木蔦(キヅタ)
2021-12-26 15:28:48
2422文字
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自分の身体が房中術されてる所を幽体で眺めるまんばの話【ちょぎくに】


ちょぎくに

まんばは時間遡行軍との戦いで傷つき、重傷で担ぎ込まれた。すぐに手入れをするも意識が戻らない。

しばらくすれば覚めるだろうと思っていたのに3日も寝ている。さすがにおかしいと思った審神者はまんばを調べる。

まんばは霊力が著しく低下して、体が保てない状況になっていた。






まんばは困っていた。真下に自分の体があり見下ろしている。所謂ゆーれーの状態。ゆーたいりだつ~~みたいになっていた。

自分の体に戻ろうとしても弾かれる。
他の刀にいることを伝えようとしても、誰にも気づいてもらえない。霊刀でも素通り。人間の魂じゃないから見えないのかもしれない。
長義がまんばの元へ来る。
何か思い詰めた表情。

「お前の本歌だから、選ばれた。……悪く思うなよ」
(選ばれた??)

何のことか「???」と思っているうちに長義がまんばの胸ぐらを掴む。殴る気か!?と思ったら寝巻きを肌けさせられた。
そのまま裸にひん剥かれる。

『わわ!本歌!何してるんだ!』
慌てて止めようとするも声は届かないし触れない。
そしてあらぬ所に指を突っ込まれる。
『ひゃ!なんてことを!?なんでそんな所に!?』
まんばはあわあわ。
まんばが慌ててるうちにどんどん先に進んでいく。そしてついに長義の長義が突っ込まれた。

『えーーー!?』
まんばは自分の体が長義に犯されているのを信じられない気持ちで見ている。

ガクガク長義が揺さぶるが、当然まんばは意識もないのでされるがままに揺れている。
しばらくし、長義がまんばの体に下半身を押し付け、脱力した。そして離れる。まんばの頬を撫で、「うん」と頷いた後、まんばと自分の衣服を整えて出て行った。

まんばはその間も呆然と見ていた。

一体何が起こったのか。

その後たびたび長義がやってきてまんばを抱いた。長義はそのたびにまんばの顔をじっと観察し、うんうんと頷いて出て行く。



自分が抱かれてる姿を見るのは変な感じだ。

しかしまんばはなんとなく察する。これはきっと房中術だ。長義が自分を助けるためにやっているのだろう。恐らく本歌だからと押し付けられたに違いない。
現にまんばの体は霊力が低下していたが、少しずつ戻りつつある。

その日も長義が揺さぶる。まんばの体はされるがまま。
まんばはなす術もなくそれを見ていたが、飛び込んできた光景を見て驚く。
まんばの体が長義の動きに合わせ、びくんびくんと跳ねている。心なしか頬も血色がいい。

(え、え、ちょっと……

まんばは愕然とした。なんだかこの前まで見せつけられていたのは房中術だったかもしれないが、今日のは居た堪れなかった。恥ずかしい。

しかしこれは治療だ。そう言い聞かせる。

その日からまんばの体は少しずつ反応が変わっていった。
まんばは呆然とふたりの行為を見ていた。止めたくても何もできない。それにこれはまんばのためにやってもらってるのだから、止めるべきじゃない。

遂にまんばの体は声まであげるようになっていた。見てるのが恥ずかしすぎる。

行為が終わって長義がまんばの顔を覗き込む。
いつもの確認行為だ。

頬を撫で、おでこに手を滑らせる。そして唇を撫でるように触れた。
「早く、起きろ」
それだけ言うと長義は衣服を整え、去って行った。

今の言葉は寂しさと切なさを孕んでるように聞こえて、カッと頬が燃え上がる。
(待て、待て待て!)


気のせいで勘違いだ、長義は選ばれたから仕方なくやってるだけで、ただそれだけで

次の日さらに変化が起こる。

理性も我慢もできない意思のない体はひっきりなしに声をあげている。まんばはそれを困った顔で見ている。
ぞく、とした感覚が襲う。
『!?』
続いて、ぞくぞくと背中に何か走る。

まんばは体を丸め、その感覚に堪える。ぎゅっと目を瞑り、ぷるぷると体(実体ではないけど)を震わせた。
その感覚が去った時にはどっと脱力してしまう。なんだったんだ今のは。

次の日もそれは続いた。

まんばは悟る。体の感覚がまんば(霊体)にも伝わってきているのだと。
そして体に戻れる日も近いと気づく。

その日も長義から与えられる快楽にじっと身を縮こませて堪える。治療だとわかっているのに気持ちいいと感じてしまう。声をあげそうになって、口元を押さえた。
そんな日が何日か続く。

今日も長義からガツガツ奥を突かれ、ぐっと堪えてる。気持ちいい。
すると霊体が体に引っ張られる感覚がする。
(待て、まずい、今戻るなんて、それは!)
まんばはぐっと堪える。せめて長義が部屋から出るまでは、いや、せめてこれが終わるまでは堪えなければ。


絶頂へと駆け上って行く。もう少しで終わる、堪えろ、と言い聞かせる。そう思えば思うほど、感じてしまって、遂にまんばは体に戻ってしまう。

一気に体の感覚が戻る。今までだって十分感じてたのに、体と感覚が合わさった今は涙が出るほどつらい。まるで拷問。声も我慢できない。
何かに縋りたくて長義の首に腕を絡めた。

長義が目を見開き、そして、ふっと微笑む。まんばの腕を取り、指先を掬い上げ、ちゅっとキスをした。

暗=͟͟͞͞( °ω° 三 °ω°=͟͟͞͞)転


まんばはぐったりと脱力している。長義が髪を優しく撫でてくれていた。
満身創痍で、指一つ動けない。もっともっとと縋った気がする。穴があったら埋めてほしい。
長義がまんばを見る目は優しげで、いくら鈍いまんばでも『仕方なく房中術の相手をしていた』と本気で思い込めるわけなかった。



恥ずかしすぎて目も合わせられず、縮こまる。これから一体どうすればいいのか、と自分の身の振り方に頭を悩ませるまんばだった。

ちょぎくにハッピーエンド!お疲れ様でした!!お読み頂きありがとうございました!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°