はるれに
2025-01-01 23:13:48
491文字
Public #SS(31〜)
 

そんじゃ遠慮なく


 二度に渡る周回クリスマスを終えたマスターは「正月は何もしない!」と宣言し、ダラダラ過ごすことにしたようだ。様子を窺いに行ったサーヴァントによるとコタツにミカンでゴロゴロしていたらしい。オレが行った時はコタツで温もりテレビを見ながらオセチを食べていた。
 つまみ食いしたオセチは酒の肴にちょうど良い。食堂でも同じものが食えると教わり、そこで開かれていた酒盛りに加わったのが数時間前。
 二十分前に加わったプロトを連れて自室に戻ってきたのが数分前だ。
「よし、姫始めしよう」
「オレ腹減ってんだけど」
 ベッドに押し倒したプロトは、半分諦め半分美味い飯食いたさ加減の力でオレを押し返す。
「腹いっぱいにはしてやるさね」 
 シャツの下にもぐり込ませた手のひらで、素肌の彼の腹を撫でる。
「うわ……。はぁ、満足できなかったら食堂行くぞ」
 何やらいいたげなプロトは、しかし言葉を飲み込み、諦め七割程度に傾いた口調で力を弱めた。大方酔って勃たないことに賭けたのだろうが甘い。オレはいそいそと服を霊体化させて、やめるなど言い出さないよう彼の口を塞いだ。