木蔦(キヅタ)
2020-11-23 21:36:24
863文字
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打たれたばかりの自我がないまんばに本歌が刻み込んであげる話【ちょぎくに】


ちょぎくに

小田原時代で、まんばが小さいのはよくあるし、すっごい好きなんだけど、付喪神の見目って刀身の長さに引っ張られるよね(例外除く。例:蛍丸)

だからまんばは最初から大きかったんだと思うんだ……。そして付喪神は長い年月経たないと憑かないんだけど、それはロマンがないから置いておいて……(とことんご都合主義)

まんばの出来が良くて、打たれてすぐ付喪神として未熟な姿で現れたとするじゃん。でも未熟だから自我がないの。ぽんやりした感じ。

本歌さんは自分の写しが生まれたことを喜んで、しかもこんなに早く姿を形作るなんて、さすが俺の写しだってご満悦。

愛しんで、お世話してあげるんだ。

もうその時は離ればなれになる予感がしてて、だから本歌さんは「俺の写しだって身体にしっかり刻んであげようね。ついでに霊刀として力を授けよう。ついでついで」
って無垢なまんばをゴニョゴニョ……

まんばはふと気づくと一振りで他所にいて「???」ってなるんだ。
「誰かと一緒にいたような」って。

というちょぎくにも美味しい。



まんばは自我がないながらも、本歌が触ると徐々に反応する。虚な目で虚空を見てるけど、少しだけ苦悩の表情を見せる。息も上がっていく。

生まれたてなのに、教え込まれる。

その後本歌と別れ、まんばは自我が芽生えていく。

そして本丸で再会する。


あんなに人形めいた可愛らしい写しだったのに、本歌に対しツンツンするから「生意気になって……」とため息。
可愛らしい写しはどこへ行ったのやら。

しかしやはり自分の愛し子は可愛くて、改めて本歌はまんばを好きになる。あの時とは違いコロコロ変わる表情だとか、意地悪すると跳ねっ返してくる勝気さとか、仲間達に見せる心優しい一面だとか、すべてに惹かれる。

そして本歌は再びまんばを抱く。


まんば視点では初めてなのに、身体は従順に本歌に馴染んで、気持ちいいことを思い知らされて、「なんで??」ってなる……

昔覚え込まされたからだよ( ˘ω˘ )