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ニイナ
2024-12-31 23:37:55
7539文字
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君を暴くための作法 3
弱視若様とたぶんカタギじゃない鰐さんの話の続き。気概だけは鰐ドフ。
BWの子たちと若様の絡みがメインになりつつある。
※120%捏造です!!※
君を暴くための作法 3
晴れた陽射しがゆるやかに窓から入り込む。あたたかな陽の光はおだやかで、日々の喧騒をやわらげてくれそうだった。廊下の窓から晴天を見上げて、ロビンはいつものように部屋のドアを開いた。
「違う。そこはもうちょっとやわらかくして」
「いちいち細かいガネ!」
「だって違うんだもの」
途端ににぎやかになった空気とそこにいる人物に目を丸め、ロビンは部屋を見渡した。社長であるクロコダイルの姿は見えず、代わりにマリアンヌとギャルディーノがテーブルを囲んでいる。ギャルディーノの手元には一枚の板があり、どうやらそれを指示しているのはマリアンヌらしかった。
「あら、二人してどうしたの?今日は休みのはずじゃなかったかしら」
「朝早くからマリアンヌに付き合わされているだけガネ」
「おはよう、ロビン。ギャルディーノに彫ってほしくて」
二人の言葉を聞いて改めてギャルディーノの手元を見れば、そこにはロビンにも覚えのある顔が見えた。先日、クロコダイルが直に会いに行ったドフラミンゴという男が、そこには彫られている。マリアンヌが板に描いた絵をギャルディーノが彫っているのだろう。この二人の共作は有名で、実に相性が良いものだった。ただそれは共作、という企画ありきのものが多く、こうして自主的に何かが作られているのはそう多くない。
「珍しいわね、貴方がそう言うの」
「だってドフラには見えないでしょう?だったら彫刻にすれば見えるかと思って」
「マリアンヌがそこまで言うのも珍しくてついノッてしまった」
「ふふ、二人ともやさしいのね」
ドフラミンゴのためにとギャルディーノへ頼んだマリアンヌも、頼みごとが珍しいマリアンヌに頷いてみせたギャルディーノも、それぞれやさしさに満ちていてロビンはおだやかに目を細めた。けれどもギャルディーノもマリアンヌも顔を見合わせ、ロビンの言葉を不思議そうに受け止めている。
「べつに、それがわかりやすいと思っただけ」
「私はこの後の制作に付き合ってもらう代わりなだけガネ」
それ以上でも以下でもない、とそれぞれから告げられ、ロビンはまた笑みをこぼした。特別なことをした、という意識はお互いないという事実に心がおだやかになっていく。そんなロビンの様子を気にするでもなく、ギャルディーノとマリアンヌは彫刻に意識を戻していった。
「
……
揃いも揃って何をしてる」
「ボス、今度ドフラといつ会える?」
「おはようだカネ」
「ボス、おはようございます」
ドアを開いて入ってきたクロコダイルが眉を寄せて呟くのに、マリアンヌがぱっと顔を上げて問いかける。クロコダイルには挨拶をして手元に戻るギャルディーノを一瞥し、ロビンも挨拶をしてみせた。それにますますクロコダイルの眉間のシワが深くなる。
「誰ひとり答えになっちゃいねェな
……
マリアンヌ、予定は決まってない」
「だったら会えるようにして今すぐ」
「なんなんだ、急に」
「ドフラに見せたいものがあるの」
「私のことを無視して予定を決めないでほしいガネ」
いつになく積極的に人と関わろうとするマリアンヌに訝しげな眼差しを投げるクロコダイルと、呆れをこめた声を落とすギャルディーノをロビンはそっと眺めた。口を挟むことなくクロコダイルの予定を頭の中で描き、変動するかも知れないと空白を作っておく。
