はるの
2024-12-30 10:21:00
4905文字
Public 感想文
 

スター・トレック TMP

ネタバレ感想

ジム「思う存分走ってみようか」
スコッティ「いいですね」
ジム「スールー、ワープ1」
スールー「はいキャプテン」
クルー「どちらへ向かいますか?」
ジム「あっちのほう!」
エンプラちゃん「\ワープ/」
わたし「どこ行くねーーーん!!!!!」
✨〜End〜✨

爆笑した最後。いや帰って?!?!!この問題を解決するために宇宙に出たんだよね?!報告は?!それに君、臨時の艦長じゃないの?!目の前にあるよ地球?!?!袖章大佐になってたし、まじで駄々こねて降格までしたのまじで?!?!?!
やっぱあれですね、ジムをいつものクルーが揃ってるエンプラに乗せると戻ってこなくなる。それが宇宙艦隊の理。司令部頭抱えてるだろうなこんなにわんぱくなことそうそうないよ。

というわけで劇場版The Motion Pictureです。2001年宇宙の旅が出たあと、という感じがすごいする。スターウォーズの影響もすごく感じるし、エイリアンと同じ年に出てるんですねこれ。このSF豊作時期に作られてるなって雰囲気があって、それが好きな方も楽しいかもしれない。あと曲が良い。
ストーリーはアランディーンフォスターなんですねこれ!脚本を書いたわけではなく原案のようだけど、あの人spirkの人じゃないですか(過言)オープニングで名前出てきたときはワッてなりました。
そしてこれは、広義でなら、スポックの話だったと思います。わたしは真顔です。
論理に基づいて進化したら頭打ちになったから自分のルーツを求めて人間性と融合し新しい自分になって再出発する、それはこれからも感情に悩まされるということだけど、それこそが私自身である、という結末だよねこれは。ね、スポック。

コリナールの儀式、コリナールだ!ってなりました。字幕はコリナーになってたけど、音で聞くとコリナールだな。修行のせいか髪が伸びてて、AOSのジムならスポックって髪伸びるんだとか言いそう、などと考えていました。
修了を拒否するのってスポックからなんだなあなたの心の半分は宇宙にいます、みたいなこと言われてたけど、5年探査から帰って2年半ずっと?と衝撃を受けてました。ビジャーを感知した、というのもよく分からないんだけど、でもそれ以外の理由もあったんじゃないかと思っちゃう。スポック
あと休職してるのかと思ったら退職してて驚いた。ジムは帰郷なら何も言わないだろうけど、退職と聞いたら黙ってなかっただろうな。でも意外と素直にYESと言うかもしれない、スポックが必要だと言うなら、と聞き分けのいいフリはすごくうまそう。
ボーンズとはぜっっっったいに一悶着やりましたよね。喧嘩別れくらいはしてる、わたしはそう信じます。

地球のほう、TOSで本部の様子を見るのがはじめてで新鮮でした。けどすごく既視感があった。AOSってめちゃめちゃ参考にして作ってるんだな。
上官に駄々こねてエンプラに乗せてもらうジム笑った。相当駄々こねただろこれは。事件と聞きつけてエンプラしか対応できないやべーことなら私がやるってなるの、ジムもジムの半分は宇宙を彷徨ってるんだなって思います。2年半の間、ずっと地上勤務しながら、自分の半分は第3宇宙速度を超えてたんだろうなと思うと、ジムの提督時代もちょっと見てみたいです。あとヴァルカン星あたりでちょうど自分の半分を持て余してる人がいるから、足したらひとり出来上がるんじゃないかな、宇宙を駆けるやべーやつが。

