ちょぎくに
オメガバ番外編
〜お昼休み〜
「今日は患者が多かったな
……」
ぐったりと椅子に沈み込む。
「本歌、お疲れ様」
まんばも疲れてるだろうにそんな様子は見せない。
「お前も大変だろ?やっぱり事務と看護師を雇うか」
「絶対だめだ」
「な、なんで
…?」
「本歌には俺だけで十分だろ?」
長義は膝に乗っかり、肩にスススーと手が這っていく。
「いや仕事の話だから」
「そーれーでーもーいーやーだ〜〜!」
さっきの色っぽさは嘘のように、ガクガクと長義を揺さぶる。首がもげそう。
「俺以外が長義のそばにいるなんて許せない!絶対ダメだ!!俺は仕事でも家でも一緒にいられてすっごく嬉しいんだ!それなのにそんなこと言うなんて
…!!」
「あーごめんごめん」
慌てて謝るが完全に臍を曲げた。ぷぃっとそっぽを向いてる。
「でも俺はお前に仕事させたくない。お前には自由気ままでいてほしくて
…」
「本歌
……」
まんばはぎゅっと長義にしがみ付く。ゴロゴロ喉を鳴らす猫のよう。
「じゃあ、事務と看護師を募集するっていうことで」
「だめだ!!!」
意見は平行線だった。
〜診察時間〜
「人が途切れたな?」
「今日はもう来ないかもね」
「せんせ♥俺といけないことシヨ♥」
「こら、あまりふざけるな」
「だって本歌最近忙しくて全然俺に構ってくれないし!俺はあんたの番だぞ!?」
「それはクリニック設立直後だから慌ただしくて
…」
「番いを放っておくなんて酷い!」
「あー俺が悪かったから」
ポンポンとまんばの頭を撫でると大人しくなる。擦り寄ってきて嬉しそう。
さらにちゅっちゅっとキスしてくる。健気でかわいい、と胸打たれる。
そしていやらしい雰囲気になった時に、患者が来て慌てふためく。
→⑦
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