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木蔦(キヅタ)
2023-11-05 23:13:47
851文字
Public
ちょぎくに コメディ
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記憶喪失強化週間④記憶を失った長義がいろいろ吹き込まれる話【ちょぎくに】
長義は記憶がない。
刀として打たれた記憶はあるが、それ以降思い出せない。頭が痛いから打ったのかも?
「え、思い出せないのか?俺のことも?」
顔のよく似た刀がいる。兄弟だろうか?
肯定するとその刀は言った。
「俺はお前の写しだ!本歌は俺をよく可愛がってくれた!!」
関係性を教えてくれた。
なるほど。だから顔が似ている
…
「ちょ、お前、それ
…
」
「本歌はよく俺を甘味に連れてってくれて、奢ってくれた!!」
「へぇ
…
」
「あとよく俺を気にかけてくれて、俺が疲れてるとよくマッサージしてくれた!」
「そうなんだ」
「本歌は少食だからよく俺におかずを譲ってくれた!」
「ふーん」
「おいその辺でやめとけって
…
」
「本歌はどこかに出掛けると俺に土産を必ず買ってきてくれた!ちなみに菓子だ!」
「俺の性格からして、そんなにまで尽くしてたなら、もしかして特別な存在だったのかな?親友とか?」
「いやそれは南泉だ。ふたりは互いのことを話す無二の親友だ」
「へぇ、じゃあお前は俺の何なのかな?」
「写しだ!」
「それは聞いたよ」
「
………
」
「
…………………
まさか、実は恋仲だったのでは
……
!?」
「えっ」
「そうか、そうなんだね
……
!」
「いや、それは
……
」
「否定しないところを見ると合ってるってことか」
「ち、違う!!そんな関係じゃない!」
「照れ隠しかな」
「どうすればいいんだ!!否定してもそう解釈するのか!?」
「もしかしてみんなに秘密の関係だったとか?」
「違うって言ってる!」
「なるほどね」
「南泉!助けてくれ!」
「俺は知らないにゃぁ
……
全部お前がチョーシに乗ったせいだろ
……
」
「親友だけが俺たちの関係を知っていた、と」
「勝手にストーリーを作ってる
…
!だーかーら、違うって言ってる!」
「詳しい話は部屋で聞くよ。どこまでの関係だったのか聞きたいし」
「待っ
……
」
パタン
引き摺り込まれて、障子が閉じた。
南泉は手を合わせるしかできなかった。
おわり。
お疲れ様でした!
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