木蔦(キヅタ)
2023-02-04 12:28:53
1238文字
Public
 

大奥の奉公が終わったら幼馴染と一緒になるつもりだったまんばの話【ちょぎくに】※なんちゃって時代劇※女体化注意


こういう話が好きなので、ちょぎくにで書かせてください。

※なんちゃって時代劇パロ
※女体化(花嫁修行とか大奥とかあるため。身体的表現はなし)
※お約束展開

まんばは武家の娘なんだけど、家が落ちぶれて質素な生活を強いられてた。明日食うのも困るレベル。
まんばも年頃だし、大奥に女中として奉公に行けと言われる。大奥に勤めることは花嫁修行として一般的。

奥女中なら腹を空かすこともないと思い、まんばは喜んで行く。

今の上様は女性嫌いで有名で、大奥の人数も少ない。そんなに仕事もないはず。
粛々と大奥で行儀見習いをしていた。

まんばは奉公が終わったらある人の所へ嫁ぐつもりだった。幼馴染と結婚の約束をしていた。

しかし上様の提案により、事態が一変する。

女嫌いの上様は大奥をなくすと言い始めた。それだけならまだしも、大奥全員を家臣達に嫁がせると言った。
上位の女性達だけかと思いきや、見習奉公のまんばまでも対象だと言う。自分は帰らせて欲しいと訴えるが聞いてもらえない。

男子禁制のはずの大奥に男達が我先にと入ってきた。見目のいい女性や高貴な女性を捕まえて引っ張っていく。

まんばは捕まってたまるかと、襲いかかってきた男を殴り飛ばした。
バッタバッタと男達を薙ぎ払い逃げる。途中、仕事仲間を助けてあげたりした。粗方片付いたと思い一息つくと、罠にかけられ捕まってしまう。

数人で押さえつけられ、力で敵わずなす術がない。しかしそんな所に幼馴染が助けに来てくれる。

随分長い間会ってなかったが一目でわかった。
「国広、お前なんでここに?」
「お前こそ」
「まさか奥に勤めてるとか言わないよな?」
「そのまさかだが」

幼馴染はピシッと固まった後、ジロジロと上から下まで見回して「これはこれでいいのか……?」と呟き、思案顔。
あーだこーだ呟いた後「よし」と頷き、まんばの手を強引に引いた。
連れてこられたのは随分豪華な部屋で、上等な布団が敷いてある。この部屋はまだ大奥の敷地内だが、今回のことがあったため部屋ごと開放になったのか?と思う。
そこに長義が我が物顔で座る。えらそう。

「ここは?借りたのか?」
「まあね」
まんばは布団へ引っ張られる。
「大きくなったら一緒になろうと言ったのを覚えているか」
「覚えてる」
「今も変わりないな?」
「幼い頃の約束とはいえ、二言はない」
「なぜ奥にいた?」
「行儀見習いだ」
「優」

幼馴染はとてもご機嫌。締まりがない顔。
「そういえば家に帰りたいんだが、長義ここの偉い人に口利きしてくれないか?他の人達も家に帰してあげてほしい」
「いいよ。ただしお前は奥に残れ」
「へ?でも奥はなくなるって」
「金もかかるし、派閥争いがウザかったからなくしたんだ。お前一人なら問題ない」
「いや、だからなんで俺が」


で、上様は長義くんだってわかっててんやわんやでおしまい。

お付き合いありがとうございました!お疲れ様でした!