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三毛田
2024-12-20 14:55:23
1079文字
Public
1000字2
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47 047. 言葉は不器用で
47日目 素直だけど不器用な人
口に出したそれで思いを伝え合う事ができるのは、言語を操る俺達の特権なのだろう。
動物は言葉を喋ることはできないから、ダンスだったり行動で示したりすることが多い。
「丹恒、息抜きしようよ〜」
「すまない。これだけは、どうしても今日のうちに仕上げないといけないんだ」
ブラインドタッチ? だっけ? 丹恒は手元を一度も見ることなく、キーボードを指先で操り文字を入力していく。
だからもちろん、俺の方も見ることはない。
「入力の邪魔にならなければ、くっついていても構わない」
「むぅ
……
」
頬を膨らませるけれど、観ていないので反応はなく。
普段なら、膨らんだ頬をつついて空気が抜けるさまを愛しそうな目で見てくるのに。
仕方ないので、邪魔しない強さで丹恒の背中に抱き着く。
後頭部に頬を寄せ、作業が終わるのを待つ。
のだが、微かに伝わる鼓動が心地よくてだんだん眠くなってきた。
「
……
、ぅ」
「ん、んん
……
」
「穹、起きろ」
「たぁんこぉ?」
「終わった」
「んんぅ
……
たんこぉ、だぁいすき」
「ああ、俺も好きだ」
「ふへ?」
たんこの優しい声に、目が覚める。
あ、よだれ。
手の甲でよだれを拭い、丹恒からちょっと離れて。
「おはよう」
「ああ、おはよう。終わったから、好きなだけ相手をしてやれるぞ」
「読み返さなくて大丈夫?」
「もう読み返して、送った」
俺の目元を指先でそっと拭い、微笑んで。
出会った頃の素っ気ない態度と、ちょっと不器用な言葉からは想像できないほど、今の丹恒は優しい。
「キスして」
「ああ」
目元に触れていた指は頬を滑り、顎にかけられ。
キスされた。
付き合い始めた頃は、俺からキスすることが多かったけど、最近では丹恒からしてくれるようにもなって。
唇が離れた後、また重ねられ。
「今日は積極的じゃん」
「お前が望んでいるからだ」
顎にあった手が離れ、両手で頬を包まれ。
熱いけれど冷たいっていう矛盾を、絡められた舌で感じるながらキスを繰り返し。
「穹、頼めるか?」
直接的な言葉じゃなく、不器用な遠回しのお誘い。
「丹恒が望むなら、好きなだけ」
よいしょ。と言いながら、持ち上げて俺の部屋へと連れていく。
丹恒が満足するまで搾り取られ、その晩は動くことが出来なかった。
「ツヤツヤじゃん」
「お前をたくさん取り込んだからな」
俺がぐったりしながら口にすると、ほくほくと満足そうな表情でお腹を撫でて。
その動きはとてもエッチなんだけど、もう今日は無理だ。
「今日はもう、勘弁してください」
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