記憶喪失強化週間⑦ごーかんして国広の記憶を奪う長義の話【ちょぎくに】


(⑥の長義と同一刃物です)

※無理矢理致す表現があります。
※致してますが、あーる的な工口い表現はしないつもりです。



長義は考えた。この能力があれば写しを振り向かすことができるかもしれない。

嫌なイメージを脱却するため、失敗したなと思った時に使いまくった。照れのあまり嫌味を言ってしまった時、口論になった時、殴り合いの喧嘩になった時、能力を何度も使った。

「お前最近長義と話してない気がする」
「そうかにゃ?(昨日も何度も衝突してたが?)」
「写しのことはどうでもよくなったのかもしれない」
「なんだあ?寂しいのかあ?」
「な、違う!口うるさい奴がいなくなって気も晴々してるって意味だ!」

記憶を奪いすぎて、そんなことを写しと昔馴染みが話しているなど、知らずにいた。

ある夜写しが酒を持って部屋に訪ねてきた。部屋に来る意味を邪推し、ドギマギしてしまう。たまには本歌と写しとして晩酌しないかとのこと。
部屋でちびちび酒を飲みながら話す。正直味などわからない。

「何かあったのか」
「何が」
「最近俺を避けてるだろ」

避けてはいない。なんでそう感じたのか。

そういえばトラブルのたびに記憶を消しているから、長義に会ってる記憶ごと消えてる。つまり写しの中では最近会ってないのか、と気づく。

「な、南泉が、お前を心配していたぞ」
「猫ごろしくんが?」

心配するわけない。記憶がない写しとは違い、第三者視点ではいつも通り。

なぜそんなことを?

(まさか偽物くんから俺に話しかけるようにフォローして??)
持つべき者はお人好しの昔馴染みだなぁと思う。

ふと写しを見ると風呂上がりなのか身体が赤みがかっていて、浴衣であぐらをかくものだから太ももがちらりと見えている。写しは眠いのか、酒のせいか、目はとろんとして、チラッと長義を見た。

その瞬間、何を勘違いしたのか、誘われていると感じた。
乞うような視線、酒で艶々と濡れた唇、際どく露出した肌。

そんなわけはないのに、もうそれしか考えられなくなり、アルコールも手伝って簡単に理性が焼き切れ、そしてそのまま襲いかかってしまった。


お ま た せ♥

暗=͟͟͞͞( °ω° 三 °ω°=͟͟͞͞)転



朝我に返って青ざめた。昨日のことを思い出し、やってしまったと思った。

失敗した。
間違えた。

写しは絶対にそんなつもりじゃなかった。断言できる。それなのに勘違いしてこんなことをしてしまうなんて。
やり直したい……

そしてふと、それが可能だと気がついた。
写しの身なりを整え、誰にも見られないように自室に運んだ。

写しは昨日のことで疲れ切っているのか目を覚まさなかった。

(な、何回も、したもんな

暴走してたとはいえ、我に返らなかった自分がすごい。
最後に記憶を消して、部屋から出た。

(これでいつも通りだ)

と思った、が、しかし。
欲望は尽きなくて、一度好きな相手に触れてしまうと、また次も、と欲が出た。

(また、記憶を消せば

そして写しに夜這いをした。
これで終わり、今日が最後、と思いつつ、何度も繰り返した。そしてずぶずぶと深みに嵌って行った。

写しは何度も抱くうちに徐々に慣れていき、工口い体に変わって行った。記憶がない本人は自分の反応に戸惑いを隠せないようだった。ショジョの心なのに、イソラソのような身体のチグハグさは長義をも溺れさせていった。

その日も写しを抱くために部屋に訪れた。
媚薬を盛り、抵抗する気力を奪ってから抱いた。
快楽に溺れて長義を求める様は見ていて気分が良かった。

薬など盛らずに求められたいとも思った。
しかし写しはいつも抵抗した。拒絶される様子は正直ショックで、それはなるべく見たくなかった。

写しが気を失った所でいつものように記憶を消そうとする。しかし何故か能力が発動しない。
(え、なんでまさか、突然消えて?)

能力は雷に打たれた時に発言した。あれが有限だとしたら?

サァァァと青ざめる。

(そ、そうだ……!)

能力を使う時はパチっという静電気が出る。

体内に溜まった電気を放出しているのだとしたら、同じように電気を蓄積させれば再発するかもしれない。

コンセントに尖った金属を差し込んだ。
感電した。(ヨイコハ マネシナイデネ!)

できなかった。

(雷を待つか?いやそんな猶予はないしかも雨ならともかく雷などそう滅多には……

「ん……っ」
写しが目を覚ます。絶望顔。そんな顔見たくなかった。見たくないから記憶を消してたのに。

「なんで、こんなことを……
「せ、せーよく処理だよ!じゃなきゃ写しなんか抱かないね。お前も昨夜はあんあんよがって良い

ドコォォォ

吹っ飛ばされた。(比喩ではなく)
「二度と近づくな!!」

部屋から追い出され、ピシャンと障子が締められた。

その後も写しに避けられ続けた。
弁明したかったが失敗することが怖かった。もうやり直しは効かないから、さらに嫌われる可能性だってある。
写しを騙して抱き続けた引け目もあった。最後の以外はバレてないが、もし今までの記憶が蘇ったら、目も当てられない。

この後長義くんが後悔してせーよく処理じゃない!って言ってまんばとハッピーエンドかなぁ。

「身体が疼くんだ、抱いてくれ」ってまんばが訪ねてきて、泥沼化して、お互い好きだって発覚してハッピーエンドでもいい。

お疲れ様でした!!!!(強制的に終わる)