もちこ
2023-05-07 11:46:45
1709文字
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エーデルワイス あとがき解説

犬飼澄晴は春の季語

エーデルワイスあとがきです。

まずは読んでくださった方々、更新ペースゆっくりにも関わらず、最後まで見守ってくださり本当にありがとうございました。私はこれまで、更新が6年前に止まってる占ツク小説とかを生み出してきた大罪オタクなので、完結は一種の奇跡だと思ってます。よ〜く頑張った!東さん褒めてください
更新の期間が数ヶ月空いても読み始めてくださる方がいたり、何度も読み返してますという声が届いたおかげで、最後まで頑張ることができました。私は個人的な発言が少ないし、限られた文字数では感謝の言葉も同じような言い方になってしまうから、気持ちがうまく届かなかったり、不安になることがよくあります。だから一言でも優しい言葉をかけてくださる方が現れると、自分でも自分を認められる気がします。心強い味方になってくれて本当にありがとう〜

読んでくださる方の邪魔をしないためにも解説は要らないかなと思ったのですが、色んな視点で楽しんで貰えたらもっと話が広がるので、書きながら考えてたことを少しだけ書こうと思います。

タイトルの【エーデルワイス】は犬飼の誕生日のお花から貰った名前です。地上よりも空に近い高山で花を咲かせる性質や、「初恋の感動」「大切な思い出」という花言葉が彼のイメージと書きたいテーマにピッタリでした。

特に思い入れがあるのは、帰り道の描写です。ふとした瞬間に“前にもこんなことがあったな”と思い出す光景や、きっと1時間後には思い出せないようなどうでもいいやり取り。記憶に残りそうで残らない、揺らぐ景色に焦点を当てながら、限られた時間を不安に思う心を映し出しました。
初めは別々だった帰り道がやがて同じになったり、無意識に互いの言葉を真似たり、2つの影が1つになる。お互いがお互いにとって唯一無二の関係になっていく過程も見所です。

『何気ない日常の中に幸せを見つけてしまうせいで、ゆるやかに変化していく日々が、新しく始まることのために終わりを迎えるものばかりだと気付いてしまう。陽だまりの中で寒さを感じて、好きって言葉が寂しく響くから、楽しいことしててもすぐ悲しくなる』
2話の朝マックで犬飼と共有した言葉は、2人の仲を縮めるきっかけになり、縮めすぎることへのストッパーにもなります。心の中の大事な部分にある言葉を交換していくうちに、お互いがかけがえのない存在になっていきます。

どんな大切な思い出でも、過去の記憶はだんだん薄れて曖昧になっていくように、話が進むに連れて時が経つと、出会った日の記憶は遠くなっていきます。
出会いから広がってきた2人の世界を初めて犬飼の視点から語るのが5話の『あの時、ほんとは俺も、一人になりたかった』という台詞です。出会いが自分を変えたということをこの時は皮肉っぽく伝えますが、6話の最後では素直な感謝の言葉に変わるのがエモポイントです。

エーデルワイスは薄暗いところから明るい場所へと歩んでいくお話なので、1〜6にかけて表紙のビジュアルもだんだん明るくなっていきます。このままバージンロードまで一直線で行って欲しいです。でも犬飼って自分の幼いところも自覚してそうだし確実に自信が持てるまでは結婚しようとか言わなさそう〜〜オタクを惑わせないで
お察しの通り、集中力が無くなってきたのでそろそろ終わります!

私は2年前、初めて犬飼の話を書いた時に『犬飼らしくて好きです』という感想を貰えたのが嬉しくて、それから犬飼の話を考えるのが好きになりました。
これからも読んでくださる方と私が、このキャラクターのこんなところが良いよね、って小説を通して分かち合える関係でいられると嬉しいです。

改めて、最後まで読んでくださりありがとうございました。かなり眼精疲労きてると思うので、目をしっかり休めてあげてくださいね。

エーデルワイスは加筆修正と書き下ろしを何本か入れて本にしたいと思っています。形にして手元に届けられる機会を作りたいと考えているので、どうか気長にお待ちください。皆さまいつもありがとう〜これからもよろしくお願いします!
新作noteもお楽しみに!^_^♡