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ちょぎくに オメガバ③
(微妙な所で繋がってるけど単発で読める。)
長義はα。本丸にはΩがいないからΩが欲しかった。
βの同位体にΩ写しを貰い受ける契約をしたが、訪ねてみれば「こちら側の都合で悪いが別日にして欲しい」と言われる。何かあったのか、本丸全体が落ち着きがなく、忙しそうだったので仕方なく帰った。
本丸に帰ると他所のまんばがウロウロしてる。別日にと言ったが、すぐに送ってくれたんだとわかる。声を掛け、本丸へ迎え入れた。
「今日からここがお前の本丸だよ」
「俺の?ここに住んでいいのか?」
「俺の番いになるんだからもちろんだよ」
なんだか小汚かったので風呂に入れてやった。ずいぶんお腹を空かせてたようなので、たっぷりご飯を食べさせた。
自分の部屋に連れていく。
番いになるのは発情期まで待つが、マーキングは先にしておこう。
暗🫠転
初めてだったらしく、気持ちいいことが怖いと怯えて、宥めるのに苦労した。番いを労るのも責務だと思い、根気強く付き合った。
最後の方では良さそうにしてたので、頑張った甲斐があったと思う。
その後同じ部屋で暮らし始めた。写しはいつも長義以外の刀には怯え、長義にしがみついていた。
そんなところも可愛く思い、大事にしないとなと思った。早く発情期が来て、正式に番いたいと思っていた。
そんなある日、β長義から連絡が来る。
『Ωの件だが、なかったことにしてほしい』
「は!?なんで!?」
『すまない、こちらの事情だ。折角快く引き受けてくれたのに』
気に入ったのに返すなんてできない。
β長義が迎えに来る前に番ってしまおう。そうすれば誰にも引き離すことはできない。
写しに聞く。
「発情期っていつ?」
「発情期?」
「そう。いつ?」
「いつって
…」
「番いたいから」
「つ、番いたい!?」
「そう、お前はそのつもりで来たんじゃないの?」
写しは目に見えて動揺する。
「番えない!」
写しは走って部屋を飛び出す。
長義は気づく。これは美人局なのでは??β長義がΩに嫁ぐふりをさせて、自分を騙したのでは?そういえばやたらと金、金言っていた。
ふつふつ怒りが湧いてくる。
貴重なΩを使って詐欺を働くなんて!
逃げた写しを捕まえて、β長義に苦情を入れる。
「政府に突き出してやる!俺を騙すなんて
…!」
「す、すまない、騙すつもりはなかったんだ
…!」
「うるさい!そう言えば許すと思ったのか!?」
「同位体の怒りも尤もだ、しかしどうしてもこれは譲れないんだ
…!」
「譲れないだって!?詐欺を犯しておいてよく言う!」
「その点は本当にすまない。騙す形になってしまった。俺が早く自分の気持ちに正直になってれば」
「金が欲しいと言う気持ちか?💢」
「ち、違う!お、Ωに、恋を、してしまって
……」
「は?」
ちらっと写しを見る。
このΩ、β長義とデキてたのか!!
さらに怒りが湧き上がる。
「だから金はいらないから、Ωは渡せない。本当にすまない」
「いやだ!絶対に!」
「Ωとかβとか関係なく写しに惚れてしまったんだ、だから」
「絶対に返さないからな!」
「は?」
「ん?」
β長義に詳しく聞く。Ωはβ長義と一緒にいるらしい。ならばこれは誰だ?と写しを見る。写しの顔は真っ青。
「お前、騙したのか
…!Ωだと!」
「お、俺は騙してない!本科が勝手に勘違いしたんじゃないか!」
「しかし否定しなかったのはお前だろ!」
「Ωだって思われてるなんて知らなかったんだ!」
そういえばΩ云々の話題はまったくしてなかった。
本丸の前でうろうろしてたのをΩだと思い込み、連れて帰った。αはΩのことがわかるらしいが、生憎長義はΩに会ったことがないので、どういう感覚なのかわからない。
「お前、βか!」
「どうせβの写しはいらないんだろ、わかってる
…!」
きのこでも生えそうなくらいずーんとしてる。
「人違いだったんだろ、出て行く。Ωじゃない俺は不要だ」
「待て」
Ωじゃないから不要、というのは何か違う。Ωが欲しかったが、βだからいらないわけではない。
「ここにいろ」
「人違いでここにいるなんて惨めだ。出て行く」
「お前にいて欲しい」
「断る」
まんばは頑な。今にも出ていきそう。
αのプライドとか、間違えてた気まずさとかすべて投げ出して縋る。写しは卑下する性格があるから、一度不要と思い込んだら止まらない。
「βとかΩじゃなく、お前が良いんだ
…!」
必死に想いを伝え、ようやくわかってもらい、本丸に留まってくれることになってハッピーエンド。
お疲れ様でした!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°お付き合いありがとうございました!
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