Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
木蔦(キヅタ)
2024-12-28 12:38:52
4217文字
Public
ちょぎくに コメディ
Clear cache
汚職事件の漏洩を防ぐために長義から証拠を回収しようとする政府まんばの話【ちょぎくに】
ちょぎくに
※工口いことされちゃう話なので注意!
まんばは政府の刀。
重役が露呈するとまずい汚職事件を撮られたらしい。撮った人物は特定できたが、既に写真のマイクロカードは手放していた。拷問の末、吐かせるとある物に詰めて外部に流したと言う。
外部に出す時に隠した本人の失態により、お守りは他の物と紛れてわからなくなってしまった。そしてそのまま出荷されてしまった。
それはなんと本丸に配布した桃色のお守りの中だった。
そのお守りの痕跡を辿るとひとつの本丸が浮かび上がった。
まんばは秘密裏にカードを回収するために政府からその本丸へ派遣されたのだった。
その本丸はたまたまクニヒロヤマンバギリがいなくて刀解や連結をされずに済んだ。
それとなく審神者に探りを入れると桃のお守りは長義に渡したという。
まんばは長義からお守りを盗み出すことに。
(ここまでが前振り。お疲れ様でした。)
まんばは長義が留守の間に部屋に忍び込み、お守りを探す。引き出し、箪笥、押し入れ
……
いろんなところを探すがない。
「なーにやってんの?」
「!」
遠征で当分帰ってこないはずなのに長義がいた。まずい。空き巣として突き出される
…
!
「俺はお前を初めて見た時から怪しいと思ってたんだ」
そんな時から警戒されてたなんて。まさか遠征に行くというのも、自分を誘き寄せる罠だったのでは?
「お前が俺に惚れているってな!」
(ㆆ_ㆆ)
………
?
「お前のじっとりとして熱が籠った瞳!物欲しそうな表情!艶めいた仕草!すべて俺を誘うためだろう
…
!隠していても俺にはお見通しだ!」
(ㆆ_ㆆ)???
「大方、部屋に侵入したのは俺にまつわる物が欲しかったんだろう?」
(ㆆ_ㆆ)?????
「まぁ、お前がどうしてもと望むなら、俺の恋刀にしてやってもいいけど?」
「いや別に
……
」
「じゃあただのstkとして審神者に突き出
……
」
「俺すっごく長義の恋刀になりたかったんだ!嬉しいな!」
「最初から素直になればいいものを」
うんうんってしたり顔している。
(なぜこんなことに
…
?いやでも恋刀になればお守りを盗むチャンスも増える
…
!前向きに考えるんだ
…
!)
こうして恋刀になる。
まんばは探すところが間違っていたと反省した。
お守りは刀剣破壊を防ぐ物なので、普通は肌身離さず持ってるだろう。だから長義の服を調べるべきだった。
(あいつ、いつも戦闘着を着てるな
……
どうにか探れないものか
……
)
そしてチャンスが回ってきた。
「国広
……
」
部屋でふたりきり、長義がまんばを抱きしめてきた。
これなら自然にポケットに触れられる。
まんばは長義のスラックスに手を這わせる。
(ここは
……
ない)
ならばジャケット。
ススススと胸に移動して探る。
(ない
…
一体どこに
…
)
「誘ってるの?そんないやらしい触れ方して」
「誘っ
……
?」
「そこまで煽られたら抱かないわけにはいかない」
「抱く
……
!?」
「期待には応えるよ。うんと快くしてあげるね」
「待て、そんなつもりじゃ
……
!」
アーッ!!
暗°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°転
酷い目にあった。
めちゃくちゃにされて、気絶してしまった。
近くに服が落ちてたが、がっちり抱きしめられていて探すことはできなかった。
失敗した。
まんばは戦闘着を脱ぐ夜を狙おうと考える。夜には寝巻きに着替える。だから脱いだ服や明日着る服を探れば出てくるはずだ。身体はないから、いくら触ってもいやらしいと言われない。
まんばは洗濯当番から長義の服を受け取り、部屋に行った。ちなみに脱いだ方の洗濯物の中にはお守りはないと確認済み。
「長義、お前の分の服も受け取ってきた」
「ああ、すまない」
「箪笥の中に仕舞っておくな」
自然な流れで箪笥を開ける。お守りを明日着る服に入れ替えているならここにあるはずだ。
不自然にならない程度に探る。
………
ない!
「夫婦みたいだな」
「そ、そうか?」
まだ入れ替えてないのだとしたら、お守りは机とかにあるかもしれない。ぐるりと部屋を見渡すが見つからない。
「お前の魂胆は丸わかりだ」
「え!」
ドキッとした。
壁際に追い詰められる。じっと長義がこちらを見つめている。
「夜這いに来たんだろ?風呂の後訪ねてくるなんて」
首元に顔を埋めてスーッと深い呼吸をしている。
「俺の匂いまで纏って」
(本丸備え付けのシャンプーを使っただけだが!?)
「口実まで作って俺の部屋に来るなんて」
(いや口実は口実だが!目的が違う!)
「抱いてって言えば良いものを。いじらしい」
アーッ!!
暗=͟͟͞͞( °ω° 三 °ω°=͟͟͞͞)転
お守りはどこに保管しているのかわからなかった。
まんばは考えた。
確実に持っているというところを狙えばいいのでは?