「まァ、予定を聞くぐらいはしてやろう。だが今日会えるとは限らねェからな」
「わかってる」
面倒なことになったという顔をしつつもどことなく楽しげな気配を見せるクロコダイルの表情をこっそり見つめて、ロビンは内心で驚きを隠せなかった。クロコダイルもそこまで積極的に人と関わろうとすることはあまりない。会社の利益につながるとなれば話は別であるものの、クロコダイル自身が純然たる興味で誰かに接するのを初めて見た気がしたのだ。入ってきたばかりのドアを再び開けてクロコダイルが退室し、ドフラミンゴへ連絡を取りにいく。その姿を見送り、ロビンはマリアンヌが描いてギャルディーノが彫っているものをしげしげと眺めた。先日見たドフラミンゴの絵は、マリアンヌがドフラミンゴへと渡していたのでここにあるのはもう一度マリアンヌによって描かれたものだった。紙の上であろうと、板の上であろうとマリアンヌの手は変わらず、そこには今にも息をしそうな姿を閉じ込められたドフラミンゴがいる。そしてその絵がギャルディーノによってまた命を吹き込まれていく感覚がした。
「彼のイメージはどう?」
「一言で言うなら、曖昧。きれいで無垢ででも汚れを厭わないしたたかさがあるの」
「ベンサムが好きそうなやつカネ」
「あやふやと曖昧は違う」
マリアンヌへふと思ったことを問いかければ、淡々とした声がまっすぐに答えを返してくる。そこに迷いはなにもなく、マリアンヌにはドフラミンゴという人間がそう見えているのだった。その答えにギャルディーノがここにはいない者を引き合いに出したものの、マリアンヌがあっさりと切り捨てた。
「まァ、そういうものかも知れない」
「できた?」
「せっかちだな君は!」
ギャルディーノの手元を覗き込んでその様子を確かめるマリアンヌに、ギャルディーノが声を上げる。ただそこに苛立ちはなく、あるのは呆れで、マリアンヌの挙動を厭うているわけではないらしかった。それもこの二人の関係性だからだろう、とひとり納得していたロビンはクロコダイルがドアを開いたことに気付いた。
「おかえりなさい、ボス」
「ありがたく思いたまえよ、マリアンヌ。今日の夕方会えることになった」
「ほんと!?」
「急に動くんじゃない!手元が狂うガネ!」
「あっ、ごめん。つい
……
」
「まァ、君がそれだけ気にしているというなら仕方ないカネ」
クロコダイルの言葉に顔をぱあっと明るくさせたマリアンヌが思わず、というふうに腰を上げる。それにはさすがにギャルディーノが窘めるように声を出した。はっとして素直に謝るマリアンヌへ、ギャルディーノがため息を吐いてその動きを許した。
「夕方なら間に合う?」
「粗くても良いなら大丈夫だろう」
「良い。早く見せたいから」
「ふふ、本当に彼のことが気になるのね、マリアンヌ」
「うん。ドフラを見てると、色が溢れてくるの」
「クハハハ、それなら何よりだ」
おだやかにマリアンヌへ声をかければ、真剣ないろをした眼差しと声が返り、ロビンはわずかに息を呑んだ。芸術家にこれだけ影響を与えるドフラミンゴという男が、すこしだけおそろしくなる。そんなロビンとは裏腹に、クロコダイルが実に面白そうに目を細めた。黄金色にひかる眸に浮かぶ、満足げな喜色にも似たものも、ロビンの背筋を震わせた。
「ボス、それに同行するのは誰になるのかしら」
「あァ、この間と同じで良いらしい」
「そう
……
」
「ロビン、寒い?」
「いえ、大丈夫よ」