ピカピカのエンプラを見るジムがすっごいにこにこでうれしそうなのかわいいし、白髪混じりで髭も生やしたスコッティが安心してにっこり見守ってるのも良い。スコッティも中佐に昇進してるみたいなんだけど、相変わらずエンプラ直してんだねこれたぶん駄々こねたよね。5年探査から帰ってきたあとの人事査定、上層部でエンプラの連中って呼称が流行ったと思うたぶん。スコッティのAye, sirがいつものすぎて親しみこもってて好きです。ブリッジでいつものみんながワッとなるのもかわいかった。
スポックだけいないんだなってなったけど、そういえばジム、科学士官にはヴァルカン人がいいって言いました?だからあのヴァルカン人さんを配属してたの?わたしはパートナーにやたらテレパスを選ぶエリックレーンシャーのことを思い出しました!違う映画の話をするな。
ヴァルカン人なら誰でもいいんですねって揶揄されてほし〜んだけど、スポックはというかニモスポはそういうこと言わなさそうだから、わたしが代わりに言っておきます。ヴァルカン人なら誰でもいいんですか、キャプテン?言外にザカスポなら言いそうを匂わすな。だって言いそう。言ってくれ。ジムの反応が見たいんだ。

まあでもデッカーは納得せんよな〜〜突然理由なくプロジェクトリーダー外されるようなもんだもんな。ジムもろくな説明をしないし。緊急事態なので責任者が出ます、くらいのフォローはしても良いと思うんだけど、しないんだよなこのジムは。まあジムも、エンプラのリニューアルで知らん要素がいっぱい増えてて、やたら自分の体を大きく見せて自分を守ってるような状態だったから、気が回ってないのだろうけど。TOSはジムのこの部分を不完全に書きますよね。
デッカー艦長良かったです。なんていうか、頭が良い。最初ジムとめちゃめちゃ敵対するのかと身構えてたんだけど、ジムのめんどいところはうまくいなして自分のできることをやってて良かったです。
処置についてデッカーのほうが正しかったときのジム、でっかプライドが垣間見えるのうわーってなったし、それでもデッカーが正しかったと褒めるのは良かったね。ボーンズに釘を刺されてからは真面目に取り組んでる感じだったし(ありがとうボーンズ)、最後はジムって気安く呼ばれてて良かった。ジムはすげーめんどいとこあるけど、きちんと努力しようとするから好きです。
でもアンドロイドのアイリーアをハニトラしろというのはめちゃくちゃ酷な命令だよ

ボーンズといえば、はちゃめちゃ乗船拒否をする人がいると聞いてうきうきで迎えにいくジムを見た瞬間に登場を確信したけど、すんげー髭生やして艦隊から遠のいて二度と航宙艦には乗らないと誓ったらしいボーンズがきっちり転送されてくるの、分かっていても面白かった。おかえり。これは徴兵だ!とわめいてる彼に、ジムがただ”I need you”と言うだけで黙ってしまうところ、手を叩いて喜びました。ボーンズはほんっっっとうに、ほんっとボーンズは、もう!!!
今回のボーンズ、ジムへの助言が本当に行き届いてて良かったな。この人はジムのことをすごくすごく心配するけど、クルー全体を見てきちんと意見をするので、そういうとこメディカルオフィサーだなって思う。というかボーンズも今の医療主任の方とどうコミュニケーションしてるんだろう。もしかしてチャペルが主任になってるのかな。そうならうれしい。

_人人人人人人人人人_
> 突然のスポック <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

は?????みたいな顔してるチェコフふいた。突然すぎん?!?!あと黒のローブがすごい好き良い好きすごい好き
空気読まずにやってきてそれが当然みたいな顔してるスポックあまりにスポックなので大好き
デッカーも全力で科学主任の座を譲るじゃんなんなの???名声が轟きすぎてるだろスポックの
そしてジムがうれしそう
すごく、うれしそう
スポックに許されるやいなや艦隊に再登録するそのスピードたるや
スポックは誰の感情にも乗らないでのっぺりとしてて、みんなが変だなと思ってるシーン、たぶんおかしいなって思われること自体が"コリナールの境地に達したヴァルカン人"からしたらおかしなことなんだろうなってなってました。雑談をまったくしねえって目を合わせてるジムとボーンズかわいい

