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青海かなえ
2024-12-17 00:14:33
440文字
Public
名的名
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雨
・付き合ってるのかどうかわからない二人
・酔っ払ってた時に書きました
明日、お前に会いたい。
その日は朝から雨が降っていた。鬱屈とした空気に鬱々としながら、書類仕事をしていたときだった。数センチ開けた窓から、紙人形が入り込んできたのは。
なんなんだよ、それ。
的場は心の中で毒づく。ああ、あの人はそういうところがあるのだ。てのひらの上でひらひらと舞う、紙人形がいやに憎らしい。
どの人間も、的場のことを不遜だの傍若無人だの勝手なことを言うわりに、彼ら自身が一番「そう」なのだ。彼らは下手に出るわりに、腹の内は十分「不遜」だし、「傍若無人」だ。名取も、そこら辺の祓い屋も、姉さんも。ああ、だめだ。名取のことを考えるとき、いつのまにか姉さんのことを思い出す。的場は紙人形を懐から紙人形を取り出し、了承の旨を紙人形に書いた。ふう、と息を拭けば、たちまち紙人形は名取のもとに飛んで行く。ああ、今日は雨だったが、大丈夫だろうか。まあ、いい。紙人形が雨に打たれ、落ちてしまっても、どうせのこのこ出向くのだ。ため息をつく。せめて、明日は雨でなければいい。
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