木蔦(キヅタ)
2021-09-26 12:52:34
3751文字
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顕現した日に無理矢理抱かれた国広くんの話【ちょぎくに】


ちょぎくに
※無理矢理致す表現があります。


まんばが本丸に顕現すると、そこには既に長義がいた。長義はまんばを見ると驚いた後、眉を顰める。

そして強引に手を引き、まんばを自室に連れてく。

「本歌、ここは……?あっ!」
引き倒され、のしかかられる。

暗(ㆆ_ㆆ)転

まんばは目を覚ます。意識を失っていたらしい。身体が怠い。とても痛かったし怖かった。今でも震えてしまう。

「お前、今日からここで寝起きしろ」

長義から言われ、拒否することもできず従う。
ご飯は長義が部屋まで持ってきてくれる。まんばはほとんど部屋の外に出れない。

出れないと言っても、風呂や厠には行く。
たまに他の刀と会うが、コミュ障なこともあってびくつく。

「あれ?お前新人?」
「あ、そ、そうだが
「ああ、長義の……

長義の写しだって知ってるのか、と身構える。比べられるのかも。

「うん、そっかそっか」

笑顔で肩を叩かれる。
「???」



長義とはあまり仲は良くない。何を考えているかわからない。いつも難しい顔をしてる。
近づいたら抱かれるかもしれないと思って、長義が帰ってくるといつも部屋の隅で膝を抱えている。

だけどひょんなことから長義がまんばに気を遣ってくれてることに気づく。まんばが気兼ねなく過ごせるようにひとりにしてくれたり、暇潰しのためにまんばが好きそうな本を多めに部屋に置いてくれてたりした。
長義はいつも不機嫌だし、あまり話さないし、まんばに興味ないという態度なので、さりげなさすぎて全然気づかなかった。

まんばは勇気を出して歩み寄ってみる。素っ気ないながらもぽつりぽつりと会話が続く。
無理矢理抱いてきた相手に何やってるんだとも思うが、まんばには今長義しか頼れる人がいない。

まんばはまず疲れて帰ってきた長義にお茶を淹れてあげるようになった。何も知らないまんばが長義のためにできるのはそれくらい。
そこから少しずつ会話をするようになる。

長義はいつも難しい顔をしている。それはまんばといると不快だからだと思っていたがどうやら違うらしい。
まんばと話してるうちに難しい顔から気が抜けて疲れた顔になる。
もしかして仕事が大変なのだろうか、と考える。


外のことが気になってくる。だけど長義に聞いても教えてもらえない。
まんばは別の誰かに聞けばいいと思いつく。

厠に行った時に、他の刀に会う。話しかけてきたので、まんばは勇気を出して長義のことを尋ねてみた。
その刀はまんばの心配事を察し、ゆっくり話を聞かせて欲しいと言う。自分の部屋で話をしよう、菓子も出す、そう言われる。

まんばは少し迷う。長義にはなるべく自室にいろと言われている。
長義が心配なんだろ?と問われる。
「しかし……
困った、長義のために話を詳しく聞きたいが、長義の言いつけを破ることになる。

するとそこに第三者が現れる。
「やめとけって。それ長義のだぜ」
前に少し話したことのある刀だった。少々渋ったか、彼のお陰で引いていった。
「危ない所だったな、大丈夫か?気をつけろよ」
「??ああ」
「いくら長義のってわかってても、物好きはチョッカイ掛けてくるからさ……

写しとわかっていても、話しかけてくるやつがいるということか?

「危ないとは?確かに長義の写しだが、何のことだ?」
その刀の話を要約するとこうだった。

この本丸は性に多感で、ふらふら自室から出歩こうものなら食われる。練度1なんてひとたまりもない。
ただし恋刀がいる場合はみんな配慮するらしい。
まんばには長義のマーキングが付けられているので、長義の恋刀だと思われている。
「もしかして本歌も誰かに抱かれて?」
それでいつも疲れてるのか?

「長義が?ナイナイ!あんなやつに手を出す身の程知らずはいねーよ!」

長義は古参の刀のため練度が高く、性格も凶暴なので、誘いなど掛けようものなら返り討ちにされるらしい、口でも手でも。

「いつも難しい顔をして帰ってくるんだが、何してるんだ??」って聞いた所、笑顔で「長義はお前が」ってとこで邪魔が入り、聞けずに終わる。




そしてまんばは忠告してもらったにも関わらず、数日後、他の刀の口車に乗せられて、ホイホイ部屋に行ってしまう。
押し倒されそうになったところで、長義が乗り込んできて、手を引かれて連れ出される。

