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木蔦(キヅタ)
2021-05-22 09:39:23
3613文字
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ピアニスト長義くんの話Part2【ちょぎくに】※現パロ、女装注意
ちょぎくに
※現パロ
※女装注意
※私の専門外なので、変な設定出てきても地球に似た異次元の世界の常識と思って見逃してください。
ピアニスト本歌様の話!パート2
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
同じ設定だけど全然違う話!
長義はピアノを極めるために留学した。そして日本に戻ってきた。
理由は初恋の女の子に会うために。
幼馴染で、いつでもどこでも長義の後をついて来た。ピアノを弾くと嬉しそうに歌って、とても可愛らしかった。
長義がピアノを弾く理由でもあった。
彼女に聴いて欲しくて、そして笑顔になって欲しくて、頑張ってきた。
長義は何年も頑張ってきた。ついにこの前音楽学校を卒業し、帰ってきた。いい加減彼女に会いたい。
会って抱きしめたい。その声を聞きたい。
彼女の歌声は透明感があり澄んでいて、長義のピアノに寄り添うような感覚。美しい。
まさに女神の歌声。(幼少時の記憶なので美化されてる)
また歌って欲しい。
帰国前に連絡を取った。彼女の兄弟が出て、彼女は留守のようだった。
「兄弟に何か伝言でしたら伝えますけど」
「どこか遊びに
…
?まさか彼氏とデートとかではないですよね
…
??」
「かれし
…
?」
「くには可愛くて自分の主張がなかなか出来ない女の子ですから、変な虫が寄り付いてないとは限らない
……
。あ、ご兄弟の前で失礼でした、すみません
…
」
「おんなのこ
…
?」
「妹さんに俺の帰国日を教えておいて頂けませんか?あと会いたいと」
「いもうと
…
?」
「あ、それでは、また近いうちにお邪魔します」
別の用事が入ったため、電話を慌てて切った。
そうして長義は帰国し、今に至ると言うわけだった。
目の前には金髪で長い髪をした女の子。すらりと背は高く、スレンダー。肌は真っ白、整った顔立ちで、誰もが振り向く美貌。
予想以上に美しく育っていて、長義は頬が緩むのを必死で抑える。かわいい。
薄ら化粧をしていて、ピンクの唇や薄いマニキュアが控えめで清楚で、何とも好印象。
「会いたかったよ
…
」
ぎゅっと抱きしめるとわずかに体が強張った。そういえば日本にはそういう習慣はないんだった。いくら幼馴染とは言え、久々なのに無神経だったかもしれない。慌てて体を離す。
彼女はスポーツでもやっているのか、見た目に反してしっかりした感じだった。
「すまない、向こうじゃ当たり前だったから
…
気に障った?」
ふるふると彼女が首を振る。
「久しぶりだね、どこかでお茶しよう」
そう言って、予め調べておいた喫茶店へ向かおうとするが、彼女は気まずそうに笑い、ふるふると首を振った。
「え?どうしたの?」
はくはくと口を動かしている。
「待って、声
…
。まさか声が出ないの?」
彼女はコクリと頷いた。衝撃だった。まさかそんなと信じられない気持ちだった。
「い、いつから?いつから声出ないの?」
彼女はスマホを取り出し、文字を打ち、長義に見せる。
『少し前から』
「なんで?原因は?」
『病気で』
「病気?何の??」
『あまり言いたくない』
「あぁ、そ、そうか。ごめん。で、でも治る見込みとか
…
」
『ない』
ショックだった。
もうあの声が聞けないと思うと残念でしかない。しかし彼女の方がもっとショックだろう。
もう少し帰国が早ければ、とか、そばについていれば病気に気づいて早期治療できたかもしれない、とか、いろいろ後悔が湧いてくる。
『じゃあ私は帰る』
「待って、もう少し一緒にいたい」
彼女の手を握って引き止める。
「今まで離れてた間のこと、聞きたいんだ。お前は話せなくて煩わしいかもしれないけど、ゆっくりでいいから、俺に教えてくれないか?」
彼女は困った顔をして、少し迷った後、こくりと頷いた。
彼女は始終恥ずかしそうにしてて、大変可愛らしかった。さすがに言葉が話せないのは大変だろうと長義の質問ははいかいいえで答えられることに絞り、コミュニケーションを取った。
さすがに長時間拘束するのはと適度に切り上げ、家まで送って行った。
