木蔦(キヅタ)
2020-10-03 22:50:41
1858文字
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全XXXbotになるまんばの話【ちょぎくに】


ちょぎくに

まんばは朝起きると変だった。
「やぁ偽物くん!」
「ああ」
『偽物って言うな!』と言ったつもりだったが、口から出たのは肯定の言葉だった。長義がきょとんとしている
「偽物くん、否定はしないの?」
「ああ」
『違う!』と言ったつもりだが、やっぱり出るのは肯定の言葉。
「もしかして山姥切の名を俺に受け渡す覚悟ができたのかな!?」
「ああ」
まさか本当に肯定するとは思ってなかったのか、長義もびっくりしている。まんばも内心焦ってる。
「なんで急にそんなことを?」
……
「ははーん?まさか俺に惚れたな?」
「そうだ!」
「!?!?」
「!!!!」
もちろんまんばは「違う!」と言ったつもり。しかし食い気味で思いっきり肯定してしまった。まるで愛の告白じゃないかと真っ赤になる。
『ちがうんだ、今のは勝手に口が』と言おうとしたが「その通りだ、心から本心を」と続けてしまう。違うそうじゃない。

長義もつられて真っ赤になってる。
まんばは『違う違う!!』と言いながら布饅頭になった。しかし「ホントだホント!!」と発しただけだった。

長義はコホンと咳払いをして、おずおずと問いかけてくる。
「あー偽物くん、そんな恥ずかしい事をよく言えるね?」
「~~~!」
好きで言ってるわけじゃないけど、また変な事を口走るんじゃないかと思って、黙り込む。本当はすごく恥ずかしい。

「偽物くんがそんなに俺の事好きなら付き合う?」
「!?」
まんばはその提案にびっくりして飛び起きる。
『付き合うわけないだろ!!』と言ったつもりだった。
「付き合いたいに決まってる!!」

/(^O^)\

「じゃあ良いよ、付き合おう。今日から俺とお前は恋刀同士ね」
「えっ!」
「なんだい、その顔は嫌なのかな?」
「そうだ!」
初めて本心が出た。まんばはホッとする。
「嫌?俺が恋仲になってもいいと言ってるのに、嫌だと?」
「ああ!」
まんばはまた本心が言えたのでよかったと思う。

「なぜだ!俺が好きなんだろう!」
「そうだ!好きだ!」←違う好きじゃない!
「それなのになぜ俺を拒否する!お前が好きだと言ったはずだ!」
「心からそう思ってる!」←あれは口が勝手に

ぜーはーとお互い荒い息を繰り返す。わけがわからない。
「はーん?お前、自分に自信がないな?俺と釣り合うか心配なんだろう」
「その通りだ」←そんなわけない
「俺は気にしない、確かに俺の方がお前より優れてはいるが?俺の写しだけあってお前も国広の傑作なわけだしな?」
「そ、そうだな?」

じゃあこうしよう!と長義は手を叩いた。
「他のやつらの目が気にならないほど、俺がめいっぱい愛してやろう」
「はぁぁぁ??」
「それならいいだろ」
いや発想がおかしくないか。というかこいつ俺の事を愛するって、そもそも好きじゃないだろう?と色々考える。

付き合うなんて絶対無理だ。恋仲の者がするアレコレを想像し、本歌となんてできないと思う。恋愛対象外。

だから『いいわけないだろ!』そう言ったつもりだった。

「いいぞ!」

思いっきり肯定した。

折れたい

そうまんばは思う。
orzしているまんばに長義が近づく。顎を取り、顔を覗き込んでくる。顔が近い。近すぎる。もっと離れてくれとまんばは思う。

「キスしてもいいかな」

絶望的な事を聞かれた。キスしようとしてるのか!拒否だ拒否!まんばは否定しようと考える。

しかし今まで否定しようとしたら、肯定の言葉が出ていたので、もしかしたらこれは正反対の言葉をしゃべってしまう呪いが掛けられているのでは?と思う。

ならば「嫌だ!」と言いたければ「いいぞ!」と言うべきだろうかと考える。今までの事を考えるとそうした方が良さそうに思えた。
まんばは拒否するために「いいぞ」と言おうと口を開く。

「いいぞ!」

/(^O^)\

ちゅぅ

そしてちょぎくにはキスをした。



全肯定botになるまんばの話




ChogiKuniHappyEnd!!Yeaaaaaaaaaah!!!

お付き合いありがとうございました!お疲れ様でした!


全肯定botと常時前向き(というか自分の都合の良いように解釈する)ちょぎさんは相性がいいかなって思って書いたネタでした。

長義くん勝手に解釈していきそうで
これは否定の言葉だったのか?これは肯定してるのか?とか疑問がありそうだけど、面白ければいいよね。(面白いか??)