木蔦(キヅタ)
2023-11-07 21:31:28
720文字
Public ちょぎくに コメディ
 

媚薬を飲まなきゃ出れない部屋【ちょぎくに】


媚薬を飲まなきゃ出れない部屋に閉じ込められたちょぎくに。

ピンクの液体が小さな瓶に入ってる。
大きなベッドとゴム、ティッシュなど用意されていて、明らか〜〜に淫靡な雰囲気。

「飲みたくない」
「俺だってそうだ」

飲みたくないが、部屋からは出たい。相手に飲んでもらえば良いが、互いに飲みたくない気持ちは一致している。

じゃんけんで決めようということになる。
そしてまんばが負ける。

「あーう〜〜〜」
「さっさと出たいから早く飲め」
「の、飲んだら速攻出てトイレに行くからな!」
「どうぞ」
「今後この件でからかったり引き合いに出すのはやめろよ!?」
「わかったって」

媚薬を飲んだせいでそういうところを相手に見せるなんて御免。
飲みたくない。
うだうだ。

「お前は意気地のない……

はぁ、と長義が頭を抱える。
長義がまんばから瓶を取り上げ、ぐいっと煽った。
「え!?」
代わりに飲んでくれたのか!?と感謝しようとしたが、長義がまんばの顎を掴み、口付けしてきた。
とろんとした甘ったるくて温い液体がまんばの口内に入ってくる。
「んん……っ」

ごくん

「あー!!飲んだ!?」
吐き出そうとしても、もう遅い。
ガチャッと鍵が開く音がした。
「なんてことをしてくれたんだ!」
「お前が往生際が悪いからだろ」
粘膜吸収なのか、早速体が熱くなってくる。
「と、とにかくトイレに行く!退け!」
「待て」
「まだなんかあるのか!?俺は切羽詰まって……!」

長義にベッドに突き飛ばされた。

「俺もアレを口に含んだんだ、お前が責任持って付き合え」
「は!?お前が勝手に口に入れたんだろ!俺のせいじゃな」



暗転


終わり