例え歌えなくても彼女に会いたくて、何度も連絡した。忙しいようで何度か断られたが、粘り強く誘い続けると、時間を空けてくれたらしくOKしてくれた。
会うとやはり困ったような恥ずかしげな表情で、愛おしさが沸々と湧いてきた。
でもある日『もう会えない』と連絡が来る。納得できなくて、彼女の家に押しかける。
「兄弟は会いたくないって言ってて
……
すみません
……
」
申し訳なさそうに兄が対応してくれた。頭を下げられたら、引き下がるしかなくて、出て行く。
が、諦めず、家の近くで出待ちする。
彼女は出てこない。代わりに若い男性が出てきた。彼女は三人兄弟。兄が二人いるはず。
次男には先ほど会ったばかりだし、長男は雰囲気が違う気がする。それにあんなに若くないはず。
金髪で緑の目、青年と少年の境のような未発達な体躯、顔は美しい造形。
どくん、と胸が高鳴る。
あれは自分の幼馴染だ。
どこからどう見ても男。しかし自分と会う時は女性の姿。あの様子、状況から考えて、本当の性別は男なんじゃないかと予想する。
自分を騙していたのかと怒りが湧き上がる一方で、例え男だとしても彼が欲しいと切望する気持ちに気づく。
男だから声が出ないなどと嘘をついたのか。
視線の先の彼は普通に対話してる。一言二言だが、コンビニで精算時に店員と話してるのを聞いた。まんばは長義に見られているとは知らず、帰っていく。
まんばに連絡する。
『やっぱり会いたい』
『これで最後だと思って、会ってくれないか』
『一目でいい、このままだと諦め切れない』
続けてそう送ると、ようやく一言返事が返ってきた。
『一度、だけなら
……
』
まんばからのそのメッセージを見て『じゃあ俺の家に来て欲しい』と伝えた。
清楚な水色のワンピース、いつも通り長い金髪、薄ら刷いた紅、少し上気した頬、困ったような表情。
「来てもらってごめんね」
フルフルとまんばが首を振る。
「お茶でも出すよ、入って」
グランドピアノが置いてある部屋にまんばを案内する。ピアノを置くために、防音設備を施した部屋。
まんばは物珍しそうにキョロキョロと部屋を見ている。
紅茶を出すとコクリと飲んだ。カップについた紅がそのままで、慣れてない感じが伺える。
「ピアノに触ってみない?」
まんばの手を取り、連れて行く。まんばは喋れないためか促されるまま。
ピアノの前までエスコートして、そっとまんばを抱き上げる。下ろしたのは鍵盤の上。
「!?」
まんばは驚いてあわあわしてる。逃げ出さないように足に手錠を掛け、それをピアノのペダル部分に繋げた。
長義はにっこり笑う。
「お前の歌が聞きたいな。ピアノの音色と共に。さあ、俺に聞かせて?」
※ピアノが痛みますので、決して真似しないでください
足を開かせ、スカートを捲り上げる。中に手を入れれば、小さな悲鳴と批難するような視線が飛んでくる。
それを無視して先に進めた。
そして、性別がバレた、と顔面蒼白になっているまんばを満足そうに眺める。
「例え男でもお前を好きなことは変わらないよ」
撫でてやるが、まんばはおびえてる。
「や
……
やめてくれ
……
」
「怖がらなくていいんだよ。騙していたことも特別に許してあげる」
「や
…
は、離せ
……
!」
逃げようとまんばがもがくたびに、鍵盤が沈み、色々な音が重なって響く。さらにじゃら、と手錠の音が混じる。それを押さえ込んで、キスをして、あますところなく触れた。
しばらくするとピアノの音に合わせて嬌声が聞こえ始めた。とても美しい。いつまでも聞いていたい音色。
そのハーモニーに思わずニッコリしてしまう。
鍵盤の上は不安定らしく、長義に必死でしがみついてくるのも、とてもいい。自分がこの腕を解かせたらどうなるのかを考えるとぞくぞくする。
暗.:(>□<):.~( ˘ω˘~)転
まんばは意識を失い、ぐったりしてる。長義はピアノの前に座りまんばを向かい合わせで抱きしめたまま、ピアノをポロン、ポロンと弾く。よく小さい頃弾いてあげた曲だ。
「ようやく、お前の声が聞けたね」
嬉しさで胸がいっぱいで、起きたらまた歌ってもらおうと思った。
ちょぎくにHappy End
お疲れ様でした!お読み頂きありがとうございました!
どうでもいい設定
・まんばは長義くんに惹かれてます。ただ騙しているという罪悪感と、好かれているのは女の自分という点で引け目を感じて離れようとしました。ラストシーンで嫌がったのも条件反射。「逃げなきゃー!.:(>□<):.」というやつ。
・設定は二十歳前後。
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