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木蔦(キヅタ)
2024-12-28 15:16:48
2604文字
Public
ちょぎくに コメディ
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言葉が足りないまんばと、片想い中の長義くんの話【ちょぎくに】
(くっついてないちょぎくに)
遠征:天下泰平(打刀1、太刀1)に行くことになったまんば。
「はぁ??ダメだ!二振りっきりで泊まりだろ!?絶対ダメだ!(太刀なんて偽物くんを狙ってるやつばかりなのに!)」
「なんで
…
」
「お、お前は近侍だろう!主の元を離れる近侍がいるか!」
「しかし資材不足で、それに他に行けるやつが
…
」
「か、代わりに俺が行く」
しかし一緒に行く太刀が山伏で、何とも居心地悪い思いをするチョーギヤマンバギリだった。
(自分の兄弟を偽物呼ばわりする本歌なんて、良い感情があるわけないじゃないか〜〜!)
(というか兄弟と行くならそう言え〜〜!)
♪あいつもこいつもあの籍をただひとつ狙っているんだよ
この本丸で一番の美人の隣を〜
運営費が底をつきそうなため、まんばが出稼ぎに行くことに。
「どうやって稼ぐんだ?」
「体で稼ごうと思う」
「はぁ!?何考えてんだ!」
「売れるものもないし、この身ひとつしかないから仕方ないだろ。それに意外と金になるんだ」
「まさか、したことある、のか
……
!?」
「ある。写しの俺がそんなことをしているのが物珍しいのか、ジロジロ見てくるやつが多くてな。あまり見られるのは好きじゃないが、そのお陰で金は
…
」
「見損なったぞ!!なんで金のためにそんなことをするんだ!」
「この本丸のためだ、仕方ないだろ。それになかなか評判は良いんだ。最初本丸でやってみたがみんなから好評で
…
」
「本丸で
…
!?」
「みんな楽しんでくれた。俺なんかで喜んでもらえるなら安いもんだ」
「お前、そういう自分を安売りするのはやめろ!仮にも俺の写しなのだから
…
」
「特に短刀達が喜んでくれた」
「は?短刀?」
「斧と薪とみかんでお手玉したら歓声をもらった。刀でもできるぞ。今度は玉乗りにも挑戦しようと思う。一番得意なのはマシュマロを投げて口でキャッチするやつなんだが、あれは相手がいないとできないからな」
「
……
大、道、芸
……
!」
「こんなに根掘り葉掘り聞くってことは、長義も興味あるのか?一緒に行ってくれるか?」
「俺は見せ物なんかごめんだね!ひとりで行け!!」
「しかしふたりいないとマシュマロができない
…
。ひとつ芸が減ってしまうな
…
」
「う
……
」
「来て、くれないのか
…
?🥺」
「い、行けば良いんだろ!!ただし俺はやったことないからな!!」
「大丈夫だ、俺はひとの口目掛けて投げるのが上手だ」
「キャッチする方じゃないんかい!」
ってなんだかんだ巻き込まれ、最後にはまんばよりもノリノリになってる(外面はいいので、観客がわー!ってなると良い顔してしまう。そして長義は器用だから見よう見まねでできたりする)
ある日の風呂場で。
「お前がこんな時間に風呂など珍しいな」
「長義か。いつもは人気がいない夜中なんだが、今日はちょっとな」
「ちょっと?」
「主の夜の相手に選ばれた」
「は!?」
「だから風呂に入っておこうと思って」
「待て、なんでそんな
…
。あ、主は刀とそんなことをするのか
…
!?」
「毎日してるぞ」
「毎日!?」
「主の唯一の楽しみだからな。上手い刀も多いから主も飽きないんだろう」
「唯一の楽しみ
…
」
「俺は下手くそで、つい相手のペースに巻き込まれて翻弄されてしまう。何もできないからつまらないと思うんだが、今日は写しを弄びたい気分なんだろう」
「まぐろってことか
…
?そして主は今夜は主導権を握りたい気分だと
…
??」
「まぐろ
……
?まぐろの時もあるが
……
」
「いや話を聞く限りまぐろなんだろ。しかし主に命じられたからと言って、夜伽など
……
!」
「よとぎ??」
「え?」
詳しく話を聞くと、主の趣味の将棋の話だった。
「お前、最初からそう言え
…
!」
「いや夜の対局は全員知っているものだと」
「紛らわしい言い方するな!」
※まぐろというのは、酒入り対局の場合、つまみとして刺身が出てくる場合があるということです。
ある日のこと。
「長義、長義
…
」
「どうしたんだ、コソコソして」
「実は子ができてしまった。どうしよう」
「は!?」
「俺では育てられない
……
!」
「な、な、な
……
」
「こんなこと打ち明けられるの、お前しかしなくて
……
。だから助けて欲しくて
……
」
「ち、父親は
……
」
「どこぞとも知らぬやつだ」
「ゆきずりの男とそんなことをしたのか!」
「こっそり本丸に何日か来てて
…
その時に
……
」
「お前は!なんでそんなやつと!」
「お、俺だって仕方なかったんだ!その時は仕事も忙しくて疲れてて、うとうとしてるうちにそんなことに
…
」
「ね、寝てる間にxxされたのか
…
?主は知ってるのか?」
「主には言えない!」
「なぜだ!」
「だってきっと怒られる!」
「だけど悪いのはそいつだろ!」
「そいつ以前に俺が悪いんだ
……
!主も、歌仙や燭台切も、ダメだって
…
!本丸のみんなも主には逆らえないし
…
!それなのにコッソリこんなことをしてた俺のせいなんだ!だからこんな相談できるのは長義だけで
…
」
「待て、何か話が噛み合わない。俺は知ってる。何度も思い知った。これには裏があるな?ちゃんと具体的に話せ。妊娠してるんじゃないのか?」
「妊娠はした。もう生まれた」
「生まれた!?早くないか!?」
「俺も最近少し腹が出てきたなって思ってたが、気づかなかった」
「いやお前は気づけよ」
「だから子どもをどうすればいいか困ってて
…
」
「その子どもはどこにいるんだ」
「母親が見てる」
「ははおやがみてる」
「母親が見てる」
「待て、お前が妊娠したんじゃないのか?」
「なんで俺が妊娠するんだ?俺は男だ。子を産んだのは俺がコッソリ飼ってた猫だ」
「猫かい!」
「子猫が5匹いるんだ。俺では養いきれない。主には猫を飼うことは反対されたからこっそり飼ってたんだ。厨からパンとかミルクとか掠めて。それなのにこんなことになるなんて
…
!」
「あーそう
……
」
「父親は春に何回か来てた野良猫だ。黒斑のやつを何度か見かけたんだ。あいつに違いない」
「あーそう
……
」
「頼む本歌、子猫を見殺しにするなんてできない。だからと言ってこのまま野良にするのも危険が伴う。引き取り手を一緒に探してくれないか?🥺」
「あー!そう!」
探してあげました。
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