ジム必殺のI need youも効かないくらい無感情になってるスポックに驚いたけど、スポックはコリナールの首飾りを地に落としたこと絶対に引きずってると思うので、こういう態度になるのも頷けるわ
ジムとボーンズはコリナールをやると聞いたうえでスポックを故郷へ送り出したみたいだけど、勇気だっただろうな。知ってるスポックではなくなるかもって気持ちと、でもスポックはスポックだという気持ちと、スポックの望むようにさせてあげたい気持ちと、スポックには変わらずそばにいてほしい気持ち、あっただろうから。スポックの辞職周りで起こったことを見たいよ〜〜〜〜ジムはあの眉尻下げる顔で笑ったんだろうな。ボーンズは絶交を口約束しましたか?かわいいね。ジムがジムがってジムのせいにして引き留めてそう、本当は自分もさみしいのにね
スポックもたくさんのスポックがたくさん考えて出した進路だっただろうな。彼は常にアンビバレントな人だから詳細が欲しいです先生!!!

スポックがほぼ反乱じみた手法で最前線にひとりで突っ込むの、何事すぎたんだけど、スポックってなんか最初からこの建造物と通じ合ってんですよねなんだろ、やっぱ似たもの同士だから?
で、場面が切り替わったら、同じ場所に誰かいるじゃないですか、まさか?って思ったら案の定ジムで、いつでも現場に駆けつけるジム&スポックが成立しててわたしは全開笑顔になりました。君らのそういうところだよ。

そんでやばい精神融合をしてきたスポックがさ〜〜〜ぜんぶわかっちゃった、みたいなほほえみとともにジムを見るじゃん?Jimと呼んでジムの手を握って、this simple feelingって言うじゃん???この感情はビジャーの理解を超えてる、って。ジムも両手で握って頷くじゃん。もうね

ねーーーもうね

すべてロジカルに動くマシンというのはスポックの目指していたところじゃないですか、けどそれに触れて彼が感じたのは、不毛と冷たさというね。Is this all that I am?って問いたいのはたぶんスポックもだろうし、それはオフィサーであることを取ればヴァルカン人であることがままならないスポックが人生を通して見つけていくしかないもののように思います。ビジャーとの精神融合で、this simple feelingを分かりたい、分からないようにはなりたくない、と彼が思うなら、それがたぶん今のスポックの、今出せる答えで、だからこのシーン以降からよそよそしさが消えて、ジムの隣にいるいつものスポックのふるまいになってるんだと思う。彼が"分かった"のは、そういうことだったんだろうとわたしは思いました。
そういう意味でスポックはビジャーに詳しくなったのだろうし、のちの対話につながるんじゃないかな。この、ねえ
なんかよくわかんないけどスポックが手を伸ばしたから、という理由で迷いなく手を取ってくれるジムが、スポックの答えなんだと思うよいつだってなんかすごく泣けてきたスポック

落ち着くためにビジャーの話をしよう。でっか構造物のデザインとか中身とか、面白かったです。この頃流行ったSF感がある。シンギュラリティに達した機械世界の造形物というのも面白かったな。
本体を見た瞬間、わたしはボイジャーくんが好きなので「だからビジャー!」と叫びました。ろ、6号???ボイジャーくんは77年に出発してるので、まだ続くと思われてたのかな。びっくりしました。
デッカーが覚悟を決めたのならそれを尊重するが良いやつだったのになという一抹の気持ちもありますが、ジムが行方不明扱いにしてくれたので、もしかしたら高次元体みたいになった彼と会える日が来るかもしれませんね。
あとアイリーア、アンドロイドの表情にふっとアイリーアが戻ってきてまた消えるシーン、めちゃ良かったです。うまい。

で、ジムは早く地球に戻って司令部に事件の詳細を報告をしてください。ほんと声出して笑ったからな最後