ボーダーの仲間たちの飲み会で、「二次会行く人〜?」って聞かれて挙手してたら、隣に座ってる二宮に無言で腕掴んで手下げられる。「お〜?」「何々?」って周りの人達がこちらに注目すると、「三連勤明けでレポートの締切も近いので帰らせます」って問答無用のオカン面。
お店の前で解散する時、「送り狼すんなよ〜」とか「身の危険を感じたらすぐに連絡してね」とか言われてにのぴの眉間の皺が深くなる。「ちなみにホテル寄るなら方向あっちだぜ」ってさらに追い打ちかけてからかってくるKY太刀川には「とりあえず太刀川のために100均寄ってガムテープ買ってくるね」って笑って言い返す。「何に使うん?俺のこと殺して埋めんの?」「それもいいな」名誉毀損された二人で太刀川リンチして各自一発ずつ蹴ってからみんなと別れる。
「あースッキリした!酔いも醒めたわ」住宅街の方に向かって繁華街を横切ってたら、最近オープンしたと思しきアイス屋さん発見。「にのぴ見て〜!流行りの夜アイスのお店だ〜」「こんな時間までやってるのか」「アイス二次会しようよ!」服を引っ張って逃げられないようにすると、「まったく…後悔するなよ」って一緒にお店入ってくれる。
フレーバーに迷ってたら「どれとどれだ?」って一緒にメニュー覗きこんでくるにのぴに、「これとこれとこれ、あとこれも捨てがたい…あ、こっちもいいな」「せめて二つに絞れ」軽いチョップ付きの突っ込み入って店員さんに笑われる。彼の言う通り、気になるフレーバー二つに絞り込んで注文。半分こしてせめて二種類味わえるようにしてくれる優しさが心に染みる。注文後、「二宮ってこんな少女漫画みたいな気遣いもできたんだね…」って感慨深くなってると、無言のままの彼に頬引っ張られる。恐らく失言。
店内のイートインスペースでは、インスタ映えを意識した天使の翼ペイントが施されてる背景の席に二宮を誘導して心の中でニヤニヤするし、ピンク色の可愛い椅子に長い脚組んで座ってる二宮はまるでコラ画像。この光景を後世まで語り継がねばという使命感で盗撮を試みるけど、面白すぎて手震えてうまく撮れない。己の未熟さを悔いるけど、アイスが運ばれてきた瞬間全部の意識がそっちに持っていかれる。
「おいしい〜〜!嫌なこと全部忘れる味だ」一度食べ始めるともはやその手を止めることは誰にもできない。パクパク食べ進めながら「もう毎日今日がいい…」って呟けば「太るぞ」って定番のセリフで脅してくる。「やばいよね…でも毎夜アイスを食べる生活ができるなら私、結婚できなくてもいいかも」血迷うと「そんな覚悟をするな」って素早くツッコミ入るし、飲み会後とは思えない冷静さを持ち合わせた二宮、クールでかっこいい。
三十分くらいでアイス屋を出て、二宮がレポートにまつわる話をしてるのをラジオ感覚で聞きながら夜道を歩く。こんなどうしようもない奴でも見捨てずに何やかんや付き添ってくれてる二宮、やっぱり人として出来てるな〜とか考えてると、急に彼に感謝の想いを伝えたい気分になってくる。「私、場の雰囲気に流されがちなとこあるから、今日も二次会行くつもりだったんだけど…二宮が私の代わりに断ってくれた時、結構嬉しかった」結びが小学生の日記だけど、周りくどい大人の言葉を使わなくても、二宮は気持ちを受け取ってくれる。絶大な信頼。「お前は自分のことをわかってなさすぎる」「え〜そうかなぁ」「自覚しろ。お前が気付かないと、他の誰が気付いてやれるんだ」ゆるく流そうとしても、真面目な顔で目を合わせてくる。
俺がいつでも気付いてやる〜みたいな、無責任なことは絶対言わない二宮はやっぱりめちゃくちゃ大人でかっこいい。例えば好きな人を一番愛してその人にも一番愛されるとか、他者を介して初めて自分自身を大切にできるような手法が横行してる世の中で、誰かに対して自分自身を一番大切にしろって伝えられるのすごいなぁ〜と感心する。こういう人が、人の上に立つ人間になるべきだし、二宮を死ぬまで永久に支持するぞと決意。
「私多分これからも迷惑かけちゃうと思うけど、にのぴの優しい心づかいを当たり前にしたくないなってめちゃくちゃ思うよ」この人の言葉や行動の根底にある優しさが、誰にも伝わらず無かったことになりませんようにって思いを込めて発言する。急にそんなこと言われて、何て返せばいいのか迷うみたいな複雑な表情で、「にのぴって呼ぶな」と言う彼に「いつもありがとうにのぴ〜!」って絡んでまた頬キツめに引っ張られる。
家まで送り届けたら、決して玄関には入らずに「ちゃんと鍵閉めろよ」って扉閉めて施錠するまでを家の前に立って見張ってる抜け目のない二宮。家の中に入った後、インターホンを通して「気を付けて帰ってね〜!にのぴら〜ぶ!」って声張ると「早く寝ろ」という声が返ってくるけど、カメラが捉えたその顔は珍しくちょっと笑ってて幸せな気持ちになる。最初から最後まで大切に扱ってくれるにのぴを自分も大切にしたい、そんなことを改めて考えた夜の話。
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