すり、と腕をさすりつつクロコダイルに問いかけ返事に頷いてみせれば、マリアンヌが首を傾げてみせた。それに驚きを覚えながらもゆるりと首を振ってロビンは答える。人の感情にも聡いマリアンヌに息を吐き、気持ちを切り替えることにした。午後の予定も変わってしまったので、優先順位を変えなければならない。ただ今は急ぎの案件はなかったので、ひとまずはこの後の会談に合わせるべきだろうとロビンは判断して予定を組み替えることにした。
夕方までの仕事も特に問題なく終わり、ロビンはクロコダイルとマリアンヌと共に会社を出ていた。マリアンヌの手にはギャルディーノが彫った絵があり、その出来栄えは何度見ても惚れ惚れするものだった。二人の共作ともとれるそれは、実に眩く命の気配が色濃く漂っていた。
「素敵ね」
「ギャルディーノが上手いのよ」
「クハハハ、そこでギャルディーノに華を持たせるのかマリアンヌ」
「ほんとのことだもの」
ロビンの言葉に反応したマリアンヌへ、クロコダイルがおかしそうに声をかけてもマリアンヌはしずかに答えるだけだった。華を持たせた、という意識さえマリアンヌにはないだろうことは明白で、クロコダイルもそれにまた笑みを深めていた。
「そうか」
「そうよ」
存外やわらかな相槌を打つクロコダイルに頷き、マリアンヌがそっとギャルディーノの彫刻をなぞる。クロコダイルの頭の中ではこの作品にいくらかの値段がついているはずだとロビンは推測していた。それはクロコダイルの癖であり、値踏みして高値を付けたり売り捌いたりするつもりのものではなかった。クロコダイルにとって美術品や骨董品は娯楽で道楽である。それでも、だからこそ、クロコダイルの見る目は確かだった。
前回と同じく近くのパーキングへ駐車して、ロビンたちは車を降りた。社長であるクロコダイルが直々に運転するのはどうなのか、とよく思うのだが、本人は運転が好きらしいので気にもしていなかった。クロコダイル曰く、他人に命を任せられるか、ということなのでそれもまた本心だろうなとロビンは思っている。
受付に足を向けて用件を告げれば、受付嬢がおだやかに微笑んで案内を請け負った。やわらかになびくミントグリーンの髪が、受付嬢にはとてもよく似合っている。凛とした佇まいも歩き方のしずけさも、ロビンにとっては好感のもてるものだった。それをクロコダイルとマリアンヌは気にもしていなかったものの、意識を向ける先が違うせいなのだとロビンは理解している。
「では、こちらでお待ち下さい」
「ありがとう」
受付嬢に案内された部屋へ入り、ロビンは入り口にほど近いところに立って控えることにした。マリアンヌは許可を待つわけでもなくソファへ座り、手にしていた作品を撫で付ける。指先に伝う感覚に満足げな顔をして、マリアンヌがソファの背へ身体を預けた。クロコダイルはマリアンヌの傍らに立ち、先に座ることなく佇んでいて、一応の礼節を欠くことなくいるようでロビンはぱちりと目を瞬かせた。
「待たせてすまなかった」
「いや、こちらこそ急に申し訳ない。マリアンヌが、」
「ドフラにこれを見せようと思ったの」
ガチャ、とドアを開いて入ってきたドフラミンゴが申し訳無さをにじませて言うのに、おだやかに応じてみせたのはクロコダイルだった。そのクロコダイルの言葉も遮って、席を立ったマリアンヌがドフラミンゴの傍までかろやかに歩み寄る。その様子をドフラミンゴの後ろに控えていたヴェルゴが睨め付けていたものの、何かを言うことはしないようだった。
「俺に?」
「そう」
「これは
……
彫刻、か
……
?」
「それならドフラにももっと見えるかと思って」
身を屈めてマリアンヌと向き合ったドフラミンゴに、マリアンヌが手にしていた作品を手渡した。その重みを受け止め、表面をなぞったドフラミンゴがはっとしたようにマリアンヌの顔を見つめる。そうしてこぼれた静かな問いかけに、マリアンヌが頷き、本当になんでもないことだと言ってのけた。それを、ドフラミンゴがどう捉えたのかは判然としないものの、ロビンには胸を打つ感覚だったのでは、と邪推してしまった。
