木蔦(キヅタ)
2022-03-15 23:05:30
3205文字
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エロゲをするまんばの話【ちょぎくに】


ちょぎくに

ある日まんばは乱雑に捨てられているディスクを発見する。「こんな時代にディスク??」と思い、物珍しくて思わず拾ってしまう。

大抵音楽やゲームはネットからDLするし、パソコンはファイルサーバーが主流だし、映画やドラマは配信動画を購入するのが普通。
昔のデータを捨てたのか?と思う。もしも機密情報だったらどうするんだ、うちの本丸の情報なんて漏れたら大変だ。

まんばはパソコンで読み込んでみる。偶然にも外付けCD/DVD/ブルーレイ対応ドライブを持っていた。

読み込むと自動起動する。ピンクの画面が表示された。

『布まで愛して』と言うタイトル画面が表示された。ばーんとまんばが映ってる。
「は?」
ドン引き。

(これは、写しが出るのか?)
訝しげにじろじろ見る。

「NEW GAME」と表示されているから、何かのゲームらしい。タイトルから推測するに恋愛シミュレーションだろうか。
本丸内の誰かがいらなくなった昔のゲームを捨てたのか、と思う。

ふと審神者を思い浮かべる。
審神者はちょっと頭のおかしい人で、まんばを猫可愛がりしている。変な本をたくさん持っているし、たまにニヤニヤとしていることも多い変態だ。

こんな気持ち悪いゲームなんて審神者のに違いない。
(全く主は……
彼女の趣味に辟易。

一体どんなゲームなのか。パッケージはなくディスクだけが捨てられていたため、説明書がない。傷がなかったのは幸いだった。

興味を惹かれ、ゲームを始めてみる。
ロードが始まり、すぐに画面が表示された。

本丸のようだ。

『この本丸に配属され、審神者にも挨拶が済んだ。さて、どこへ行こうか』

審神者に挨拶??主人公は審神者ではないのか?そういえば主人公の名前を入力する画面がなかった。

配属ということは、別の場所からやってきたことになる。刀ならば『顕現』と言うだろうから政府の役人辺りだろうか。
選択肢には『厨』『縁側』『畑』『大広間』『自室』と表示されている。
腹が減ったから厨にでもするか」

現実世界のまんばには全く関係ないが、前情報がないまんばにとってはどれを選ぶのも変わらない。単純な思考で選んでみる。

まんばの立ち絵が表示された。布を被っているから特個体だろう。
『え、あ、もしかして新しく本丸に来た!?』
恥ずかしそうにしている。布を引き下げるような差分絵に変わった。
『よ、よろしく頼む』

「俺を攻略すると言うのは変な気分だな。恥ずかしがってるのもあざとく感じる」
ドン引き。第三者目線ではこう見えてるらしい。今後の行動を改めようと思う。
『よろしく、偽物くん』
主人公が喋った。
「え、待て、偽物くん??は?」
そう呼ぶのはひとりしかいない。しかも音声付きだったが、覚えのある声だ。

「これ、本歌が主役のゲームなのか!?」

審神者はなんでこんな物を持っていたのか。小一時間問い詰めたい。
ゲームを進めると驚くことにまんばは計5振りになった。他の刀も登場するが、攻略対象じゃないらしい。その証拠にまんばには好感度ゲージが表示されるが、他のキャラはない。

(俺を攻略するのか?)
何のために?もしかして本歌と写しの仲が悪いことが原因で、仲良くさせるゲームが出たのだろうか。
ふたりの仲は壊滅的で、ゲームになったらさぞ難易度は高いだろうと予測できる。

しかし危惧していたよりも、ゲームのまんばはちょろかった。
いくつかイベントをこなすとすぐに好感度がMAXになった。

今攻略しているのは最初に会った厨のまんばだ。
(これは恋愛シミュレーションじゃなく、友好を深めるゲームか?)
と考えていたのにそれが覆された。

『ほ、本歌……体が疼いて……だ、抱いて、くれないか!?』
ゲームのまんばが頬を赤らめながら、夜着で部屋にやってきた。
「は!?」
審神者はなんて物を持っていたのか。じゅーはちきんゲームだった。
画面ではまんばがあらぬ姿で鳴いている。目も当てられない。自分ではないが自分であるため恥ずかしい。

(待て待て待てなんで本歌とこう言う関係になるんだ、おかしいだろ

チラリとみるとスチル絵が表示されていた。とてもえろい。
喘ぎ声や濡れ音まで音が収録されているから、まんばは頭を抱えてしまった。
(あるじ〜〜!!)

