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木蔦(キヅタ)
2023-02-04 13:06:33
1886文字
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付喪神になりたてのまんばに夜伽のために生まれてきたと教え込んでしまった長義の話【ちょぎくに】
ちょぎくに
小田原でまんばが作られるんだけど、本歌の影響で付喪神の姿をすぐに形作られる。
体は成人(=今と同じ)だけど自我を持っておらずぼんやり。(何にも染まってないと言う意味合いで)真っ白の着物を着てる。
田中金太郎が作刀したからか、髪の毛だけは金色。他は本歌にそっくり。
本歌は一目でその写しが気に入ってしまう。
自分の言うことを素直に聞き、雛鳥のように後ろからついてくる。(自発的に何かしようと言う意思がないのか、言葉は喋らず、こくりと頷くだけ。本歌の言葉は理解できているらしい)
ぼんやりとして、自己もないのに、目だけは強い光を帯びてキラキラしている。
これは後世に残る写しになるだろうと直感する。
どこにいくにも写しを連れ、見せびらかし、自ら手入れをしてあげ(=身なりを整えて)、写しが早く自立するのを楽しみにしていた。
その様子はまるで幼子を思わせたが、どこか色気も含んでいて、気づくと写しを見つめていることが多々あった。
そしてつい、魔が差した。
「その肌は触れるとどんな感触なのか」「どんな反応を見せるのか」その興味から写しに触れ、止まらなくなり、気づいたら夢中になってた。
写しと一夜を共にしてしまった。
無知な幼子に悪いことを教え込んだような罪悪感、白い雪を初めて踏んだような優越感、色々混ぜこぜな気持ち。
写しは夜は嬌声をあげていたものの、朝は無感動、無反応。ショックを受けてる様子もない。
本歌は罪悪感から自分の行動を正当化しようと無意識に考える。
「お前は俺のために生まれてきたのだから、夜伽は当然だ」
「この身体は喜ぶようにできている」
そう吹き込んだ。
写しはこくんと頷く。
そしてしばらくして写しとは離れ離れになった。写しが自我を持つところは、結局見守れなかった。
写しが一丁前に号をもらって名を馳せている事を知る。写しの癖に本歌を差し置いて生意気なと思った。自分が手をかけて育ててやった虚無な表情の写しが、どんな図々しいやつに育ったのか、腹立たしい思いだった。
そして本丸で再会する。
早々に嫌味を言えば、顔を歪められた。気分は良かった。
しかし顕現した日の夜、本歌の所に写しが現れる。逆恨みで奇襲を仕掛けて来たのかと思いきや、様子がおかしい。
「俺は、お前のために生まれた」
「慰め者にでもしてほしい」
「お前ので突かれたい、この身体はそれで悦ぶようにできている」
写しが恥ずかしげにもじもじとしながら、長義の体に跨る。
暗d(`・ω・´)(`・ω・´)(`・ω・´)(`・ω・´)b転
どうしてこうなった。
過去を振り返り、ああ、なるほどと納得する。
自ら写しにそう言い聞かせたせいだ。それが言霊になり、呪いの如く写しの存在理由と化した。
あの時の自分はなんてことをと思うが、過去は変えられない。
というちょぎくにいかがですか?(急に終わる)
この後、ふたりはセフレの関係になる。
夜の写しは積極的で、本歌に乗っかり自ら腰を振る。さすが出生時に教え込んだだけはあり、具合が良く、本歌は関係をずるずる。
しかし昼間の写しは夜の記憶がないことを知る。(正確には断片的に記憶があり「なんだこれは」「こんなのした覚えはないのに」と戸惑っている。)
それを知り、本歌は自分が残念がってることに気づく。そしてしばらくして自分が写しに惹かれているから、そんな気持ちになったのだと知る。
そして写しの方は断片的な記憶のせいで本歌のことをそういう対象に見るようになり、本歌を前にすると正常でいられない。どぎまぎ慌ててしまう。
そのうち惹かれているのだと知る。
しかしそのタイミングで本歌が自分を利用して、せーよく処理をしていると知る。
「俺を唆したのか」と詰め寄る。発端は本歌の言霊なので否定できない。本歌の反応からもてあそばれたと思い知り、写しは本歌を拒絶する。
夜はどうしても本歌を求めてしまうので、兄弟に頼み、柱に括り付けて物理的に行けないようにした。
そうして本歌と距離を取った日々を過ごしていたが、どうにも身体が限界で倒れてしまう。夜もよく寝れず、本歌とのことがショックで精神的にもストレスが溜まっていた。
手入れ部屋で頭を撫でる感触で目が覚める。
本歌が心配そうに見つめていた。
そこで本歌に想いを告げられる。まんばは身体が熱くて、本歌を誘う。
暗転。
ふたりは両想いになってハッピーエンド。
お疲れ様でした!お付き合いありがとうございました✨
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