付け、頭を切り替えようとシャワーを浴びる。
 ーーさほど酔っていなかったことと、じゃれているうちに気持ちよくなっていたことは洗い流した。