木蔦(キヅタ)
2019-12-23 08:30:45
3624文字
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【サンプル】いろんなことに興味津々でそれを逆手に取られ本歌の手中に収められるまんばの話(ツイ民だけに先行公開)


※販売時期は、
通販BOOTHさん2月
イベント初売り大阪インテ3/15(日)
を予定してます。
※後日改めてPixivでサンプルを公開します。(今回はツイッター民だけに特別に先行公開です!)
※R指定部分はQRコードでウェブ公開にします。全年齢本にしたいため。



この本丸の山姥切国広は好奇心が強かった。

人の身体を得て、色々な体験をし、ひとつひとつに酷く感動する性質だった。
ご飯を食べてなんて美味しいんだろうと舌鼓を打ち、身体を動かしなんて清々しいのかと汗を流す心地良さを覚えた。
気温の変化で汗が出たり、寒くて震えたりするのも不思議だった。
風邪を引いた時などは、寒いのに熱があるとは?と興味深く自分の身体を調べており、布団に押し込まれていた。


そしてある日この本丸に国広の本歌、山姥切長義が顕現した。
「俺こそが長義が打った本歌、山姥切。久しぶりだね、偽物くん」
「本歌……
国広は写しであることを気にしている。写しを偽物などと呼ばわる心無い人間の所為で結構ネガティブ思考が強い。しかも本歌である長義までもが『偽物』などと呼んだら、卑屈な性格の国広はさらに拗らすと本丸全員が懸念した。が、
「写しは偽物じゃない!が、久しぶりだな本歌!会いたかったぞ!」
まったく気にした様子もなくキャッキャと笑顔で長義の元へ駆け寄る。長義は少し驚いたような顔をした後、「にせ……、いや、国広、元気にしてたかな」と聞く。その問いに国広は嬉しそうに答えている。他の本丸と違い、国広と長義の間にわだかまりはない。

こうしてこの本丸は、他よりも少しだけ歩み寄った本歌と写しの関係が築き上げられていったのだった。

こうなったのは長義の本来の性格に起因する。長義は基本与えることが好きだ。乞われるとしてあげたくなる。そしてこの本丸の国広は性格が他の個体とかなり異なり、好奇心旺盛だ。何にでも興味を惹かれ、知識欲の塊であるが故、他人に教えを乞う事が多々あった。特に長義のことは兄のように思っているのか、あれこれよく聞きに行った。長義も長義で頼られることは嫌でなく、知っている事であれば何でも国広が納得いくまで教えた。人型として過ごした時間は国広の方が長かったが、彼はあまりにも無知だった。大事に仕舞われていた期間が長かった所為かもしれない。長義とて大事にされてなかったわけではないが、美術館で飾られている時間が長く、様々な人間と触れ合うことが多かったため知識は豊富だった。


「国広」
ある日国広は長義に呼ばれた。
「なんだ?一体」
「しっ」
人差し指を口元で立てている。静かにしろという事だろうが、何事だ。
「何の用だ?」
国広は先程よりも抑え目の声で問いかける。長義は周囲に誰もいないことを確かめた上で話し始めた。
「国広、良い事を教えてあげよう。誰にも言わないと約束できるか?」
「良い事?」
何が良い事なのかわからないが、長義の含みのある笑みに興味を引かれて、こくりと頷いた。
彼はきょろきょろと辺りを見回すと、こっそり話し始めた。