「フッフッフッ
……
!確かにこれなら、よく見える」
「でしょう?ギャルディーノに頼んだから、いちばんわかりやすいはずよ」
「ギャルディーノ!?これは、ギャルディーノが彫った、のか!?」
マリアンヌにとって当たり前の事実を口にするのに、ドフラミンゴが確実に驚きの声を上げた。サングラスの向こう側では、その目が驚きに見開かれていることが容易に想像できる反応にマリアンヌが首を傾げてからドフラミンゴの問いに肯定を返す。
「もちろん」
「ギャルディーノもうちの社員だからな」
「は
……
?」
「あまり公になっているわけではないけれど」
クロコダイルがなんでもないふうに言い放つのにドフラミンゴが唖然とし、ロビンの補足に言葉をなくした。よほど衝撃だったらしく、すこしの間ドフラミンゴの口は開いていて、クロコダイルがそれにちいさく笑みをこぼしていた。クロコダイルとマリアンヌを交互に見遣り、ドフラミンゴがゆるりと首を振る。
「まァ、マリアンヌがいる時点でそれも当然か
……
」
「わかってもらえて何よりだ。ん
……
?」
「ボス?」
「電話に出てくる」
息を吐くように言ったドフラミンゴに頷いたクロコダイルがポケットに手を当てて眉を寄せ、スッとスマホを抜き取った。そこに表示された名前は見えなかったものの、クロコダイルの表情がすうっと消えていくのにロビンはちいさく嘆息する。誰かが面倒なことを起こしたのではありませんように、とかすかな希望を抱きつつ、退室するクロコダイルを見送った。
「それにしても、本当に見事に出来てるなァ」
「ギャルディーノが上手いから」
「
……
確かに、ドフィがよく再現されている」
「元はマリアンヌの絵だろう?それがこうも完璧なのは二人の相性の良さも一因だろうな」
そろりと指で感触を確かめ、じっと作品を見つめるドフラミンゴがしみじみ呟くのに、マリアンヌは当たり前でしょう、と頷いてみせる。それには誇張もなにもなく、本当に事実のみがのせられていた。気難し気な顔をしていたヴェルゴさえ納得している様子にロビンはすこしだけ微笑ましい気持ちになってしまう。
「そう?わたしはギャルディーノの手を信じてるだけだけど。あ、でも視力が弱いっていうのは、ジェムとミキータから様子を聞いて、」
「JaMまで知り合いなのか!?」
「二人とも、うちの社員よ」
「
…………
どうなってるんだ、あんたたちの会社は
……
いやここは社長の統率力の問題か?」
マリアンヌの口から語られたことにドフラミンゴがぎょっとしたように声を上げ、ロビンはごく自然に頷いてみせた。JaMというのは、ピアニストのジェムと、踊り手のミキータの二人ユニットで、ジェムの演奏にのせてミキータが踊る、というパフォーマンスを行っている。その名前もかなり浸透していて、二人の公演チケットは即完売することも多かった。ミキータは健常者なのだが、ジェムはドフラミンゴと同じくロービジョンで、視界が不明瞭なのだという。その辺りの情報もおそらく知っているだろうドフラミンゴが、驚き疲れたように呟き、ソファへと腰を下ろした。
「ボスはわりと関心が広くて」
「そうだろうな
……
」
「でも今いちばん興味があるのはドフラよ」
「
…………
は?」
「どういう、ことだ」
ロビンの言葉に続けてそういえば、とマリアンヌが口を開く。それにドフラミンゴがぽかんとして、ヴェルゴは不愉快そうに顔をしかめた。二人の様子を気にもせず、マリアンヌが淡々と事実だけを伝えていくのに、ロビンも頷いてみせた。
「だって今日、ちょっと嬉しそうだったもの」
「ええ、確かに。機嫌が良いわね」
