バラ肉
2024-12-23 17:39:54
8216文字
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プレゼントはわたし🎁

ハッピークリスマス!
やってるだけのアタブロだよ!

※兄さん目線なので、かなりムッツリです。
※フェイスフラッシュは封印ということで。

ソルジャーマスクを被る前。
まだ【キン肉アタル】でいた頃の彼は、スグルや他のキン肉王家の面々と同様、表情が見える形状のマスクを身に付けていた。

そもそも、王族のマスクとして口元が隠れているデザインというのが、本来あり得ないものなのである。
人の心を掌握するには力や財ではなく、当主自身の想いが何よりも重要だ。自らの心を曝け出し、全身全霊で訴えかけなければ民は動かない。
その、大切な“言葉”を発する際に、口元や表情が隠れるマスクをするなんて。最早王としての資質以前の問題だった。顔の隠れた者の主張は、どれほど優れた人格の持ち主でも、その魅力は半減してしまうだろう。
なのに、そんなデザインを運命の五王子達に託した残虐の神と剛力の神の二柱は、この件からして相当知性に難があるのが分かる。

しかし皮肉なことに、王位争奪戦を経た今では、そんなソルジャーマスクこそがアタルを象徴するものとなっていた。もう無いとはいえ、今更元のマスクに戻したところで、周囲が戸惑うのは目に見えている。
だからか、オメガとの戦い以降、その姿も含めて【ソルジャー】という仮初の姿は、彼の一部となっていた。

ただ、それが時として不便に思うこともある。
かつて口が自由だった頃を知っているからこその不自由さ、と言うべきか。
食事や一服の際はもちろん、面倒に感じる場面は多々ある。

中でもそれが顕著なのは……愛を交わす時であった。​​​​​​​​​​​​​​​​



***



「んっ、アッ……ハァぅんんッ!」

自分のあぐらの上に裸のブロッケンJr.を乗せたアタルは、背後から彼の両乳首を弄っていた。
白い肌の上に浮かぶ二つの赤い突起は、さながらショートケーキの上のイチゴのようで。薄暗い部屋の中でも、しっかりとアタルの視界に映っていた。
そして、浅黒い男の指の下、弾力をもって立ち上がる様は普段の凛々しい青年からは想像もつかないほど淫蕩で。反面、ツンと尖った姿は跳ねっ返りの本人とよく似ていた。
だからついギュッ、ギュッと押し潰すようにつまめば、面白いくらいビクッと肩が跳ねる。

「痛っ!……だ、だめ、だって……ひっ! ぃあッ!」

非難の声は決して痛みのせいだけでは無い。だが、気持ちよくするつもりが、いきすぎてしまったのなら悪かった。お詫びとして優しくクリクリ捏ねると、今度は耐え忍ぶような熱い吐息が漏れ聞こえる。

「んっ、クッ……ハッ、んぅッ」

一度痛いと誤魔化した手前、本当は気持ちいいのがバレたくないのだろう。必死に嬌声を堪える姿に、アタルはふむと頭をひねる、
なら、どうすれば声が出るのか。
先端を指の腹で押し潰したり、弾いたり、アタルは後ろからブロッケン肩に顎を乗せて、様子を観察してみる。
だが妙なところで辛抱強い男はなかなか口を開かず。カリカリ爪で描いてやれば、ビクビク震えるのと一緒に、乳首の先の赤みだけが増した。
そんな、最初の頃に比べて明らかにぷっくりと育った乳首の様子に、なぜか飢えを感じる。

(舐めて、吸って、噛んで、乱してやりたい)

先端を飴のように舐め、柔く歯を立て、そして赤子さながらに乳輪ごと思い切り吸ってやれば、この男はそれだけで達してしまうかもしれない。
腰を突き出し、「あっ、アッ!」と喉を震わせ、触れてもいないのに射精する己の情けなさに涙を溢す——飽く迄も勝手な妄想だ。

にも関わらず、アタルの股間の逸物は、ぐんと体積を増す。

……たまらんな)

男の体とは単純なものだ。

また、それはすぐ上に座っているブロッケンにも伝わったらしい。

「きゃ、キャプテンッ……?」

柔らかな尻に当たる剛直の硬さに、頬の色が更に赤くなる。反面、上擦った声は明らかに期待を滲ませていた。
濡れた視線が自分たちの股間に注がれているのに気付いたアタルは、相手にも分かるよう器用に腰を突き出してやる。