「国広は女性の身体に興味はないかな?」
国広は女性と言われてすぐにピンと来ず、長義を凝視してしまった。
この本丸に女性はいない。審神者は男性だし、顕現するのは刀剣『男』士だ。バグで女性の姿として顕現する場合もあるようだが、この本丸には一切ない。
(女性って、あの女性だろうか)
人間には性別があり、男性と女性がいる。審神者にはもちろん女性もおり、演練でたまにすれ違う事があった。少し小柄で丸みを帯び、目は大きくて、髪はさらさらのつやつやだった。
(あとこの前の……
打刀男士の間で回っていたDVDを思い出す。それは女性があられもない姿で男性と身体を絡め合っている映像だった。その時の表情が気持ちよさそうで、ゴクリと生唾を飲んだのをよく覚えている。
自分にはない豊満な胸、細い腰、つるりとした尻。
「ある!!」
国広は食いつくように言った。長義はふふ、と笑う。
「胸に触りたい?マシュマロみたいに柔らかいらしいけど」
「ましゅまろ……
DVDで見た真っ白でぷるんとしたフォルムを思い出す。確かに柔らかそうだった。
「触りたい……!」
国広は身を乗り出して、キラキラした瞳で答える。長義は笑みを深くした。
「でもね、普通、女性の身体に触れてはいけないんだ。そういうのは恋人同士しか許されない。お前に恋人はいないだろう?だからその望みは叶わないんだよ。」
……!」
国広は愕然とした。長義の言う通り国広に恋人はいない。恋人ができるとも思えない。恋人同士にしか許されない行為ならば、国広は一生触れられないということだ。これから作ると言うことも難しいだろう。女性を口説ける自信がない。どんな感触なのか、どんな柔らかさなのか、一度触ってみたかった、と悔しさを噛み締めた。
だが長義がとんでもないことを言い始めた。
「だけど唯一、恋人じゃなくても触って怒られない方法がある」
「え……!?」
「しかも触り放題だ」
「え! なんだ!?」
長義は得意げに言った。
「主に頼んで女体化させてもらえばいい」
「なるほど! 本歌は頭がいいな!」
「まあね」
自分自身が女体化すれば恋人を作らなくても触り放題だ。しかも怒られない。なんて良いアイディアなんだと国広は思った。
国広はぴょんと勢いよく立ち上がった。
「早速主にお願いしてくる!」
「俺も興味があるから、触らせてほしいな」
「ああ、いいぞ」
二つ返事で国広は審神者の元へ駆けて行った。



国広はパタパタと長義の部屋に小走りで走ってきた。余程慌ててたのか声もかけず長義の部屋に入る。そして彼の目の前でくるりと一回転した。
「見てくれ!女性体になったぞ!」
少し目線は低くなり、身体も全体的に丸みを帯びている。声も高い。頬も心なしかプニプニしていて、二の腕や太腿も柔らかい。何より胸にぷるんとした塊がある。
「すごいぞ!柔らかい!気持ちいい!女性は良いな、こんな物をいつも体に付けてて」
たゆんたゆんと揺れる胸を国広は両手で掬うように触る。上下に持ち上げて落として、挟んで、揺らして、その感触を堪能している。
「俺にも触らせて」
「いいぞ」
国広は長義に胸を突きだした。
長義が国広の胸に触る。形を確かめるように全体を包むように触れ、そしてゆっくり優しく揉む。下から持ち上げて、弾力を確かめた後、再び全体を撫でる。胸はちょうど長義の手のひらにすっぽり収まるサイズだ。今度は側面からそっと手を這わせて再び頂点を包み込むように触れた。
「ほ、本歌……?」
最初はどうだ、すごいだろ、と興奮気味だった国広だが、本歌の真剣な行動に徐々に戸惑う気持ちが生まれる。というか長い、とてつもなく長い。
「えっと、そろそろ……
「もう少しいいだろ? 減るもんじゃないし」
「ま、まあ……それは、そうだが……
ふいに長義の指が先端に触れる。触れた瞬間は何とも思わなかったが、長義がそれを摘まんで、クリと指で転がした瞬間、身体に電気が走った。
「ひゃん!」
自分の声じゃないようなか弱い声が出て、咄嗟に口を押えた。
(なんだ、今の声……!)
再び長義が先端を弄る。
「やぁっ!ちょ、や、やめてくれ、そこ……!」
「え?気持ち良くない?女性はここを触れられると良いって聞いたんだけど……
「きもち、いい……?」
そう言われてみれば確かに嫌ではないかもしれない。
ぞくぞくとした感覚が身体中を走ったが、それは癖になりそうな刺激だった。これが気持ちいいということだろうか。
「ん。きもちいい……
「そう、気持ちいいの」
長義は何度も何度も繰り返す。最初は服の上からだったか、シャツを捲り上げて剥きだしにし、それを弄んでいる。手で触るだけでなく舐めたりもした。今ではシャツのボタンを全て外してしまった。
「ううう……ほんかぁ……
足をもじもじと擦り合わせる。何か身体がムズムズしてしまう。特に下半身がおかしい。あらぬ所がじんわりと熱を帯びてる気がする。
長義はフッと笑い、国広に横になるように促した。
「え? え? なんで寝るんだ?」
「もっと良くしてあげるから、じっとしていて」
「もっと……?」
戸惑う国広を尻目に、長義がそっと押し倒す。国広は初めての事で何が何だかわからず、彼に従うしかない。一体何をするつもりなのか。
長義の手が足と足の間に伸びる。そこは普段であれば男性器が付いているはずだった。しかし今は何もなく、するりと通り過ぎてしまう。
「え、まっ……
「大丈夫、折角女性になったんだから、女性として気持ち良い事、体験させてあげるよ」


続きは本で。
or
プライベッターにあらすじ載ってます。
https://privatter.net/p/4671598