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木蔦(キヅタ)
2022-01-11 12:03:29
4088文字
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飴が好きなまんばの話【ちょぎくに】
ちょぎくに
審神者に最初飴玉を与えられ、その時から大好きになってしまったまんば。甘くて美味しい!
常に飴玉をポケットに入れており、部屋にはぺろぺろキャンディ的なものまである。
ある日大玉飴を喉に詰まらせる事件があり、兄弟から飴玉禁止令が下る。部屋中の飴を取り上げられショボン
…
。
飴がないとどうしても落ち着かずウロウロ。なんとか秘密裏に飴を入手し、こっそりと口に入れる。
美味しい!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
心の潤い!神の与えた食べ物!奇跡の産物!
「みーちゃった」
声の方を確認すると長義がいる。
まずい!兄弟に告げ口される!
「飴食べたよね?」
「な、何も食べてない!」
「うそ。食べてる」
「ほ、本当だ、ほら食べてない!」
飴玉を舌の裏に隠し、べっと長義に見せる。
「
……
ないね」
面白くなさそう。
「な、ないだろ!だから
…
ん!」
長義の口が覆いかぶさってくる。口を無理矢理こじ開けられ舌が侵入してくる。
散々追い回されて、ようやく解放される。
「うそじゃないか」
べっと長義が出した舌には飴玉。
「あっ!」
「口の中は甘ったるかったし、証拠の品もあるし、言い逃れできないよ」
絶望。兄弟に叱られる
…
!
「バラされたくなければ俺の言うことを聞け」
脅迫された。有無を言わさず通報されると思ったのでびっくりする。とは言え、状況は厳しい。
「逆らえば容赦なく突き出す」
「くっ
……
わかった、要求はなんだ
……
!」
まんばは渋々長義に聞く。
畑当番を押し付けられた。
( °ω° )
………
疲れた。折角の非番だったのに一日中しゃがみ込んで苗を植えていた。同じ姿勢だったせいで腰が痛い。
長義がやってくる。
「ちゃーんと仕事はしたみたいだね」
「
…
!」
「またよろしく頼むよ、頼りにしてる」
「誰が
…
!」
「ん?断る気か?いいのかなそんな態度で」
これ見よがしに飴玉を取り出す。
「あっ
…
!」
「がんばったお前にご褒美を持ってきたのにな。そんな態度じゃ上げられないか」
まんばは思わず手が出るが、ひょいと避けられる。
そして袋を破り、長義は口の中へ。
「あー!!!」
「あっま
……
」
自分の飴(既に自分のだと決めつけている)が奪われ、頭に来る。長義の胸ぐらを掴み引き寄せた。そして飴を奪還せんと突入した。
ぶちゅーと口付ける。
すぐさま舌を突っ込んだ。
長義の口の中を無遠慮に這い回り、ようやく目当てを見つける。引き寄せようとするかツルツルと逃げてしまう。
追い回して追い回して、ようやく奪取した。
「っはぁ」
口を離す。コロコロと口内を転がる飴のお陰で、求めていた甘みがいっぱいに広がる。
(*´艸`*)♡
「お前ね
……
」
「お、俺のなんだから別にいいだろ!」
「あげるなんて言ってない」
「ご褒美だって言った!」
「用意してただけであって、あげるつもりはなかった」
「なんだと!」
「返せ」
唇を奪われる。口内の飴玉を奪われて、離れた。
「んー!!」
そこからは取っ組み合いで、飴を奪い合った。
深い口付けで、何度も何度も飴玉が二人の間を行き来する。長義の口内は甘くて、甘いのは飴のせいだとわかっているのに、そのうち口付けに夢中になっていく。
飴は小さくなり、パラパラとカケラになって溶けていった。それなのに止まらない。
甘い。
口を満たす甘いものが欲しい。
ちゅっと音を立てて長義が離れていく。まんばは物足りなさを感じる。
「本歌、飴、もう持ってないのか?」
「強奪しようって?」
「そ、そういうわけじゃないが
…
」
「生憎持ってないよ」
長義はそういうとあっさり帰ってしまう。
まんばははぁ、と熱い息を吐いた。
次の日長義はしたり顔で飴を持ってきた。昨日奪い合いになったのにまたやるつもりかとジト目で見る。
すると長義はその飴をまんばの口に突っ込んだ。
「んぐっ」
「俺は優しいからね、お前に与えてやろう。感謝するんだね」
飴だー♡と思ったのも束の間、口いっぱいにスーッとした風味が広がる。
冷たい!からい!甘くない!
「ん〜〜〜〜!!」
口を押さえて立ち上がる。吐き出したい!
長義の胸ぐらを掴み、キスをした。超特急で飴を押し付ける。長義の口の中に入れるとすぐに離れた。
「なんだそれは!まずい!」
「薄荷だよ。知らないの?」
ニタァと悪そうな顔。
「お前が薄荷を嫌いなんて知らなかったなぁ?」
絶対推測できてた!意地悪すぎる!
