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木蔦(キヅタ)
2021-12-26 15:39:49
1229文字
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まんばハーレムを作ってもらった長義くんの話【ちょぎくに】
長義の本丸にはまんばがいない。できたばかりの本丸で、なんとか聚楽第任務をクリアし、長義が配属。
だから自分より先に顔を売ってる写しはいない。
写しは生意気だと聞く。そんなやつが本丸にいると嫌だから、今の状況は清々する。
しかし長義は演練で他本丸の極んばに一目惚れしてしまう。
美しく、凛としていて、怖気ることなくまっすぐ長義を見る。刀を振るう姿に見惚れてしまった。
審神者に何をぼーっとしてるのか聞かれて我に帰った。
長義は勇気を出してまんばに話しかけてみる。仲良くなりたい。あわよくば恋仲になりたい。
しかしこの極んばがくわせもので、嫌味を長義に言ったり(本人にそのつもりはない)、長義の誘いを上手くかわしてくる。
長義も売り言葉に買い言葉で、喧嘩友達みたいな関係に。
噂に聞いてた通り生意気だ
……
でもそんなところもイイ
……
口説くのに躍起になる。
どんどん夢中になる。
長義はデートに誘おうと決意する。ベタな誘い方だが、映画の前売り券を握りしめ、極んばに声をかける。
いつもツンツンな言い合いだから素直に誘えなくて、結局「いらないのにもらったからやる!」と言ってしまう。こんなはずでは
…
としょげていると、極んばから
「じゃあ長義一緒に行ってくれないか?俺も一緒に行くやつがいない」
と言われる。くすっと悪戯っ子のように微笑んでることから長義の目論見がバレてる。でもバレてるからこそ、これは紛れもなくデートの誘い。
いちもにもなく頷く。
舞い上がって本丸に帰る。
すると審神者が言う。
お前のためにまんばをたっくさん顕現してやった。お前、他所の写しを羨ましそうに見てただろ?長義には従順にと言い聞かせておいた。
と。
「はぁぁぁぁ??」
まんばハーレムが出来上がっていた。
本歌様、本歌様と慕ってくる。
審神者はどうだ、嬉しいだろ!という顔で見てくる。
まんば達にもみくちゃにされ、あわあわ。
自分が好きなのは極んばであって、まんばなら誰でも良いわけじゃない、と思い、審神者に抗議しようとした。
「ちょ、長義、お前、そういうやつだったんだな
……
」
声がする方を見ると極んばが侮蔑の目で見ていた。
なぜうちの本丸に???
長義がわちゃわちゃやってたのは門のすぐそば。外部から丸見え。
「映画の日取りを決めてなかったから、ついでに作りすぎた菓子でも持ってけと兄弟に言われて来たんだ。
……
お前、本丸でそういうことを写しにさせてるんだな
…
」
ドン引き、と顔に書いてある。
誤解だ!!!
「映画はそいつらと行けばいい。菓子はここに置いておくか良かったら食べてくれ」
弁解しようにも極んばはそんな間も無く去っていった。残された長義はうじゃうじゃいるまんばにまとわりつかれながら、途方に暮れるのだった。
完。
多分この後、極んばのとこへ行って、弁解して信じてもらって、告白して、両思いになる流れだと思う。
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