……俺のモノがどうなっているか、分かるか?」

耳元でねっとりと囁けば、一瞬固まった後。小さく頷くのが確認できた。
同時に、相手の腰が緩く揺らめくのをズボン越しに感じる。

「っ!」

アタルはその時になって、自分がまだ上半身だけしか脱いでいないことを思い出した。
目の前の恥ずかしがり屋が、珍しく自分から服を脱いだことに我慢できず、裸になった途端抱きしめたのは……それこそほんの十数分前なのに。

「はあ……

らしくなく余裕がない己に、思わず重いため息が溢れる。

「? キャプテン……?」
それに対し、不安そうな声が飛んでくる。見れば、薄い色素の目がこちらを心配そうに見つめているのが視界に入った。そのゆらめきが余りにも美しく、アタルの胸がドキリと跳ねる。と、連動して股間もいきり立つ。

(重症だな)

アタルはそのまま無言でブロッケンの体をベッドに押し倒すと、彼の上に跨ったままベルトのバックルを外しにかかる。
ガチャガチャッ、性急な音はいつもより些か乱暴だ。解けたベルトを引き抜くと、今度はゆっくりとジッパーを下ろす。ジィーッという特有の無機質の音に、腕の中の男の体が強張ったのはきっと勘違いではない。
そして下着の間からすっかり勃ち上がった肉棒を取り出せば、先端にヌチャっと粘着質な体液を感じた。どうやら知らぬ間に興奮を抑えきれなかったようだ。
ゴクッ。
顔の近くで息を呑む音が聞こえた。どうやらブロッケンの視線も、自然とその剛直に誘われたようだ。
ハァッ……と口から漏れる熱い吐息は、そういう意味なのだろう。
ドキドキドキドキッ触れてもいないのに相手の鼓動の音が伝わってくる。

試しに腰を器用に前に突き出せば、彼の腹でそそり立つ性器と亀頭部がぶつかった。
ヌチャッ。

「ひぁッ!」

互いに先走りで濡れていたのか。はしたない音を立てて触れ合うそれに、アタルは反射的に奥歯を噛んだ。だが、あまり感じたことの無い快感に誘われ、そのまま腰を押し付けると、共にヌルヌルと滑って言い知れぬ感覚が腰に走る。

「ダメッ! アッ、そん、なッ……ンァッ!」

もちろんそれは相手も同じこと。
これ以上はおかしくなる!見上げてくる眼差しは感じたことのない直接的な快感に恐怖を覚えているようだ。
だから尚のこと、いっそこのまま二つ重ねて擦ってやろうか……と思ったが、ミシミシッと自分の肩を掴む手の力に、それはまた別の機会に試すことに決めた。

「分かったから、力を緩めろ」
降参がてらに腰を引いたアタルは、それを良しとして緩んだ相手の手を一撫ですると、そのままゆっくりと上体を上げた。
……
そして目の前で横たわる男を改めて見直して、マスクの下で唇を舐める。

白い肌を全体的に桃色に染めた肌は汗でしっとりと濡れており、涙の滲んだ目は天井の間接照明の光を吸収して煌めていた。荒い呼吸を繰り返す口から覗く舌はどこか物欲しげで、綺麗に割れた腹筋につくほど反ったペニスは曲がったことが嫌いな本人に似て真っ直ぐ勃ち上がっている。
これが彫像ならば、きっと老若男女問わず足を止めて、揃って劣情を覚えるだろう。

(美しい……そして同じくらいに、いやらしい)

「そんなに、見んなよ……ッ」
「っ!」

そう考えていたところ、恥ずかしそうに顔を背けるブロッケンにアタルはハッと我に返った。どうやら無意識に目の前の痴態に見入っていたようだ。

「すまん。つい、な……
「ついって……アンタな」

何を馬鹿な、と目を背ける顔は……しかしどこか満更でもなさそうだ。

……そんなにおっ立てておいて、ナニ考えてるんだよ」

チラッとアタルの股間へ向けられた目は、先程よりも体積を増したモノに対して、呆れ半分。残り半分は自分がそうさせたという優越感があるのだろう。憎まれ口を吐きつつも、緩んだ口元は隠しきれていない。こんな場面でも素直な男である。

