Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
木蔦(キヅタ)
2019-12-14 14:28:10
1964文字
Public
Clear cache
幽霊長義に憑りつかれる冷媒体質のまんばの話【ちょぎくに】※現パロ
ちょぎくに
現パロ
まんばは霊媒体質。すぐに霊に取り憑かれてしまう。自分で払うことができないので、零感な兄弟にいつも追い払ってもらう。
ある日まんばは目が覚めると、知らない男性に顔を覗き込まれていた。銀髪で顔がいい。
ドアップだったため、まんばは驚いて後ずさる。思いっきり壁に頭を打ち付けた。
「った〜〜!」
『気をつけなきゃダメだよ。ドジだな俺のウツシは』
「ウ、ウツシ
…
?」
まんばはすぐに彼が霊だということに気づく。ふわふわ浮いてる。
よくわからないけど兄弟に払ってもらおうとする。しかし兄弟がいくらやってもいなくならない。
『何してるのかなこの人は?』
「うー
……
」
きょとーんとしている。平気そう。
彼はまんばに長義と名乗った。
まんばは霊媒体質であること、長義にいなくなってほしいことを説明する。
『零感の人間が叫んだところで追い払えるわけないだろ。ましてや俺を』
「今までの幽霊は大丈夫だったんだ!」
『軟弱なやつらだ』
軟弱な方がよかった
…
とまんばは思う。
そんな所にまた浮遊霊が現れる。まんばに取り憑き、肩が重くなる。またか
…
と落ち込んだのも束の間、長義が手を振り払うと、その霊はふんわりと消えていった。
「え、あんた、何を
…
!」
『困ってるの?』
長義はまんばをじっと見つめる。
『お前が付きまとわれて困ってるなら助けてやろう。俺程の力の持ち主ならそれくらい容易いし、何よりお前は俺のウツシだ、自分の物の管理くらいしなければ。』
「は、はぁ
……
」
よくわからないが、他の幽霊から守ってくれるらしい。やっかいな一匹がいる方がマシか、複数の弱いやつがいる方がマシかわからないが、流されてそういうことになった。
まんばは長義を連れて学校へ行く。付いてくるなと言ったが、聞かない。
「家にいてくれ」
『つまらない。なぜ俺が家にいなければならない?』
「目の前をふわふわされると授業に集中できない!」
「まんば、誰と話してるの?」
友人の加州くんがいつのまにか隣で歩いてた。
「か、加州
…
!」
「もしかしてまーた幽霊?大変だねまんばも」
「ま、まあ
…
」
『ウツシの友人か』
「まあ
…
」
ふーん?と品定めするように加州をまじまじと色んな角度から見る。加州は長義のことが見えてないので、普通。
「ちょ、あ
…
!」
「どしたの?」
「いやなんでもない!ほらその!余所見してたら危ないし!」
「余所見?」
「いやそうじゃなくて、えっと!」
「そういえばここでB組のやつがはねられたんだってー。こーんな車通りの多いところで余所見してたら危ないのにね。事故って傷跡が残ったら嫌だし、俺も気をつけないと」
「そ、そうなのか」
何とか誤魔化せた。それにしても見えないことを良いことに、好き勝手して失礼なやつだとまんばは思う。
その後、四六時中長義がまんばに付いて回る。たまに守ってくれるし、すごく強い。まんばは、これはこれで便利なのかもしれないと思う。
中略
なんやかんやあって、まんばと長義は惹かれ合う。
変態幽霊に襲われそうになった時に長義が間一髪で助けに来たり、まんばの優しさで長義のスレてた心が癒されたりのハートフルなイベントがあったんじゃないかと思う。
ある日、まんばは堕ち神に目をつけられてしまう。神様と言うだけあって、幽霊である長義は敵わない。いつもは簡単に蹴散らすのに、手も足も出ない。
そのうち長義は悔しそうな顔で消えていってしまう。力尽きて消滅したらしい。まんばは長義のことを好きだったため、長義が消えたことに泣く。
まんばは堕ち神に取り込まれそうになる。もう会えないんだ、長義がいないならもういいかな、とまんばは諦めてしまう。そんなまんばの元に、生身の人間が駆けつけ、颯爽と助ける。
まんばは涙でよく見えない。
「バカだな、何やってんだ」
「へ?」
声は聞き覚えがある。
それは消えたはずの長義だった。まんばは驚いて声も出ない。
長義はまんばをぎゅっと抱きしめ、堕ち神と対峙する。
「消えろ」
長義が堕ち神を消滅させる。
「やっぱり生身じゃないと本来の力が出ない。」
そしてヘナヘナと二人してしゃがみこむ。
「半年寝たきりだったから全然身体が動かない」
「はぁ??」
実は身体は霊力で補強して動かしてた。
長義は半年前交通事故に遭い、意識不明の重体で、幽体離脱していた。そしてまんばとのふかーい縁の所為でまんばの元から離れられなくなっていた。そのため元の身体に戻れず、留まっていた。
今回、攻撃を受けた拍子に、霊的な繋がりにブレが生じて、元の身体に返ることができた。
そしてちょぎくには幸せになった。
お疲れ様でした!お読み頂きありがとうございました!
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内