木蔦(キヅタ)
2023-11-05 18:09:41
1559文字
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なんちゃって平安パロ:義妹が帝に嫁ぐことになった長義くんの話【ちょぎくに】


なんちゃって平安パロ(変な設定・表現・内容があっても「異世界の話かな」で済ませてください。歴史詳しくないの)
ちょぎくに

長義は左大臣家の長子。京に住んでおり、父同様、帝に仕え、宮中に出入りしている。

ある日父親に「娘を帝に嫁がせる」と言われる。
長義に姉妹はいない。誰のことだ??と首を捻る。

しばらくしてまんばを連れてくる。ボロボロのなりで、憔悴しきっている。すぐさま身を清められ、綺麗な着物を着せられる。

実はどこからか子どもを拾ってきて養女にしたらしい。どういうカラクリか顔が長義そっくり。兄妹と言っても信じてしまう。
父に「どこの者とも知れず養女など!!」と怒るが聞く耳を持ってもらえない。

(ちなみに裏の設定ですが、まんばは長義の従姉妹にあたる没落田舎貴族。兄弟と山でのびのび暮らしていた。今回叔父から呼び出され、家族のために金銭を得る代わりとして京にやってきた。)

数ヶ月、長義の家で礼儀作法を学んでから入内するらしい。
顔は綺麗だが、長義が見る限りがさつで、乱暴で、すべてが"なってない"。これが義妹だと思いたくなくて「偽物くん」となじる。
義妹の部屋のそばを通りかかると、指導役の叱る声が聞こえる。食べ方が汚いとか、所作が美しくないとか。
そりゃそうだよな、と思う。野生児のようだった。あんなのなら顔は似てなくても貴族の娘を養女にすればよかったものを。
結構毎日頻繁に叱る声が聞こえる。



夜、義妹が庭にいるのを見かける。
逃げる気か?と思ったが、そんな様子ではない。

月を眺め、ぽつりと「兄弟……」と呟いた。
家族のことを考えていたのかとわかる。
ツーッと伝った涙が印象的で、目が離せなかった。

それ以来義妹のことが頭から離れなくて、気がつくと義妹の部屋に足が向かってしまう(だけど中の様子を盗み聞きする程度で、来たことを知らせずにそのまま帰る)

これは困った、早く入内してもらわないと頭が変になる、と考える。

今日も叱られている義妹の部屋に入り、言い放つ。
「来た時とまったく成長してないじゃないか、毎日何をやってるんだか。もういい、下がれ。俺が自ら教えてやる」

指導役に暇を言い渡す。
義妹はびくびくしながら長義を見てる。

「ほら、ここは伸ばして、ここに力を入れるから乱暴な所作になるんだ」
毎日通い指導する。
義妹も最初はびくびくしてたが、長義にだけは素を見せるようになってきた。

「十二単が重い、いざという時素早く動けないのが困る」
「素早く動く必要なんてないだろ」
「賊がきたら困るだろ」
「」

ちょっと変な所もあるが、完璧な貴族の姫が完成した。気を抜くとガサツさが出てしまうのが玉に瑕。

父親からそろそろ入内させると言われる。

「え」

そういえばそうだった。そのために義妹を連れてきたんだった。
なんだかポカンと胸に穴が空いたような気持ちになる。

父親には承知の旨を答えた。

あれよあれよと準備が進み、嫁ぐ前夜。
義妹がいる部屋を訪ねる。緊張しているらしく、表情が固い。

「お前には何にも期待してないけど、精々帝に気に入られるよう精進することだね偽物くん」

嫁いでしまえば、身内とはいえ簡単には会えなくなるなと頭の中でぼんやり考える。
惜しいと思ってしまう。

「たびたび会いにきてくれ」
…………無理だよ」
「長義……
「無理だ」

じっと乞うように見つめてくる義妹に誘われ、覆い被さる。引き寄せられるように口付けをした。

あ、と思ったが、もう止まらなかった。

で、色々あって入内取りやめになって、ハッピーエンドでどーでしょ??(唐突に終わる)

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