雪華
2020-02-21 22:26:36
1126文字
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新刊裏話:テリサイ編

『アネモネの苦悩』の裏話です。ネタバレ満載のため未読の方は注意です。

11.タイトルについて
わりとタイトル案自体はスッキリまとまってました。なぜなら花にちなんだタイトルにしようと思っていたから。
結果一番すっきりしていて、二人共に意味が重なる「アネモネの苦悩」というタイトルになりました。
アネモネ全般の花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」。
色ごとには赤は「君を愛す」。白は「真実」「期待」「希望」。紫は「あなたを信じて待つ」。
信じたいけれどまた裏切られたらと苦悩するテリオンと、はかない恋に苦悩するサイラス……両者それぞれに丁度いいお花でした。

ボツ案:
言わぬが花とは限らない
散りゆく想い、その一片

12.表紙とか装丁について
一番の難関は「白銀の百合って何色?」ってところ。
表紙はシンプルにして、裏表紙はちょっと可愛くしてみました。サイラスが花を吐いて、はらはらと零れ落ちてくイメージ。
ざらざらとかでこぼことかいう紙への憧れがあって思い切って特殊紙ってやつを使ってみました。いい感じに植物感あって可愛い紙だと思います。
はじめてPP加工かけなかったけど、心配していたインクの剥がれとかもなく綺麗で安心した。むしろ開きやすくてこれはこれでいいのかもしれない。

13.苦労したこと
百合を吐いた後から朝チュンの間のプロットが「ぽやっとしてるしそのままえっちな雰囲気になってえっちする」しかなくて、プロットを作ったときの自分をぶん殴りたくなった。
特にプロット時点でプレイを絞っていたわけでもなく、指フェラというメモが残っていただけだった。どうして?

14.好きなシーン
サイラスの「……実はもう、振られているんだよ」っていう台詞と、テリオンのためにと言いながら逃げるように一人スティルスノウを後にするシーンが書きたくてこの話を考えたと言っても過言ではない。
あと先生がいつからテリオン君をテリオンと呼び出すのかは割と常に考えてるけど、今回は一線を越えながら自然とテリオン呼びになった感じで。自分の既刊ともまた別のかたちにしたし、正直そこのところだけでもテリサイの解釈ものすご~く広がると思います。これを見ている方の解釈も聞いてみたいです。

15.プロットとの相違点
実はプロットではサイラスがスティルスノウを発って、彼がいなくなってから残された仲間たちが慌てるシーンもちょぴっとありました。完全に巻き込まれただけの可哀想なアーフェンがテリオンに詰め寄られるシーンだったけど、そういうの挟まず先生視点のままイヴォン邸にいったほうが良いかなと思ってカット。
いざプロット読み返してみると細部はかなり違ってて我ながら適当だなぁと思う。まぁ長い話ならそんなものなのかな。




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