木蔦(キヅタ)
2023-11-05 18:17:03
1813文字
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未来と過去の入れ替わりまんばの話【ちょぎくに】


ちょぎくに
現パロ(生まれ変わり)+原作設定

まんばは目が覚めると、目の前に長義がいた。驚いて飛び起きる。転がるようにベッドから落ちた。

まんばは刀剣男士で、本丸に住んでいて、長義とは本歌と写しの関係だが、ただそれだけ。共寝をするような仲ではない。
部屋は本丸ではなさそう。洋風。フローリングにベッド、おしゃれなインテリアとかもある。

「ここは!?」

寝る前の記憶がない。なぜこのベッドで寝てたのかわからない。
まんばが騒がしくしたせいで長義が起きる。同様に驚くだろうと思ったが、平然としている。

「どうしたの?怖い夢でも見た?」
いっつも不快な顔をするくせに、優しくまんばに微笑む。
(誰だよ!!!)

「ななななななんで長義が同じベッドに!?」
「なんでって夫婦なんだから当然じゃないか」
「ふうふ!?」

まさか遠征で別の時代に!?ターゲットに近づくために夫婦を装ってるとか!?
しかし「おはよ」と髪にキスされ(装ってるわけじゃなさそう!!)となる。

戸惑っていると長義が察してくれた。まんばは寝る前の記憶がない、結婚した記憶がないと当たり障りのないことを話す。

「記憶喪失、かな?」
「け、結婚に至る経緯とか、教えてほしい」
「もちろん」

長義は出会ってすぐ結婚したとか昨日は帰宅が遅くなり、まんばが先に寝てた、などと話してくれる。

「俺がいない間に何かあったの?頭とか痛くない?」
「い、痛くない」

顔が似てるそっくりさんなのか、二振りで遠征に来て、二振りとも記憶喪失になってるのか判断がつきかねる。

(いや本当に生まれ変わったとか??)
それにしては生まれてからの記憶がない。長義の言う通り記憶喪失なのか?

その後、記憶のないまま生活を続ける。しばらくして長義に刀剣男士の頃の記憶があることを知る。ホッとするが、まんばの知らない出来事が出てきて唖然とする。

「付き合っていた?俺とお前が……?」
「そうだよ。それも覚えてない?」

その後、歴史修正主義者との戦いが終わり、顕現は解かれ、美術品に戻ったと。しかし分霊達のいくつかは人に転生したらしい。

「それで俺もお前も転生したわけ。同じ本丸の仲間と出会えるのは稀だよ」
「そんなことが??」
「そういえば出陣したくないって突然駄々こねたこともあったっけ」
「俺はそんなことした覚えはない」

違う本丸の個体かも?だけど歴史修正主義者との戦いが終わったとか言ってたから、まんばよりも未来を知ってるのは確実。







なんやかんやで、まんばは気づくと見慣れた本丸に戻ってきていた。
何が起こったのかよくわからない。夢だったのかもしれない。

長義に会うと不快そうに睨まれる。甘々長義に慣れていたからなんだか新鮮。

「お前一体どう言うつもりだ」
「どういうとは??」
何か怒られるようなことしたか?

「出陣したくないって部屋に引き篭もったことだよ💢」
「は!?」
「主の命に逆らったようなものだ。俺の写しながら情けない」
「え、ちょ、待て」

身に覚えはないが聞き覚えがある。
人間に転生したと言う長義から聞いた内容だ。
もしや本当に起こった?いやしかしそんなことをした覚えがない。

と考えた所で「もしかして未来の自分と入れ替わっていたのでは」という考えに至る。
もしそうならただの人間のはずだから、出陣できない。ボロが出ないように引き篭もっていたと考えると辻褄が合う。

「し、しかも、この前はいきなり抱きついて来たり、かと思えば忘れてくれと言ったり……
「なんだそれは初耳なんだが」
「お前がしたことだろうが!!」

入れ替わった未来のまんばがアレコレやらかしたらしい。長義とは恋仲だと言っていたから、入れ替わり直後に、事態が把握できずに普段の行動をした可能性がある。

「待て、そうなると近い将来お前と付き合うことに……??こんなやつのどこがいいんだ……??」
「何ブツブツ言ってんのかな💢」

いや嫌われてるし、何かの間違いじゃ?とチラッと見ると、ぷいっとそっぽを向かれた。

「ったく、そりゃお前がどうしてもというなら抱きつくくらい、与えてあげてもいいけど」

なんだか満更でもない様子。ツンデレか???

っていう未来と過去の入れ替わりちょぎくに。
お疲れ様でした!お付き合いありがとうございました✨