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木蔦(キヅタ)
2020-02-27 00:58:44
1217文字
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本歌に期待していたが、解釈違いだった所為で急に醒める写しの話【ちょぎくに】
ちょぎくに
まんばはまだ顕現してない本歌に憧れていた。ドキドキワクワクしていた。
しかし配属されてきたのはあんな感じのまんばにキツく当たるような性格。
まんばはショックを受ける。
「解釈違いだ!!」
その場で叫んで逃げてしまう。
解釈違いと言われた長義は心外で、自分のどこが悪いというのがと憤慨する。そして期待されると応えたくなる性質のため、まんばの期待に応えようとする。
「あーあー
…
に、偽物くん、そら、おやつをあげよう」
「いらない」
「ほら、大福だよ。お前が好きだと聞いたが」
「いらない」
「よし、お腹が空いてないなら俺と手合わせでもしよう。体を動かすのは好きだろ?」
「しない」
精一杯長義がイメージする『写しに優しい本歌』を演じるが、まんばは素っ気ない。
完全本歌が振り回されてる。
「だ〜〜〜!なんだあの偽物くんは!なぜ俺に懐かない!」
「そこじゃない?その呼び名」
「呼び名!?しかしあいつは俺の号を奪った偽物で
…
!」
「そこにこだわるから、仲良くなれないんだよ。まんばだって長義の号のこだわりと同じくらい呼び名にこだわってるかもしれないし」
「
………
」
結局アドバイス通り、名前を呼んであげることにする。
「く、国広」
呼んだ瞬間、まんばはびっくりしたような顔をしたが、冷めたような顔でフィと顔を背ける。
「い、一緒に筋トレでもどうだ??」
国広兄弟が筋トレばかりやってることを知って、そう誘いをかけてみる。
「しない」
やはり断られる。長義はがっくりと項垂れた。
さすがにまんばが冷た過ぎるので第三者が入る。なんであんな態度なのか聞く。
「いやなんか現実と理想のギャップを目の当たりにして、熱が冷めてしまった
……
」
アイドルのファンみたいな回答が返ってくる。
「長義にまったく興味がなくなった。今は虚無」
鬱の所為で趣味に興味がなくなったみたいな回答がry
それをこっそり聞いていた長義はブチギレる。
「お前聞いてれば!勝手に期待して勝手に失望してんじゃないぞ!?なんでそんな事で無視されなきゃいけないんだ!いい加減にしろ!付き合ってられん!」
まんばはびっくりして目をパチクリしてる。
「お前の期待に応えようと思った俺が馬鹿だった!」
そう言って立ち去る。仲を取り持とうと思ってた刀は「あちゃー
……
」と頭を抱える。しかし何故かまんばは目がキラキラ。
「あれこそ、本歌だ
……
」
「はぁ???」
「まっすぐな信念とあり過ぎる自信、堂々とした態度
……
まさに本歌
……
」
「待って、解釈違いの件は?」
「勘違いだったみたいだ」
「はぁぁ??」
「待ってくれ長義!次の出陣のことだが
…
!」
まんばは長義を追って行ってしまう。
結局周りは巻き込まれ、大変な思いをしただけだった。そしてその後二人は新たな一面を発見するたびに期待と絶望を繰り返すのだった。
おわれ
ちなみに、いたのは加州くんです。
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