しかし、それがまた雄の欲望を煽る。

故にか、アタルも負けじと答えてやる。

……何を、だなんて……無粋だな。
そんなの、お前のことに決まっているだろう?」

とびっきりの色香を纏わせ、投げ出されていた足を持ち上げた男は、スリッとマスク越しの頬をふくらはぎへと擦り付ける。
超人レスラーらしい体毛のない肌は、若さ故に瑞々しく、張りがあり、ただ子鹿のように震えているのだけが残念だ。

「ぁッ……

そのまま掴んだ足を肩に担ぐと、体勢の関係で否応なくブロッケンの股間が大きく開く。
それに合わせて、秘められていた蕾が外気の空気に晒されキュッと窄まった。
(これからここに大きなモノが入ってくる……!)
期待した内腿が、ビクビクと震える。

そもそも今日のブロッケンは、それを想定した上でこの場に臨んでいた。
聖なる夜を、愛しい男と過ごす。
そんな最高の夜に対し、浮き足立つなと言う方が無理がある。
簡単なプレゼント交換はあったものの、「本当のプレゼントは自分」といった気持ちはずっとあったのだろう。
ほんのり腫れた蕾の縁は、どれだ自分で下準備をしてきたのかを物語っていた。

試しに人差し指を差し込めば、いつもと比べものにならないほどすんなりと進んでいく。

「んァッ!」

グッと力を込めれば、熱い吐息と連動してズプズプと指先が飲み込まれていく。

「ほう……

そのまま第二関節まで楽々と挿入したアタルは、嬉しい誤算に目を細めた。
(慣らす段階になると、いつもは怯えて震えるくせに)
どんな顔をして、己で準備をして来たのか。
短く爪を切りそろえた指を恐々沈め、喘ぎ声を耐えながら、必死に抽送をしたのだろうか。
「キャプテンッ、ンンッ! キャプテン……」と頼りない声で、縋る相手を求める鳥のように囀りながら、弱い場所を探ったのか?

考えるだけで、息が荒くなる。

グチュッ!

「ひぅっ゛!」

思わず指の付け根まで一気に突き刺してしまったのは、不可抗力だったはずだ。

「んんぅッ! アッ、それッ……んっ、くッ」

柔らかくなった内壁が突然侵入してきた太い指をギュッと締め付ける。みちみちと絡まる襞は一つ一つが生きているようで、食われたら最後。精巣が空になるほど貪られてしまう……そんな錯覚を覚えて、アタルの口角が上がった。
そしてズボンのポケットに忍ばせていた携帯タイプのローションを取り出すと、器用に片手でキャップを回し、ヒクつく秘部へとぶちまける。

「ふぁッ!んっ……ァッ、ひ.ッ!」

冷たい感触にブロッケンの顔が歪むより先に、ヌチャヌチャッと滑りを帯びた指が、縁に添えられる。

「アッ! ぁ゛ッ……そんなッ、ァぁ゛んッ!!」

ズププッ!ローションの助けを借りた指が呆気なく胎内へと入り込み、白い喉が天へと反る。

「ひっ、ぃやッ……

いきなりの衝撃に、肩の上で爪先がピン、と伸びる。

だが、2本に増えた指はそんなことお構いなしだ。グチュグチュッと部屋に音が響くのも気にせず、前後に動く姿に容赦はない。むしろ、早く自分の怒張を咥えさせようと焦りさえ感じさせた。

グヂュグズッ、ズププッ、グチュッ……

そうして後ろを掻き乱す指が、腸液とローションでふやけた頃。
アタルは何度か擦って膨らませた腹側のシコリを、不意に指と指でギュッと挟んでみた。その瞬間。

「んあ゛っ!あ゛ッ!!」

嬌声に合わせてぐにゅりと蠢く内壁に、彼は堪らずマスクの下で歯を剥き出して笑った。

「頃合い、だな……!」

言葉が示す通り、一気に快感のスイッチを後ろへと切り替えたブロッケンの体は、陸に打ち上げられた魚のようにビクビクと体を痙攣させていた。
ほしい、欲しいと咥えた指を断続的に締め付ける有様は明らかにメスと化してあり。
そこでやっと、この男への挿入準備ができたことを確信する、