画面のまんばはとても気持ちよさそう。快楽に溺れまいと、必死に耐えているが、まさに突かれてイキそうなギリギリのライン。

(なんてゲームだ!)

だけど、目が離せない。
(俺も、こんな風になるの、か?)

そんなことを考えてハッとした。ブンブンと頭を振る。
さっさとゲームを進めようとボタンを押した。

何回か目のNEW GAME。

まんばはあの後次々と写し達を攻略していった。いずれも濡れ場があって、とてもえろかった。挿れられてよがる写しを見てると何とも言えない気持ちが湧いてきた。
もうやめよう、もうやらない、と思うのに、ついつい気づくと電源をつけていた。

あとひとりでコンプリート。今度はどういうシチュエーションになるのやら。

まんばは最初の選択肢を選ぶ。
今回も簡単に好感度が上がり、えちちイベントが起こる。

ひょんなことから押し入れに閉じ込められ、密着状態に。
『長義、俺、長義になら何されても……
ごくり、と喉が鳴る。

「そこまで」

画面を遮るように手のひらが現れた。
びっくりして仰反る。
振り返ると、長義がまんばを見下ろしてる。
眉間に皺を寄せ、怒っているよう。

しかもエロゲをやってるところを見られた。画面では『長義、触ってくれ』とボイスが流れている。言い逃れできない。

「こ、これはその!」
「お前が持っていたのか!俺のゲーム!」

なんて??( ° ω ° )

主の変な趣味かと思ってたのに?これは長義のだというのか?

「お前のだって言うのか!?俺の事が嫌いなのに!?」
「嫌いって誰が言ってたんだ!本歌たるもの、写しハーレムは一度は夢を見るだろ!ってそうじゃない!なんで捨てたゲームをお前が持ってるんだ!」
「いや色々あって」
「省くな!」
長義がなぜ持っているのか、しかもじゅーはちきん……
チラッと画面を見る。そこには物欲しげなまんばのスチル……。恥ずかしげに服を捲って、イヤラシク脚を開いている。

「それよりもお前は自分が抱かれてるゲームをやるなんて、随分趣味がいいね?」

ギクゥΣ(0Д0;)

「自分が抱かれてるのを見て、抜いてたんだ?」
「そんなことはしてない!」
「ふぅん?どうだか。俺が捨てたのはだいぶ前だから、その間ゲームをやってたってことだろ?かなりやりこんでるんじゃないのかな」

抜いてない、抜いてないが、気になってゲームをやりこんだのは事実。反論できない。

「ほら、お前もこう言うことされたい?」
「え!?」
「ふふっ体は正直だね」
「ちょ、あ、やめ……!それは生理現象で!」
「でも興味あるんだろう?」
「んん……っ!」

何かの拍子でボタンを押してしまったのか、ゲームが進み、パソコンから喘ぎ声が聞こえて来る。

『あっあっ』
「こっちに意識向けて」
「え、あ……
『長義っ!もう!』
「またまったく、仕方ないな

暗📺転


ゲームのシチュエーション5つ分やらされた。媚薬イベントは薬がないから長義の霊力を思いっきり注がれて、酔った状態でやられた。

「これはお前知らないよね?コンプするとシークレットで出てくる隠しキャラがいるんだけど」とネタバレされ、さらにとんでもないことをされた。

ゲームを拾ってしまったばかりにこんな目に遭わされるまんばであった……

ちょぎくにはっぴーえんどー!お疲れ様でした!