Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
ざらめ煎餅
2024-12-16 18:12:49
2148文字
Public
父水
Clear cache
ツイートの続き
https://x.com/zaramesenbei9/status/1868442031493890501?s=46&t=ku6BZAeF622v7HXbZwJexw
の続き。
父水妄想⚠️男性妊娠注意⚠️
麻酔から目を覚ました💧は直ぐに赤ん坊の安否を問う。
子供は無事だったか、俺は五体満足に産んでやれたか、今どこにいるんだ。しかし👁は暗い顔でゆっくりと💧に応えた。
「すまない💧、すまない。全ては儂の咎じゃ。」
そう言って懐から小さなガラス瓶を取り出す。
中には黄色い液体が満たされ飴玉のような物が浮かんでいた。「この子は儂らのややこじゃ。」
命の選択を迫られた👁は💧の安全を優先する。自分のせいで💧に不必要な負担をかけている、この上命まで奪うなどあってはならない事だ。何よりも💧のいない世界で生きるなど考えただけでも狂いそうだった。
しかし胎児の事も諦められず、一縷の望みをかけ妖力で子供を受精卵の状態まで巻き戻し取り出した。
胎児は冷凍保存のようにガラス瓶の中で眠っている。
「
……
それで、その子はどうしたら成長して産まれてくるんだ?眠ってるだけなんだよな!?」
傷が開くのも構わず👁に掴みかかろうとする💧。それを押さえながら👁は暗い瞳で告げる。
「できぬのじゃ、💧。この子は生まれる事無く眠り続ける。」
「何でだよ!今からでも遅くない、子供を俺の腹に戻せ!今度こそしっかり産んでやる!!」
「ならん!人間のお主ではこの子を産むのに体が耐えきれん!今度こそ死んでしまうぞ!」
「それでも!お前にも👹にも家族が増える好機じゃないか!!寿命の短い俺なんかより余程長くお前たちと一緒にいられる!!家族になれるんだぞ!!」
「お主もその家族の一人であろうが!!!」
👁の怒号が部屋の中に響き渡りガラス窓をビリビリと震わせた。
「💧も儂と👹にとってかけがえの無い家族じゃ!失いとうない友じゃ!恋しゅうて恋しゅうて耐えきれぬ程愛しておる想い人じゃ!お主を失った上この子に親殺しの罪科を背負わせるくらいならば、儂が子殺しの咎を負う!」
静まり返った病室にしばらくの間👁と💧の荒い息遣いだけがこだまする。
「
……
どうにか、何とかならないのか?この子が助かる道が他に
……
」
「
………
ない。他に手はないのじゃ。すまない💧、何もかも全て儂が招いた事じゃ。いくら詫びても足りぬ。どうか一生をかけて償わせて欲しい。顔を合わせるのも辛いならば儂は👹を連れて他所に行こう。」
「おい、子をなくした上に👹まで引き離そうというのか。お前が家族だと言ったんだぞ!」
「それは
……
ではこれからも共に暮らして良いのか?💧は辛くはないか?」
「確かに俺はお前の仕出かした事を許せないさ。お前がしたのはあの🐉のジジイと同じことだ。人の尊厳を踏みにじる行為だ。」
「
…………
」
「だが今のお前は子を失った親である事に変わりは無い。支えが必要なんだ、お前にも、俺にも。」
「💧
………
っ」
二人で小さくなった我が子を握りしめながら寄り添い合う。👁は濁々と涙を零しながら、静かに涙を零す💧を抱きしめ続けた。
それから少しずつ日常生活を取り戻して行く二人。妊娠中やその後の生活で👁から献身的に支えられ、自分の中に静かな想いが育っていくのを自覚する💧。
👁がまだ自分を愛し、発情期が来るたび姿を消して一人で過ごしているのも察していた。
しかし大人の身勝手で亡くなったも同然の我が子の事を考えるとなかなか踏ん切りが付かないでいた折、妖怪仲間がうっかり口を滑らせる。
「👻族に転化した💧の腹に子供を戻せば、無事に出産できる」のだと知った💧はすぐさま👁を問いただす。👁は苦い顔でそれを認めた。
「確かにお主が👻族になれば子を産む力が持てる
……
しかし👻族になれば人の理からは外れてしまう。長い時を儂らと共に過ごさねばならぬ。」
「それでも、お前たちがずっと傍にいてくれるんだろう?それにこの子も産んでやれる。俺の子だ、俺とおまえの。本当の家族に成れるんだ。」
「💧、それは、儂と添いとげてくれるという事か
………
?儂はいま都合のいい夢でも見ておるのではないか
………
?」
「夢じゃない、しっかりしろ。
……
惚れちまったんだからしょうがないだろう。」
「💧!!まことか、真に儂と結ばれてくれるのか!!ああ、ああっ、夢のようじゃ
……
っ!」
「ああ、
………
ただひとつ頼みがある。」
「なんじゃ!?何でも言え!どんな事でもきくぞ!」
するりとシャツを脱ぐ💧。
「
……
抱いてくれないか、発情期のせいじゃなく、お前の意思で。素面で俺が抱けると証明して欲しい。」
「──────もちろんじゃ、💧。しかしお主はひとつ思い違いをしておるぞ。」
すぐさま💧を抱き寄せながら👁が囁く。
「儂に発情期が訪れたのはお主を愛したからじゃ、誰でも彼でも抱きたい訳ではない。お主じゃから、💧じゃから乞うたのじゃ。それを今から証明してやる。へばるなよ、儂の愛を思い知るがいい。」
それから長い時間をかけ、二人は初夜をやり直した。子ができないように避妊具を使った交わりだったが、それは確かに愛の営みだった。
たっぷりと想いを交わしたのち、👁の妖力を受け👻族に転化する💧。転化に体が落ち着くのを待ってから眠る我が子を腹に戻す予定を立てる二人。
幸せそうに未来を語る姿はどんな障害も乗り越えられる自信に満ち溢れていた。
終
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内