もう、いいだろう

……

チュプと音を立てて指が引き抜かれるのと同じくして、飢えを覚えた蕾が物欲しげに収縮する。
先ほど居なくなったばかりだと言うのに。
一時も我慢できない。早く、お願いだからこの隙間を埋めてくれ。
ヒクヒク震える浅ましいアナルを目にしたアタルは、頭にカッと血が上るのを感じた。
(これはまた……
娼婦顔負けの無言のおねだりに、己の股間へとチラリと視線をやる。すると案の定、ズボンの前立から覗く性器は年甲斐もなく腹に付きそうなほど勃ち上がっていた。バキバキに浮き出た血管は、彼自身が今か今かと待ち侘びていた紛れもない証拠だ。
期待に滲む我慢汁と手に残っていたローションを己のペニスにしっかり馴染ませると、アタルは今度こそブロッケンの蕾へその切っ先を添えた。

クッ……

チュクッ
触れた途端、丸みを帯びた先端へ愛らしくキスされるような感覚は、いくら場数を踏んでいても情欲をそそる。精巣がズンッと重くなる。

「ブロッケン……

微かに震えたバリトンボイスは、もう我慢の限界に来ていたのかもしれない。
今夜は、もう止める気はない。覚悟はできているか。
怖いほどに欲の篭った目は、最後通牒よろしく肩で息をする恋人を見つめていた。
どうせ止めるつもりもない癖に。

明らかな欲望に、ブロッケンの喉がゴクッと音を立てる。

何も、飢えているのはアタルだけではないのだ。

奪われたい、食われたい。
体の奥でグズグズに溶けて、いっそ一つになってしまいたい。

とんでもない願望を抱いているのは、むしろ自分の方だ……そう言わんばかりに、彼はアタルへと両手を差し伸ばした。

「頼むっ。後生だから、早くっ!
………アンタをちょうだい」

こんな夜だからこそ、互いを食い尽くそう。

イカれているとしか言いようのない提案は、眠っていた獣を叩き起こすには十分だった。

「ブロッケンJr.!」

ガバッとマスクを上げたアタルは、まるで餓鬼のように目の前の唇を奪っていた。そしてその勢いで尻たぶを限界まで広げ、己の肉棒を突き刺す。

ズブブブッ!!

「んっ、んんーー!!??」

勢いよく奥まで突き刺さった逸物は太く、逞しく。内壁をゴリゴリ擦って押し進む感覚に、堪らず互いの腹に挟まれたブロッケンのペニスからピュッと白濁混じりの先走りが飛ぶ。
しかし、そんな些細なことに気にする余裕は共に無く。

「ハッ、んっ、ンッ」

「ふぁっ、んッ! ンッ、ぁ゛ッ、ぅんん゛ッ!!」

汗が飛び散り合うような律動はひたすら激しかった。
深く差し込まれた肉棒は余りにも硬く、長い。また、血管の一本一本すら感じる雄の逞しさにブロッケンの腹筋は可哀想なほど痙攣していた。持ち上げられた足はまるで壊れた人形のように揺れている。

「ふっ、んんッ

しかし、独占欲と愛情を同時に解放させたアタルは相手の唇を貪るのに夢中で。残念ながら哀れな子羊の呻き声には気付いていない。

舌を吸い、喰み、そうかと思えば唇を覆うように大きく口を開けてキスをする。
まるで限界まで我慢していた好物を必死に堪能する姿は、いつもの冷静沈着な男からは程遠く。
その間も繰り返される激しい抽送により、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜられたローションが入口で泡立つのも気にした様子がない。

おかげで、嬌声が奪われた分、腰がぶつかる度にパチュパチュッいやらしい音が互いの鼓膜を刺激する一方だ。

「んぶッ!ぁ゛ッ、うんん゛っ!」

口を塞がれたせいで上手く息ができないブロッケンを置いて、絶え間なく突き上げる肉棒は欲望のままで。

「あ゛っ!んゔっ、ンッ!ふぁッン、んぅッ!」

酸素の足りない頭は、もう正確な思考など出来やしなかった。最早彼にとって、内壁を抉るペニスは凶器と等しかったかもしれない。
それでも、キスの合間に漏れる喘ぎはしっかり快楽を帯びており。