「ま、待ってくれ、まだ話が……
「は?お前はあの場にいたかったの?」

まんばは自分がどんな状況だったのか理解してない。長義を怒らせてしまう。

「そんなに抱かれたかったなら俺が抱いてやる」



暗_(:3 」∠)_転

お清め(※穢れてない)セッ





暗転中の長義は一言も喋らなくて、無表情で、まるで最初の関係に戻ったようだった。
触れ方は乱暴で、痛くて血が出た。怖かった。

朝起きると既に長義はいなくて、落ち込む。
恐らく自分が何か怒らせるようなことをしてしまったのだろう。何が原因かわからないが謝りたい。

昨日のことを思い出すと怖くて自然と涙が溢れてくる。

初めても無理矢理だったが、あんなに冷たくなかった。
なんとか仲直りしたい。

長義が朝食を持って戻ってきた時にまんばは謝る。しかし何が悪かったのかわからないがすまない、と謝ったせいで逆に怒らせてしまう。

そんなこんなでふたりはすれ違い。_(:3 」∠)_



部屋にふたりきりでも何も話さない。長義はそっぽ向いてる。そのうち部屋から追い出されるかもしれない。徐々に悪い方へ思考が傾く。
まんばは耐え切れず長義に謝る。

「この前はすまない、あんたの気持ちも考えずに
「なんで怒ってたのかわかったの?」

なんで怒ってるのかわかってないのに謝ったからだろうと推測。
「俺が半端な態度を取ったからだろう?」
……
「あんたのことを一番に考えるべきだった、反省してる。だ、だから追い出さないでくれ……!あんたに見捨てられたら、俺……!」
コミュ障なのでここを追い出されたら他の刀と話せるか不安でしょうがない。

長義はツンっとそっぽを向く。
「わ、わかってるならいいよ」
「あんた、ここ数日口もきいてくれないからすごく……
まだ怒ってるのかもしれないと縋るように言葉を続ける。
「あーもう!わかったから!今後は俺だけにしときなよ」
「?わかった」
「誓える?」
不誠実な態度で謝らないことを誓えるか?と聞かれた。
「ああ、誓う。」
………

長義が手招きする。なんだろうかと側に寄ると押し倒された。
顔中にキスされる。くすぐったい。




暗( ´ - ` )転






また長義と寝てしまった。

まんばは思う。
これは所謂、体だけの関係というやつでは。慰み者、娼婦、夜伽相手……
写しにはそういう役割がお似合いということだろう。

二回目の時のように乱暴ではなかったが痛かった。まんばはその行為が苦手になる。
だけど長義はたびたびまんばを抱いた。






ひょんなことから、長義がまんばのことを好きだと知る。今までの長義の行動を思い起こし、すべて恋ゆえの反応だったと気づく。

まんばは長義の気持ちが不快じゃない、むしろ嬉しいと思ってると自覚する。
そしてまんばも長義のことが好きだったと気づいた。
そしてふたりは両想いになる。





いい雰囲気になってセッになだれ込むんだけど、何かおかしい。

長義が触れるたびに意図せず声を上げてしまう。鼻にかかった快楽を伴った声でとても恥ずかしい。まんばは口を押さえる。

それ以降も我慢するが、気持ち良過ぎて頭が狂いそうになる。
この前までしてた行為なのに全然違う。
長義の触れ方は変わらない。それなのに触れられると体が跳ねる。敏感に反応してしまう。

痛いだけだったのになんで、と思うが思考が発散して何も考えられない。

「随分良さそうだね」と言われて「痛いばっかりだったのになんか変。怖い……」と答えると長義はきょとんとした。


「痛かったの?二回目の時はともかく、最近は優しく抱いてたのに??」
こくんと頷く。
はぁぁぁぁぁぁ、と深いため息。

?(´・ω・`;)


実は気持ちが繋がったから感度マシマシになって、嬌声が抑えられなくなってた。気持ち良さで頭が狂いそうになってるまんばをもっと自分に狂わせたいなぁとめちゃくちゃに抱かれる。

まんばが少しでも反応すればそこを重点的に攻める。だからまんばはぐったり。_(:3 」∠)_
そんなこんなで両想いになった初めて夜に抱き潰される。

ちょぎくにハッピーエンド!お疲れ様でした!お付き合いありがとうございました!



どうでも良い設定
・長義くんが毎日難しい顔をしてたのは、みんなから「写しを部屋に連れ込んでるって本当?」「見てみたい」「随分大事とみえるwww」と揶揄われていたから。写しには会わせないと断っても、何度も何度もしつこい。
・まんばに親切に教えてあげてたのは獅子王くん。
・初日のアレでマーキングしてた。
・ラストは甘々セッ