雪華
2020-02-20 20:50:21
1500文字
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新刊裏話:オルサイ編

『駆け引きはグラスの中で』の裏話です。ネタバレ満載のため未読の方は注意です。

6.マシュマロいただいた「ゲームで先生が勝ち気だったが勝機があったのか」について
これはねちゃんと理由があります(書くとこなかったけど)
まずポーカーには「降りる」というルールがあること。作中でオルサイも降りる降りないと喋ってますが、先生は戦況が悪そうなら降りて仕切り直すか、まぁ酒でも奢ろうと思ってました。(ゲームからは逃げることになるけど、オルベリクはそれを許してくれるとも思ってた)
先生はオルの様子から自分が有利か不利かを見極める自信があったので、その判断はできると踏んで賭けの内容を承諾してます。
万が一負けた場合には詳細をぼかして失恋したくらいは話したかもです。相手は?と聞かれたら「賭けの景品はここまでだよ」と話を止めたかな。
ちなみに終始強気だったのは、オルの動揺を誘い自分が有利になるようにゲームを運ぶためです。

7.タイトルについて
タイトルが物凄く難産でした。ボツタイトルもめちゃくちゃ多い。
当初「今宵、あなたに嘘をつく」にしてたけどネタバレ感が否めなくて、友人に相談して知恵を貸してもらいました。
結果「駆け引きはグラスの中で」になって語感も良くて気に入ってます。狭いグラスの中で駆け引きをしている二人は近すぎて互いの姿がよく見えてないのに、離れてる仲間達には透明なグラスの中身がよく見えてるイメージです。

ボツ案:
今宵、あなたに嘘をつく
嘘つきたちの1ヶ月
モーニング・グローリー・フィズを片手に
コロネーションで乾杯しよう
デニッシュ・メアリーを飲み干して
きみの気持ちが見えなくて
あなたの心を紐解いて
きみがあまりに難解だから

8.表紙とか装丁について
表紙のカクテルグラスの中身がオレンジ色なのは、コロネーションというカクテルをイメージしてます。
カクテル言葉は「あなたを知りたい」です。オルベリクは勿論突拍子もないことを言うサイラスのことを知りたいし、サイラスもオルベリクのことをもっと知りたい……的な。
あと装丁は印刷会社さんにおまかせセットにしたら、ベルベットPPで仕上がってきました。
本を積んだ時に思ったんだけど、ベルベットPPの摩擦力?がものっっすごかった。積んだらビシィ……ッて揃ったし、逆にちょっと位置ずらそうとしても全く動かなくていちいち大変だった。
全体的にピンクでゆめかわいくて、情緒のあるエロ本って感じに仕上がったと思います。

9.苦労したこと
校正が永遠に終わらなかった。
あと先生が剣士ジョブになるくだりをあれこれ考えるのは大変だった。オリジナル展開、難しい。プロット時点では誰かのストーリーに絡めようとしてたみたいだけどややこしくなりそうだったからオリジナル展開に。プロットでは3行くらいだったのを必死に形にした覚えが……
当初はあの辺りにいる沈黙持ちの羊モンスターも出す予定だったけど、ここでさらに沈黙付与などをされると話がややこしいなと思って止めた。

10.気に入ってるシーンについて
健全なシーンなら剣士ジョブで前線に立ってる先生をオルが見付けるところとか、あと先生視点に切り替わっての書き出しの一文とか。先生はお名前も美しいのでフルネームで書きたくなる。
すけべはまぁ全てに性癖を詰めたけど、初回の剛剣のでっかさに驚く先生とか、自分で足を開く所とか、あと2回めのすけべで自分だけ先にイッちゃった先生がごめんなさいって謝るシーンとか。
すけべ中にどう考えても目の前の男が悪いってのに謝っちゃうシチュエーション、かなり好きです。あと兜合わせ好きすぎて既刊でも書いたのにまた書いた。いや、必要だったから仕方ない。




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