「!?んぉ゛ッ!お゛ッ、うんん゛っ!」

雁首が前立腺を引っ掻く刺激に内腿が激しく震える。

もう無理だ。

白目を剥きそうになるブロッケンを尻目に、アタルは律動を弱めるどころか激しくする一方だ。
全ての愛情をぶつけるように、この男は俺のものだと言わんばかりに。

「ハアッ……いいぞ……ブロッケン!」

漸く唇を離したアタルは、さも愛おしそうに目の前で意識を飛ばしそうな男を見つめた。

「あッ、あ゛っ、おぉ゛! ひぐッ!」

痕が残りそうなほど強く掴まれた腰に容赦なく埋め込まれるペニスは、もう限界まで膨らんでいた。
きっと絶頂に達するまで、あと数分も必要ないだろう。もちろん、それは揺さぶられる反動で己の腹を打ち、汚しているブロッケンのペニスも同様だ。

「やっ、だぁッ! ああ゛ッ、んんぅ゛!」

「ブロッケンJr.……ッ俺の、ブロッケン!」

必殺技同様己の声をその胸に刻むべく、繰り返し自分の名前を呼ぶ声に、ブロッケンは最後の力を込めて彼の広い背中に手を回した。

分かっている、と。
自分は間違いなくアンタのものだ、と。

「やるからぁッ! ぜんぶ、全部ッ……オレは、アンタのッ……ぅあ゛ッ! アアッ!!」

言い終わらないうちに、パチュンッ!! と一際高い音と共に深く胎内の奥に入った亀頭に、ブロッケンは悲鳴じみた叫びを上げて背中を丸めた。

ピュッ、ドピュッ

少しずつ溢れていた精液の、僅かに残っていた残滓が勢いよく飛び出し、
そして、白い肌と浅黒い肌に濃い白濁が飛び散り、伝う。

「ぐっ、うッ……!」

背徳的でありながらも絵になる光景に、アタルも溜まりに溜まった己の精を吐き出していた。

「ぁ

大きな体躯に見合った大量の熱が、濁流となってブロッケンに胎内を満たしていく。ドクッドクッと脈打つペニスは、一体いつまで続くのだろう。

「あ、アタル……!」

言い知れぬ恐怖に震える手が、未だ腰を掴んだままの手に遠慮がちに添えられる。

その健気さに、アタルは自分の口が顕になっていることを良いことに、ゆっくりと笑みを模る。

「大丈夫だ、ブロッケン。お前には俺がついている」

なんて。
さも安心させるように歯を見せて笑う姿は、ソルジャーマスクというまやかしを纏いつつもキン肉アタルという一人の男の本質を垣間見せて。
いつもは見ることも憚られるアタルの顔を間近で見てしまったブロッケンは、その威力に思わず心臓がキュンと跳ねる。


「っ、ずりぃ……
こんなの、格好良すぎじゃねえか。


ああ、こんなに上等な男が自分の恋人だなんて!

感極まったのか。ポロポロ涙を溢しながら、ブロッケンはその優しい笑顔に見入ってしまう。
また、込み上げる喜びからか。未だ胎内に残ったままの男根を甘く締め付けたのは、きっと本人としては無意識だったに違いない。

だからか、アタルはどこまでも愛らしい男にククッと笑い、再び腰を軽く揺すってやる。

「あぅッ! ちょ、アタル!」

(先程はキスで聴けなかった分、今度は思い切りよがらせてやるか)

戸惑う視線に向け、見せつけるようにベロリと下唇を舐める仕草はあまりにも露骨で。
普段隠されたていた分、表に晒されたオス臭い表情に経験の少ない若者はますます顔を赤らめるしかなかった。

「〜〜ばかッ!」

幼稚な罵声に意味などないのは百も承知だ。
しかし、それが男の征服欲を煽ることに繋がるとまでは思わないのが、いかにも彼らしい。



口元が隠れるデザインは、面倒であり、色々と気持ちも伝わりにくいもの。
(しかし、たまに外すことで、まさかこんな破壊力があるとはな)
アタルは再度自分の律動を受けて身をくねらせる相手へ、今度は嬌声が隠れぬよう、頬にチュッとキスを送った。
子供騙しのそれは、しかし祝福のキスだと言えばおかしくないだろう。

「あた、るッ……んっ、アッ、す、好き!」

「俺もだ」

ぎゅうッと首へ巻きつく腕へ目を細めながら、彼は二度目とは思えない剛直を蕩けた蜜壺へと穿つ。

そうして、己のマスクに新たな発見をしたいけない大人は、ブラックサンタ顔負けの悪い笑みを浮かべて、いたいけな恋人との聖夜にしけこむのであった。