まんばの事が好きな長義。しかし上手く態度に表せず、つい意地悪してしまう。まんばが反応してくれるのを見て、内心喜んでる。小学生男子の心境。
ある日長義は洗濯物を引き取りに来る。この本丸では、洗濯当番が干したのを畳むまでしてくれて、広間に置いてあるのを各自が引き取りに来るシステム。
ふと見るとまだまんばの洗濯物が置いてある。長義はこれを隠したらまんばがさぞかし困るだろうと思い至る。洗濯物の中にはまんばの大事な布がある。これをやつは心底求めているから、まんばが良い反応をしそうだ、と長義はまんばの洗濯物を隠してしまう。
夜、まんばが半泣きで初期刀の加州と話している。しめしめ、困ってる困ってる、と長義は内心ニヤつく。
加州が言う。
「実はまんばの下着と布が盗まれたみたいなんだ。下着ドロボーを俺としては許して置けない」
「( Д ) ゚ ゚」
実は長義は洗濯物を全て持っていった。その中に下着が混じっていたらしい。
「この中に犯人がいる!」
加州が全員を広間に集めて言う。
「俺の推理力で見つけ出してあげるからまんばは安心して!」
「加州、頼む
…(;_;)下着はともかく布は困る
……」
「下着も大事でしょ!!」
大変なことになった。
「俺が思うに
……」
「ストーカーの犯行だ!きっとまんばのことを付け狙う輩が、下着を盗んだに違いない!」
「す、すとーかー
…?しかし俺なんかの下着を盗んでもどうしようもないと思うんだが
…」
「ストーカーはまんばのことが好きなんだよ!?そんなのおかずにするに決まってんじゃん!」
「おかず
…?俺の下着なんかがおかずになるのか
……?食べれないと思うんだが
…」
「そのおかずじゃないけど、まあいいや!」
加州はみんなに向き直る。
「これは由々しき事態だ。たかがストーカーだけど、これは窃盗であり、性的な不快感も与える。一緒に戦う仲間内でそんな亀裂が入ってはいけない!」
「加州、別に俺は不快とかでは」
「布がなくて嫌でしょ!」
「いやだ」
「そのため、各自部屋を改めさせてもらう!」
…まずいことになった。
長義は
隠蔽を図った。
「じゃあ各自回ってくからー」
加州がそう声を掛けると太刀の部屋に向かって行った。長義はダッシュで自室に向かう。
とりあえず洗濯物を返そう。しかしみんながうろついていて、迂闊に持って出れない。風呂敷で包んでも、こんな荷物を抱えていたら怪しまれる。
長義の部屋に訪れた者がいた。それは
南泉だった。
「おま
…!なんか様子がおかしいとおもったら
…!」
「猫殺しくん!」
咄嗟に口を押さえつける。
「んんん〜〜!」
「そんな大きな声出すと聞こえるだろ
…!猫は空気も読めないのかな!ああ、猫にはそんな高度なこと無理か
…!」
「ん〜〜〜!」
南泉を放してあげる。
「にゃ〜んで、こんなことを。そこまで写しに入れ込んでんのかにゃ〜?」
面倒くさそうに見てくる。こっちも面倒だよと思いながら睨みつける。
「嫌がらせで服を隠したらこうなった。盗んで何かするつもりはなかった」
「ほんとか?下心なく?好きな子の下着だぞ?」
「下着があるなんて知らなかった!それに好きじゃない!」
「毎日洗うものなんてわかりきってるだろ。あとお前が写しを好きなんてバレバレだにゃ
…」
そんなこと言われて愕然とする。
「これ見つかったら嫌われるんじゃね?」
「う
……」
「みんなにストーカー扱いされるし?」
「うう
…」
南泉の言うことは最もだ。これが公になれば社会的に死ぬ。さらに写しからも軽蔑される。
「これを猫殺しくんの部屋に置いてくれないかな」
「どうしてそうなる!」
「猫殺しくんならどうせみんなに猫扱いされてるし、戯れて持ってった事にすればいい」
「そんなことする義理はない!それに猫じゃねー!」
「いつも面倒見てやってるじゃないか!」
「逆だろ!俺が面倒っていうか、お前に迷惑掛けられてる!」
南泉はなかなか頷いてくれない。
言い合いをしていると襖がスパンと開く。加州がじろりとふたりを睨みつけた。後ろにたじたじとしたまんばもいる。
「あ
…!俺の布
……!」
「これは、どういうこと?」
ついに見つかってしまった。
「いや、これは、猫殺しくんが
…」
「はあ!?俺を巻き込むな!」
「あんたが、俺の布を盗んだのか
……?俺のことが嫌いだから
……?」
まんばがショックを受けた顔で長義を見てる。やばい、これは嫌われた。盗んだことが明るみに出てしまったから、もう明日からまんばに軽蔑の目で見られる、と思う。
しかしそれは明後日の方向に転がった。
加州が怒った顔で言う。
「ちーがう!さっきも言ったけど、ストーカーっていうのはその人のことが好きだからするの!だから長義がまんばを好きすぎて盗んだってこと!」
「え
…!」
まんばは驚く。そして長義と加州を交互に見る。
「あ、いや、その」
否定も肯定もできない。
肯定したら社会的に死ぬ。否定したら嘘つく事になるし、まんばと決定的な亀裂が入る。
「だから!今回の事件は絶対にゆる
…!」
「俺は嫌われてるわけじゃなかったんだな!」
心なしか声が弾んで、顔も嬉しそう。
「???」
「ストーカーだぞ?わかってるのか、にゃ?」
「俺を好きで、下着をおかずにするんだろ。わかってる」
「そこまでしない!」
「食べれないってことか??」
「あ、いや、食べれないことはない、けど
……」
「そうか、食べるのか」
何やら満足げに頷いてる。
「えーっと、これは、カップル成立、なの?」
「たぶん
……?」
そしてちょぎくには公的に恋人同士ということになった。しかしまんばと長義の認識に大きな差がある事は、今はまだ誰も知らない。
お疲れ様でした。
唐突に始めてごめんなさい。
そしてアンケは各5分という短さでごめんなさい。
そんな短い中、付き合ってくれた方ありがとうございます!参加できなかった方すみませんー!
読んで頂きありがとうございました!
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.