木蔦(キヅタ)
2024-12-15 15:40:17
1646文字
Public ちょぎくに シリアス
 

人間に堕とされたまんばと平成の時代に囲う長義くんの話【ちょぎくに】


ちょぎくに

長義とまんばは仲が悪い。仲が悪いなら話さなきゃいいのに、いつもどっちかが突っかかって行く(大抵長義くん)
それを指摘すると「文句を言わなきゃ気が済まない!」「こいつのここが許せないから物申したいだけだ!」「あっちが突っかかってくるんだ!」などなどの言い訳。

ある日まんばは重傷を負い帰還。
折れる寸前だったが、奇跡的に助かる。
長義くんは本丸居残り組だったが、まんばを見て真っ青になる。

それ以来長義くんはまんばと話さなくなる。何か思い詰めた雰囲気。

心配した審神者は「慰安旅行だと思って」とふたりを遠征に出す。時代は平成。

様子のおかしい長義くんが気がかりなまんば。ちょっと気を遣って「こんなのがあるぞ」とか「これ面白そうだな」とか話し掛けるが、あまり反応は得られない。
喧嘩をふっかけても、乗ってこない。

しかしまんばがふと隙を見せた時に殴られる。
昏倒。



目を覚ますと知らない家のベッドで寝ていた。
まんばは自分の本体がなくなっていることに気づく。この時代のどこにも気配を感じられない。というか感覚が掴めない。しかも体が妙な感じがする。

長義が部屋に入ってくる。
外出していた感じで、スーパーの袋を下げてる。

「買い物か?」
「そうだよ、今日からここで暮らすから」
「は?」

事情を聞くと、この家を買った、今日からこの時代で暮らす、もう審神者の元へは戻らない、と言う。

「俺たちは主の物なんだから、勝手にそんなこと……!」
「お前はもう付喪神じゃない」
「は?」
「俺が人間に堕としたから、付喪神じゃない」

確かにまんばは本体がないし、物や人の気配を感じられない。感覚が人間になってる。
長義の言うことが本当だとわかって青ざめる。

「な、なんで、そんな……!」
「なんで?お前が折れかけたからだろ」
……?」
「今後お前は危険な戦場に行き続ける。初期刀だし、隊長だし、審神者の最も信頼を得ている刀だから。だけど俺はお前が折れるなんて許せない。イラつく。気に食わない」

だから平和な時代で人間にしたとのこと。

「しかし人間の方がもろいぞ」
「そこは神の守りを与えたからある程度大丈夫だ」
「なんだ神の守りって。チート設定」

本歌だから霊力高いのか??🤔

「お前が俺の知らないところで折れるなんて許せない。だからもう主のところへは帰るな」
「しかし俺は主の刀で
「もう刀じゃない」

っていう歪んだ愛情の闇堕ち長義くん。

まんばのことを気に食わないって思ってたけど、重傷をキッカケに歪んだ愛情に目覚めてしまった。閉じ込めておかないと!
長義くんの認識は「俺のいないところで折れるのが無性に腹が立つ!」と思っているだけで、恋愛感情の自覚はない。

まんばは何度も説得を試みるけど、長義くんにとっては腹が立つ行為。
審神者の方が良いって言われてるみたいで嫌。

ちなみに長義くんは付喪神のまま。
だから長く時代に定着すると検非違使がやってくる。

( ´ ▽ ` )<コンニチハー
( ´ ▽ ` )<ヘイラッシャイ
( ´ ▽ ` )<トリアエズビール
( ´ ▽ ` )<ビールイッチョー


まー、検非違使来たら重傷負うわな。
長義くんが瀕死になったのを見て、まんばがカッと覚醒するんだ……

まんばは人間になったわけじゃなくて、付喪神の力を封印されて、人間になったっぽい感じだっただけで、まんばが本気になって抵抗したことで封印が解けて、刀剣男士に戻るんだよ

検非違使を退けた後「勝手に折れたりしない」「もっと強くなる」って言って長義くんを説得するんだ。
長義くんもボコボコにされた後だから、自分が情けなくて、今までの行動を振り返って反省するんだ。

それで二人で帰ってハッピーエンド

審神者は「ちょっと遅かったけど、楽しくて時間を忘れてた系かなぁ」って思ってて、何にも咎めないんだよ