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木蔦(キヅタ)
2023-02-04 12:59:45
2474文字
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写しに号を奪われてない歴史から来た本歌が顕現して、写しを甘やかす話【ちょぎくに】ちょぎくにサンド
ちょぎくに
サンド
まんばは本歌と仲が悪くて、顔を合わせれば嫌味の応酬、ギスギスした関係だった。
しかし政府からの依頼で、改変された歴史からやってきた本歌を引き取ることになる。
あれが2倍になるのか、と辟易したが、予想外にベタ甘な本歌が来る。
改変された歴史では長義が先に号が山姥切となり、その写しだからまんばも山姥切と呼ばれているらしい。「まぁ俺の写しだからそう呼ばれるのは仕方ないかな!本歌が有名だから写しもそう呼ばれちゃうよね!」と写しに優しい本歌。
与えるのが好きと言い、まんばを甘やかす本歌。(以降は便宜上、改変本歌って書くね)
まんばは無視されない、嫌味を言わない本歌に感動する。これこそ理想の本歌だ!
改変本歌の方が後輩だが、そんなことを感じさせないくらいしっかりしている。
まんばは改変本歌に懐く。
本丸の仲間の距離から、徐々に仲良くなり、非番の日は共に過ごすようになり
……
いつしか四六時中一緒にいる仲になった。
本丸の仲間達から「恋仲なのでは?」と言われるようになる。まんばはそういうジョークに慣れておらず慌てるが、改変本歌は余裕の笑みで「想像にお任せするよ」とかわす。
否定しない改変本歌に妙な妄想をしてしまう。意識しすぎかと思考を振り払う。
改変本歌の隣は居心地良くて、安心できる。ずっとこんな関係でいられたらなと思っていた。
そしてある日改変本歌から告白される。
まんばは驚いて、恥ずかしくなって、避けるようになる。
ある日、まんばは長義と出陣が一緒になる。
改変本歌が顕現してからも長義とは相変わらず仲が悪い。長義は改変本歌のことを気に食わないらしく、いつも遠巻きに睨みつけてくる。
なんやかんやあって、まんばと長義は部隊から逸れてしまう。
「お前がこっちだと言ったんだろ!」
「違う俺は下る道があると言っただけで、お前が突き進んだんだろうが!」
相変わらず長義とは言い合いになる。
早く戻らなきゃと気が焦るあまり、まんばは水溜りに滑って転ぶ。服がどろどろ。仲間でぐっしょり。
服を川で洗い、薄着でさむさむ🥶していると長義が自分の布を貸してくれた。あんなに嫌ってる奴が?罠か?と疑ったが
「風邪引くのをせせら嗤うほどお前を嫌ってるわけじゃない!」
と言われる。
「睨んでくるのに?」
「アレは最近お前がイラつくことばかりするからだ
…
!」
「イラつくこと
…
??」
「なんでかわからないが、お前を見るとイライラするんだよ!」
長義が怒るようなことをした覚えがない。前から不仲だったけど、最近親の仇かの如く睨むようになった。
「みんなと早く合流しないと心配してる」
「二振り目がか?」
「?? なんで本歌?」
「付き合ってるんだろ」
「は!?つ、付き合ってない!お前までそんな
…
!」
まんばと改変本歌の噂は長義の耳に届くまで広がってるらしい。
告白はされたのであながち間違いとは言い切れないが、断じて付き合ってない。
その後、部隊と合流し、本丸へ帰れた。なぜか長義は機嫌が良さそうだった。そんな顔を見るのは久々だった。
それからも長義との関係は変わらず口喧嘩する仲。
改変本歌とは気まずいので避けているとなぜか長義に捕まる。大抵自慢のようなマウントを取られ終わる。(「へーそりゃよかったな」と返してあげる)
そんなことをしていると改変本歌に見つかってさらに逃げる、という日々
…
しかし痺れを切らした改変本歌に捕まり、蔵に連れ込まれ
……
暗転
………
はシナイヨ!
まんばは壁に縫い止められるように言い寄られ、ドキドキしてしまう。顔が近い。
「これ以上避けられるのはつらい」「告白はいっそなかったことにしていい、普段通り接してほしい」という主張。
まんばは恥ずかしくて避けていたけど、それで改変本歌を傷つけていたんだなと気づく。反省。
だから次の日から普段通りにしようと思う。
しかし改変本歌にまんばを見る視線が甘すぎてどうしても意識してしまう。今までもそういう視線だったかもしれないが、気持ちを知らなかったから気づかなかった。
世間話をしているにも関わらず、カァァァァと赤面してしまう。
(ちなみに、他の刀からは「今日はイチャイチャ度すごいね」「この前はまんばちゃんに避けられてたけど仲直りしたのかな」「ついに恋仲になった?」と噂されてる)
長義の機嫌が急★降★下。
ブチギレてまんばを強引に部屋に連れ込むも、なんで自分はイラついているのかわからず、まんばに「???」
と思われたまま、八つ当たりをしただけで帰してしまう。
その後、ふたりがイチャイチャしてるのを見て、ようやく長義は自分の気持ちに気づく。
しかし気付いたものの、今までの態度から気持ちを素直に伝えられない。
一方まんばは未だに改変長義の気持ちに戸惑っていて、真っ赤になってしまう。ボディタッチが多いし、距離が近い。抱き寄せられたり、手を繋がれたり。
自分がどうしたいのかわからず困ってしまう。
「俺の世界では写しが焼失してるからお前とこういう事ができるのが嬉しい」
そんな事を言われると拒否できない。
改変本歌はまんばをすごく大切にしてくれる。一番に考えてくれる。受け入れたらきっと幸せだろうと思う。
しかし違うなと思った。
まんばが求めているのはそんなんじゃなく、もっと、こう、対等な
……
と思った所で長義の顔が頭にチラつく。
(なんでこんな時に長義が
…
!)
ボンっと赤くなる。
もしも長義だったら、という妄想をしてみる。意外にも嫌悪感はなくて、まんばは青褪める。
(もしや俺は、嫌われてるやつに惚れてしまった
…
!?)
この後、改変長義にゴメンナサイして、まんばは必死で長義に猛アタックして(毎回続かない会話をして長義が「?🤔」ってなる)結局両想いだって発覚してハッピーエンドです。
お疲れ様でした!お付き合いありがとうございました✨
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