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木蔦(キヅタ)
2024-12-15 22:57:03
2566文字
Public
ちょぎくに シリアス
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長義探偵事務所に相談に来た本丸の話【ちょぎくに】
ちょぎくに
注意
・見ようによってはバッドエンドチックかもしれないけど頑張ってハッピーエンドにしてみせる(決意表明)
・視点コロコロ変わります。
・刀剣破壊のワードが出てきますがハピエン厨の木蔦を信じてください
……
!
・刀さにっぽい表現がありますが、ちょぎくに厨の木蔦をしんry
・ちょぎくに2組出てきます。
長義探偵事務所にある本丸の刀(加州と長谷部)が訪れる。
相談内容は「主が部屋に閉じもって全く会えない」「近侍だけが入室を許される」「近侍は部屋に入り浸っている」とのこと。
鬱かと思い、それなら政府に相談した方がいいのでは?と伝えるが、(´・ω・)(・ω・`)という顔をされる。
「主のためにもあまり大ごとにしたくない」とのこと。
姿は表さないが、審神者の仕事はきちんとしているという。
「最近は扉越しでも主の声を聞いてない」
「俺は近侍が監禁してる気がしている。いや神域に隠してるかもしれない」
「主は初期刀が折れて塞ぎ込んでいるんじゃないかな
…
時期も一致するでしょ?」
理由はどうあれ、監禁や引きこもりは探偵の仕事ではない。
長義の元に来た理由は、近侍が長義だから。
同位体なら何かわかるのでは?何か聞き出せるのでは?と藁に縋る思いで来たらしい。
近侍はあまり本丸を離れたがらないが、部屋から出てくるし、万屋などの用事なら外出する。
だからその時に調査して欲しい。
ということだった。
長義は仕方なく仕事を受けることにする。
外出時に尾行したり、買った物を聞き込みしたが、あんまり手がかりはない。
長谷部達の手引きで本丸にも訪れ、部屋をそれとなく探ってみたがよくわからなかった。
いっそ政府に通報しようかと思い始めた所で、助手の国広がポツリと言う。
「くさい」
「くさい?」
「写しくさい」
「写しくさいとは」
「ジメジメした匂いだ」
「嫌な匂いだな」
「同位体がいる」
ここの写しは折れていると聞いている。その後二振り目などは顕現させてない。
止めるのも聞かずに国広は審神者の部屋に突っ込む。結局、結界で弾き飛ばされた。
騒ぎに気づいた近侍の長義が出てくる。
「誰だ」
「お、俺達はえっと、きゃ、客で
……
!遊びに
……
!」
「そこに写しがいるのはわかっている。観念しろ」
「おい!国広!本当にいたとしても、そんな突撃するなんて
…
!」
大ごとにしないでくれと言われてるのに!
「いない刀がそこにいるんだ!そいつに話を聞いた方が早いだろ!コソコソ隠れるとは情けない!それでも国広第一の傑作か!」
「お前はあんまり煽るな
…
!」
「つまみ出されたいようだね」
すると奥から審神者らしき人物が現れる。
それは助手国広が言う通り、山姥切国広だった。
(視点変わります)
長義は写しが気に食わなかった。
審神者のお気に入り。しかも恋仲だと言う。いつも写しが審神者に侍り、贔屓されている。恋愛と仕事をごちゃ混ぜにしてないか?と腹が立つ。
写しは毎晩審神者の部屋に呼ばれ、明け方に部屋に戻る。随分お盛んなことで、と冷めた目で見てた。
ある日写しが帳簿を勝手に書き換えているのを見て、長義は写しを追い出すチャンス!と思う。
審神者にこのことを告げて、罷免させてやる!と執務室に押し入った。
しかしそこには審神者はおらず、写しだけで
……
部屋を見渡すと審神者の私物がない。がらんとしている。ここ数時間でなくなったのではなく、随分長い間使われてない気配。
責めるように写しに目をやると、観念した顔になる。
「主はいない」
それは見ればわかる。続きを促すように睨みつける。
「随分前に出て行った。もう帰ってこない」
「どこへ?」
「さあ?現世じゃないか?」
随分と無関心で腹が立ったが、言葉とは裏腹に写しは悲しげな顔をしている。今にも泣き出しそうだった。
「主と偽って、俺達に命を下していたのか
…
!偽証罪で訴えられてもおかしくないんだぞ
…
!」
「わかってる」
「わかってるならなんで
…
!」
「俺がうまく説明できないからだ」
「説明
…
!?」
ついにポロッと涙が落ちる。
「なんで審神者がいないのかと聞かれた時に俺達を捨てたからだなんて、あいつらに言えないからだ
…
!」
本丸には審神者のことを大好きな刀が多い。彼らが傷つくことを恐れて言えないでいたのだ。審神者がいるかのように装った。そしてすべて背負い、包み隠して。
写しから黙っていて欲しいと縋られ、成り行きで自分も共犯になり、偽装工作し
……
。
審神者の仕事と近侍の仕事を一振りでこなすには無理があった。だから長義が請け負うことにしたのだが、そうすると近侍でもない長義が執務室を出入りするのは無理がある。
近侍を長義にした場合、国広が怪しまれる。しかもふたりの確執はみんな知っているのでふたりで執務室に行くのは違和感。
だから国広が審神者になり代わり、自身は折れたことにしたのだった。
(視点戻ります)
「お前は出てくるな!」
「長義、もう潮時なんだ」
「うるさい!俺がなんとかするからお前は引っ込んでろ!」
「長義
…
!」
やいのやいの言ってる。
騒ぎに気づいた加州達も来た。
「国広!?なんで
…
!」
加州達に見られて長義は肩を落とす。無駄な抵抗はやめたらしい。
そこで国広が事情をすべて説明して謝る。みんなボロボロ泣き始めて「やっぱり傷つくよな」って思ってたら「ひとりで背負ってお前はバカだ!!」と怒られる。
結局そこの本丸は審神者不在ということで運営停止になる。しかし他本丸の刀の相談役として本丸継続することとなり、事なきを得た。
という話を考えてました。おしまい!
・審神者がいないので手入れができず、遠征とか演練とか政府の開催イベントの出陣とかばかり行ってた。
・まんばと審神者は恋仲ではない。審神者がいなくなり、業務を全てやってた時にみんなに誤解された。
・長義にバレた後、執務室にふたりで入り浸っている時にゴニョゴニョしてます。ふたりは秘密を共有する仲になった後、すぐに恋仲になってます。
・まんばが審神者役だったのは「お前は演技が下手だからみんなの前に出るとバレる」と言われたから
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