木蔦(キヅタ)
2022-08-18 15:55:41
1434文字
Public
 

男と寝るのは普通になってしまったまんばの話【ちょぎくに】


※モブんばやさにんば(体の関係あり)の過去があります。

顕現時すぐに審神者に体を強要されて、男と寝るのは普通って感覚になってしまったまんばの話。

一般的には愛のある行為だってまんばは認識してるけど自分の価値はそれくらいしかないと思ってる。
別にそう言う行為なんてどうってことない。スポーツの感覚。

しかしまんばの本丸は政府に差し押さえられ、まんばはそこから逃げ出した。
(政府は保護しようとしたが、まんばの勘違いで捕まると思い、逃げてしまった)審神者が刀を虐待してると通報され、逮捕という流れ。
逃げた後も行く宛がなくて、夜の街を彷徨い、行きずりの男と寝たりして生活していく。

そんな中、まんばは本歌と出会う。
荒んだ生活をする写しを本歌は放っておけず、幾度となく世話を焼かれる。
日本語おかしかった。「世話を焼く」
まんばは煩わしいと思いながらも、徐々に長義に心を許していく。

しかしその間も、別の男に抱かれ、日々生活をする。

だけどある日、本歌から押し倒される。(事故とかで転んでしまって、覆いかぶさっただけ)まんばは咄嗟に本歌とそう言うことをする空想を抱くが、強い拒否反応を示す。
本歌に抱かれるのは嫌だと思ってしまった。
まんばは本歌を突き飛ばし、逃げ出す。

まんばは他の男に抱かれてる時も本歌のことを考える。セッが嫌になったわけじゃない。だからきっと本歌のことが嫌いだから、あんなに嫌だったんだ、と思う。
本歌は口うるさいし、お節介だし、すぐ指図するし、うざったい。

何が好物とか何が楽しいとかわからず、自分に感情などないと思ってたが、本歌のことは嫌いというのはわかった。

次に会った時に言う。
「あんたのことが嫌いだからもう俺に構うな」
言ってすっきりすると思ったが、逆にもやもや。
もしや嫌われたんじゃないか、と心配する始末。
こんな気持ちになった事なんてないのに、なんなんだ?とフラストレーションが溜まっていく。

でも自分をぞんざいに扱うとなんだかそれも晴れた。酷くすればするほどもやもやは消えていった。

それはまんばを大切なものかのように扱ってくれる本歌への
当てつけだが、まんば自身はそれに気づかない。

どんどん酷くなり、もうこのまま朽ち果てたいと思ったところで本歌に助けられる。
そして叱られて「心配だから目の届く範囲にいろ」と抱きしめられる。

本歌の事が嫌いなはずなのに、なぜか胸がぽかぽかして、まんばは不思議に思う。
本歌が心底大事そうな瞳で見つめてくるので、赤の他人の写しになんでそこまで?と疑問に思う。

でも本歌に頬を触られた瞬間、嫌悪感が湧いてきて、手を跳ね除けてしまう。
「本歌、ダメだ、触らないでくれ……!」
まんばはなんで嫌悪感を抱くのかようやく気づいた。
「汚い俺なんかに、綺麗な本歌が触れたら汚してしまう!」

まんばはセッが愛する者同士の行為だと知ってる。それを不特定多数をやるのは汚いとわかってる。

汚い自分に触れてほしくない。
汚いと知られたくない。
だからあんなにも嫌な気持ちになった。
他の誰でもない、本歌にだけは嫌だった。

本歌のことが好きだから、軽蔑されたくない、嫌われたくないと思っていたことに気づく。

発狂気味のまんばを本歌があやすように撫でる。

そして翌日想いを伝え合って、ちょぎくにハッピーエンド!お疲れ様でした!!
お読み頂きありがとうございました!