木蔦(キヅタ)
2020-05-09 15:58:46
1072文字
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お菓子作りの得意な写しを嫁にしようとする本歌【ちょぎくに】


ちょぎくに

長義くんは本丸に顕現して昔馴染みであるにゃんせんくんとお茶していた。
話は弾んで、何故か好きなタイプを話し始める。
「俺はやっぱりお淑やかなタイプがいいかな」
「あーお前好きそうだにゃ」
「あと、そうだな、この菓子がすごく美味しい。こんな絶品の菓子を作れるような子がいいかな」
「菓子〜?」
「こんな美味しいマドレーヌ初めてだ。誰が作ったのかな?」
「それを聞いてどうするんだ〜?求婚でもする気か?」
「まさか!本丸で焼いたなら刀剣男士だろ、求婚なんてしないさ。でどなたかな?」
「それ作ったのは、お前の写しだ、にゃ」
「は

長義くんはそれまでベラベラ話してたのに急に考え込んでしまう。
「うちの偽物くんは本歌を立てるタイプだよね」
「へ?あ、ああ、そうだな?いや、そうかにゃ??」
「俺の三歩後ろを歩くし」
「それお前に近づきたくないだけじゃないか……?」
「料理もできる」
「初期刀だからせざる得ない状況だったんだろ?」
「味も俺好みだった」
「菓子食べただけだろ」
「まさにそれだ、菓子が絶妙に美味い!甘すぎず、だけど茶に合う。これならいくらでも入る。毎日食べたいくらいだ」
「大袈裟じゃにゃいか?」
「嫁にしよう」
「は!?さっき求婚するわけじゃないって!それに本人の意思も必要じゃ!」
「写しなら話は別だ。それに本歌の嫁なら喜んで受けるだろ」
「いやいやいやいや、嫌がるだろ絶対」
「猫殺しくんは偽物くんの何を知ってるのかな?本歌の俺より親しいと?」
「いきなりのマウント」
「そうと決まれば主に報告して同室にしてもらおう」
「何も決まってない気がするにゃ

というマドレーヌから始まるちょぎくに。
まんばはお菓子作りが得意。


厨に「お菓子作り中」って紙が貼ってあったら、長義くんが「お」と「菓」を消して、「子作り中」にします。(するな)


ここのまんばはちょっとお菓子作りが得意なだけのただの布んばで、お淑やかでも、本歌を立ててもいない。

ちなみにみんなの胃袋を鷲掴みにしてるので、本丸全体から好かれてる愛されタイプ。

本歌には近づきたくないなと思っている。




長義くんは「俺に毎日菓子を作って欲しい」とまんばの手を握って伝えるが、まんばは(本歌は菓子が好きなのか。俺の作る菓子はみんなに好評だからな)って思って「いいぞ」って言う。本丸内は騒つく。全員長義→まんばの猛アタックを見てたので、長義くんの気持ちは知ってる。

ただし各々、両想いか勘違いかで解釈が分かれてる。