長義は美味しそうにコロコロ。あんなまずい物をよくも平気で舐めれる物だ。
口の中がまだ不味い。口直ししたい。
「う〜〜本歌のばか
…
口がまだ辛い。本歌のくせに写しに満足に与えることもできないのか」
「はぁ?それは挑発か?お前の本歌が無能だと?」
長義はまんばの腕を引く。辿り着いたのは厨。
「待ってろ」
弁当に使うアルミカップを机に置く。鍋に水と砂糖を入れ、火にかける。数分煮詰めた後、アルミカップに移した。
「ん」
「???」
「べっこう飴だよ」
「べっこうあめ?」
「それすら知らないのか。砂糖を溶かすと飴になるんだよ」
「!ただの砂糖が飴に!?どんな神の所業だ
…
!すごい!」
「もう固まったから食べてみろ」
アルミをペリペリ剥がして、口に入れる。少し平べったくて食べにくい。だけどちゃんと飴!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
先程までスーッとしてからかった口の中が塗り替えられていく。
(*´∀`)
「たくさん食べたい!」
「自分でやれ。あとこんな所にいたら兄弟にバレるんじゃないか?」
長義はさっさと帰ってしまう。
見よう見まねでべっこう飴を作ってみたが、見事に焦げ、苦い飴になった。
(´・ω・`)ショボン
鍋を焦がした事を謝りに行ったら兄弟にバレた。叱られ、厨当番の時以外出入り禁止になった。
再び長義が嫌がらせに来た。チュxパチャxプスを見せつけて登場。なんのつもりなのか。
しかも持ち手部分には変な機械がついてる。
「それは?」
「ボタンを押すと回転するんだ。自分で舐めなくても食べれる」
「怠惰だな」
「これはこれで別の感覚が味わえて美味しいよ」
ごくりと喉が鳴る。
「俺も欲しい」
「お前は兄弟に禁止されているだろ。厨の件もバレたくせに」
「今回のは本歌が言わなきゃバレない。俺もチxッパチxップス舐めたい」
べっと舌を出して乞う。
「次の畑当番代わりなよ」
そう言いながら長義はまんばの口に突っ込む。突っ込みすぎて少し「んぐっ」ってなったが耐えた。念願の飴!!しかも機械付き!
ボタンを押すとくるくる回転する。そっと舌を添えると独特の感触。
「〜〜〜///」
味わってると長義に持ち手を奪われた。
口の中から引っ張り出され、取り上げるつもりなのか、と思ったら奥まで再び入れられる。長義は無表情でじっとまんばを見た後、その抜き差しを数回繰り返した。まんばの焦る姿を見てからかっていたのかもしれない。
結局すべてまんばが舐め切った。長義が買ったはずなのに機械もくれた。
飴がなくなると物足りなくなる。口の中に何か欲しい。
「本歌、もう飴持ってないか?」
「
……
ないよ」
「ひとつくらいあるだろ?本歌なら写しに与えてくれ」
「お前は!飴のことになると小ざかしいな!」
わざと本歌の気に障るような言い回しをする。本人にもバレた。
バレた上で乗ってくれる。
「だって口の中が物足りない
……
」
「仕方ないな
…
!」
やった、またべっこう飴を作ってくれるに違いない!と思ったが、長義は飴を隠し持っていた。それをまんばに見せつけるように出し、自らの口に放り込んだ。
またそのパターンか!
奪ってやる!
どこからでもどうぞ、と言わんばかりに長義が腕を広げる。まんばは長義の肩に手を置き、口づけをした。
お互いそのつもりだったので、すぐに舌が交わる。長義の口は甘い。美味しい。長義が飴なんじゃないかと錯覚する。
飴がなかなか奪えない。だけど甘さはあって、これはこれでいいかもしれない。
そのうち体がほてってくる。長義に触れてる所が熱い。長義も自体も熱くて、なんだかおかしいと思った。
それでも飴欲しさに口付けは止まらない。雛鳥が親に餌を求めるように、長義の施しを受ける。まだ飴は渡してもらえない。
長義に口内の上顎を舐められた時、ぞくぞくとした感覚が背筋に走った。
身体が支えきれなくて、長義に寄り掛かる。その時に固いものがあることに気づいてしまった。
「
……
っ!」
思わず唇を離す。長義のニヤリとした顔。
そしてあんなにもらえなかった飴が口移しで押し付けられた。
「その飴、美味しい?用意した甲斐があったよ」
暗転
まんばはご立腹だった。
けしからん。プンスカプンスカ。
チュッXチャッXスの機械にイボイボの物をつけられて、あらぬ所へ挿れられた。飴への冒涜だ!しかも苦い物を舐めさせられた。咥えるというだけで飴とは似ても似つかない。
1番許せないのはまだ飴を隠し持っていたことだった。
まんばがヒーヒー言ってる時に飴を再び押し込められた。
喉につっかえないように舐めるのが大変だった。その飴は甘くて美味しかったからもっとほしいとねだるとたくさん出てきた。そんなにあるなら早く出せ。
そうして長義とは体の関係を持ってしまった。飴がなくて口寂しい時、長義にキスしに行く。ちゅーするとなぜか飴がもらえる。最近はそれ目当てで行ってる。
しかしその後は暗転コースで、まんばはちょっと困っている。
:
:
そんなこんなで、飴の代わりに長義を舐めるまんばの話。おしまい。
■どうでもいい設定
・それもっと食べるともっと(違う物が)欲しくなるタイプの飴ですよまんばくん
……
・出てきた機械はすぴんぽっぷきゃんでーです。
・ただふたりの間で飴が溶けていってほしかった。ただそれだけなの
……
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