「答えに、なっていないが」
「ドフラミンゴさんがボスの興味を引く存在、ということですね」
「
……
」
マリアンヌとロビンが同じ意見を共有する中、ヴェルゴが納得できない、という顔をする。ヴェルゴの低く唸る声にも怯まず、ロビンは静かに答えを返した。興味、という言葉にどんな意味が隠されていようとも、ロビンに言えることはそれだけなのだ。クロコダイルの表情は一見すると感情が何も無いように見えがちなのだが、実のところは、表情に豊かさが欠けているだけだった。そうしてマリアンヌの指摘は正しく、ドフラミンゴに会う時、クロコダイルが表情をゆるめていることは多かった。ドフラミンゴに興味がある、と態度にも出ているクロコダイルの様子を思い返しつつドフラミンゴを見遣れば、その顔には困惑が浮かんでいたものの、嫌悪や猜疑といった負の感情は見当たらず、ロビンは、あら、と目を瞬いた。クロコダイルに対する印象がそう悪くなさそうな気配に、瞠目したロビンはマリアンヌに視線を投げ、その顔がどことなく満足そうなのに息を吐いた。
「ボス、おかえりなさい」
「席を外して申し訳なかった」
「いや、気にしないでくれ
……
」
ふと落ちた沈黙を、ドアが開く音が破る。それにマリアンヌが真っ先に反応し、ドアを開けたクロコダイルは眉を寄せつつドフラミンゴへ声をかけた。クロコダイルの声にかすかな動揺を浮かべたドフラミンゴにロビンは気付かなかったふりをして、ヴェルゴからもれ出る苛立ちにも目を瞑る。
「本当にうるさい男」
「マリアンヌ」
「クソガキが
……
」
「ヴェルゴ」
口を閉じていたロビンの代わりというよりは堪えきれずにこぼされたものにロビンは額を押さえて名前を呼んだ。制されたからといってマリアンヌの態度が変わるわけでもないものの、さすがにそれは、という思いだった。不愉快さを隠しもしないヴェルゴの呟きにはドフラミンゴが強く窘めるように名前を呼んでいて、ロビンは苦労が多そうな人たち、と思ってしまった。
「時にドフラミンゴくん、パスタは好きかね?」
「は?」
「あっ、ザラの店ならわたしも行く」
「嫌な報告じゃなかったみたいで良かったわ」
そんなどこか張り詰めた空気を読むことなく、クロコダイルがドフラミンゴへ声をかける。唐突な問いに目を丸くするドフラミンゴを置いて、マリアンヌがぱっと顔を明るくさせた。クロコダイルの様子から先ほどの電話が面倒なものではなかったと判断して、ロビンはほっとする。
「いや、どういうこと、だ
……
?」
「ボスが食事に誘ってるだけ。ドフラ、パスタは嫌い?」
「嫌いなわけじゃないが
……
」
「それなら決まりね」
困惑を浮かべてどうしていいかわからない、という顔をするドフラミンゴに、マリアンヌが笑顔を向けて手を取った。一緒に食事ができる、と嬉しそうにするマリアンヌへ、苛立ちが増したヴェルゴの声が落ちる。
「何を勝手に決めている。ドフィの都合も少しは考えろ」
「ヴェルゴ、大丈夫だ。この後に予定もない」
「ドフィ
……
」
「せっかくの誘いを断ったりできないだろう」
「
…………
ドフィが、そういう、なら」
「ザラの作るパスタはすごく美味しいの」
「先に電話しておきますね」
ヴェルゴの苛立ちを抑えるためにやわらかく声をかけるドフラミンゴに、ヴェルゴが苦々しい顔をして頷いてみせた。すこしも納得がいっていないヴェルゴへドフラミンゴがおだやかに微笑んでいるのを見ながらロビンはザラへと連絡を入れ、いつもの個室の手配をする。そしてちらりとクロコダイルに視線を投げ、その顔が満足げなことに再び額を押さえそうになってしまった。
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