戦闘中は確実に服の中にあるはず。
またまた一緒に出陣することがあり、チャンスが訪れた。
しかし問題はどうやって彼の服に触るかだ。
一見難しく思えるが、まんばには強い立場があった。
(俺は新人だ!)
戦闘に不慣れゆえ体調を崩した、と装った。
「大丈夫か?本丸に戻った方が
…
」
「少しふらつくだけだ
……
少し休めば良くなる
…
」
「ここで休憩にしよう。こいつは向こうで少し休ませてくるから各々好きにしててくれ」
長義がわざわざふたりきりになってくれた。人目が少なければやりやすい。ラッキー。
「長義すまない、迷惑をかけて
…
」
「水を汲んでくるからここで座っていろ」
わざわざジャケットをまんばに掛けて、長義はいなくなった。
(これでゆっくり探せる)
すべてのポケットをひっくり返し、内ポケットも探し、縫い付けてある可能性も視野に入れて探したが見つからなかった。
(もしやズボンのポケットか?ベストか?)
パンパン!とジャケットを払っている所に長義が戻ってきてしまった。
「元気そうだな?」
「あ
…
!」
「もしや仮病か?」
「えと
……
」
どう誤魔化すべきか。長義のベストを探していたことをなんとか言い訳しなくては。
「まさか俺とふたりきりになりたくて?」
「え!?」
「違うのか?」
「そ、そうだ!」
「いけない子だな」
その場に押し倒される。
「え、長義、俺はふたりきりになりたかっただけで、別に
……
」
「具合が悪いと言ったのも身体を診てほしかったからだろう?どれ、どこが悪いのかくまなく視てやろう」
「えっ」
暗。・*・:≡( ε:)転
別の観点から攻めてみようとまんばは考えた。
「長義、今流行ってるおまじないがあるんだが
…
」
「なに、お前まじないなんか信じるタチか?」
「お守りを交換すると永遠に結ばれるって言うのがあるんだ。だから交換しないか?🥺✨」
まんばは万屋でお守りを買ってきた。(経費で政府に請求するつもり)安いやつだと文句を言われるかもしれないからお守り極。
「ああいうのは霊力のない刀がやっても意味ないんだ」
(渋るなんてお守りを渡したくないのか?)
「まじないと言っても、これは女子供の願掛けやお遊びで
……
」
(気が進まなそうだ
…
これはまずい。)
「長義にはいつも元気でいて欲しくて、小遣いをはたいて極を買ってきたんだ
…
。俺の気持ち、受け取ってくれないのか?」
「
………
」
「あ、あい、あいしてるんだ
…
!子供騙しのまじないだとしても、やりたい」
「
………
」
「恋刀の頼みを、聞いてくれないのか?」
「
……
わかった」
よーし!!
長義はシャツの胸ポケットから桃色のお守りを出す。国広に手渡した。
任務٩( 'ω' )و達成!
手渡す際に長義がボソボソ何かを呟いていたが、気にせずに受け取り、長義には代わりのお守りを押し付けた。
まんばは急いで自室に戻り、お守りの中を確かめる。
中にはマイクロカードがあった。
(よかった
…
!ついに
…
!)
これを政府に送る手配をする。そして自分の配属を戻してもらえるように書き添えた。
程なくして上司から労いの言葉と重役に渡した旨、そして間違いなく例の証拠のカードだった事を言われた。
しかし
「お前の配属は戻せない」
「え!?」
理由を聞くと、完全にここの審神者の霊力で染まっており、政府に戻すと何らかの不具合が起こる可能性を示唆された。
「しかし数ヶ月程度なら大丈夫だと
…
!」
「わからないが事実、そうなのだから
…
」
今回の報酬は払うが、今後はそこの刀として勤めるようと言われた。解雇。
_( _´ω`)_ペショ
打ちひしがれていると、長義がやってくる。
「国広」
めちゃくちゃ笑顔。
「主に頼んでふたり部屋にしてもらったよ。だから荷物移動させて」
「は?」
「永遠に一緒にいたいなんて、かわいいことを言ってくれる。だからいつでも一緒にいられるようにしたんだ」
「え、えと、長義。実はその、お前と別れたいんだ。だから相部屋はなかったことに」
「は?許さないよ」
「ヒッ」
「どうして突然そんなこと言い出すの?」
「いや、その、写しなんかが分不相応だと
……
」
「それを決めるのはお前じゃない」
「ヒッ」
「それにお前は俺に縛られてるから、どんなに離れても嫌いになっても無駄だよ」
「は?」
「まじない、しただろ?」
「しかしあれは女子供のお遊びだと
……
」
「霊力のない者がやったらね」
真実はどうあれ、長義は山姥を斬った伝説がある霊刀だ。神刀には劣るとしても少なからず霊力はあるはず。
「まさか
…
!」
そういえば交換する時にブツブツ呟いていたのを思い出した。あれはまじないを掛けていたのか。
数ヶ月は移らないと言われていた審神者の霊力がまんばにしっかりと移っていたことも納得できる。
「お前の後ろ向きな杞憂は俺がいっぱい愛してあげれば消えるよね。だから気にしなくて良い。俺とずっと一緒だよ」
おしまい!
お疲れ様でした!お読み頂きありがとうございました!
どうでもいい設定
・撮られたのは重役の女装写真。職権濫用で元データの回収をしようとした。
・審神者の霊力に染まっていたのは長義くんが何度も抱いてた所為。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内