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木蔦(キヅタ)
2019-11-10 11:47:05
3538文字
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幼児化バグの長義が子どもっぽく写しに甘える話【ちょぎくに】
ちょぎくに
※幼児化
長義はバグで顕現した時に子どもの姿だった。人間で言うと7歳程度。
惨めな姿に内心憤慨する。長義を見たまんばは屈みこみ言った。
「大丈夫か?どこか痛い所はないか?気分が悪いとかは?」
「この姿を見て、気分どころじゃ
…
!!」
まんばに子ども扱いされてカチンと来るも、長義はハッと思いつく。
「ちょっと気持ち悪い!」
「そうなのか!?少し横になるか?待ってろ」
まんばが抱きかかえて部屋に連れてってくれる。ちなみに審神者は周りであわあわしてただけ。
恐らくまんばの自室に連れていかれ、布団の上に横たえられる。
「白湯を持ってくるから待ってろ」
まんばは心配そうに長義の顔を覗き込んで言う。
長義はしめしめと内心笑う。このまま子どものフリをしてまんばを騙そうと考える。
しばらくしてまんばがゼリーと白湯を持って戻ってきた。
「お腹空いてないか?ゼリーなら食べられるか?」
「食べられる!」
まんばにあーんしてもらいながらゼリーを食べる。何から何までやってもらえて気分がいい。これは便利だと長義は思う。
「なんだかまんばに懐いちゃったね~教育係はまんばでいいかな?バグがあるから大変だと思うけど
…
」
「ああ、大丈夫だ」
長義がまんばにくっついて回っていたら、教育係がまんばに決まった。長義の目論見通りだ。
「くにひろ、だっこ!」
「はいはい」
長義は基本的にまんばに何でもやってもらう。まんばも長義に甘い。
「着替えさせて!」
「はいはい」
「一緒に寝よ?」
「わかった、そら来い」
長義は練度と共に成長していく。だけどまんばに何でもやってもらうのは変わらない。
寝る時はぎゅっと抱きしめて寝るし、ご飯もいつまで経ってもはいあーん。
外を出歩く時は手を繋ぐ(迷子防止)お風呂も一緒に入る。
いつも一緒でべったり。
しかしある日長義は審神者の元へ訪れた。外見年齢13歳くらい
「国広を遠征に行かせてくれないかな。なるべく長いやつ!」
審神者が何故なのか聞くと、長義は無垢な顔で言う。
「俺だってそろそろ自立しないといけない!だけど国広がいると甘えちゃうから、国広がいない間に修行したいんだ!だからたくさん出陣させて!」
同じく審神者も長義に甘く、その願いを聞き入れる。
「でも国広には内緒ね!びっくりさせたいから!」
審神者とそう約束をする。審神者は「良い子に育ったなぁ」と感動している。
(まんば視点に変わります。)
まんばは長期遠征に出ることになった。自分がいないと何もできない長義が心配で仕方ない。
「主、どうにか長義も一緒に連れていけないだろうか?それか俺が誰かと交代してもらうわけには
…
」
「ダメダメ!他に遠征に行ける子がいないし、長義を連れていったら仕事どころじゃないでしょ??長義の世話は他の子にやってもらうから、まんばはちゃんと自分の仕事を全うしてきて!」
「う
…
わかった
…
」
こうしてまんばは後ろ髪引かれる思いで遠征へ旅立つ。
まんばが戻ってくると長義が成長している。まんばと同じくらいの歳。
「国広お帰り」
微笑む姿がかっこよくて、まんばはドキドキしてしまう。お迎えされて、部屋まで一緒に行く。まんばが着替えている間ふたりきりでドキドキ。
何かしゃべらないと身が持たないと思ったまんばは気を紛らわすため、話題を振る。
「お、俺がいない間に練度が上がったんだな、おめでとう」
「そうだよ、成長すればお前にこういうこともできるだろう?」
着替えてるまんばに近づき、ちゅっとおでこにキスをする。まんばは真っ赤になった。
そんなこと教えてない!
子どものはずだったのにやたらキラキラしく、ひとりの男性として見える。ギャップがすごい。
「ええと、俺がいない間、着替えとかご飯とか大丈夫だったか?お前はいつも俺がやってやってたから
…
」
「できないから着替えさせてよ」
言われてることはいつもと一緒なのに色気がすごい。子どもじゃない。
まんばは平常心平常心、別にいつもやってることじゃないかと思いながら、自分の着替えを済ませ、長義の内番服を持ってきてあげる。ボタンを一つ一つ外すのもドキドキしてしまう。いつもスムーズにできるのに、もたついてしまう。
長義の肌を目の当たりにすると、筋肉が程よくついていて、見惚れてしまう。かっこいい。いけないいけないと我に返り、風邪を引く前にと慌てて着替えさせる。長義は何も言わずにまんばを見てる。
「そら、終わったぞ」
「ああ、ありがとう」
しばらく部屋でふたりで過ごす。その間もまんばはドキドキ。
何も用事がないのに、自分の部屋だから出て行くこともおかしいし、行くあてもない。
ようやく夕飯の時間になり、まんばは漸く解放される、とホッとする。
夕食では長義が隣に座り、いつものようにはいあーんを要求する。
(いつまでもやっぱり子どもだな)
その様子を見ていたまんばは、以前の感覚を取り戻したかのようで安堵する。しかし、長義がいつもと違った行動に出た。
「じゃあ今度は俺が国広に食べさせてあげるよ。はいあーん?」
「は!?」
予想外の出来事に戸惑う。長義が手慣れた様子で箸を持ちまんばにご飯を差し出した。まんばが戸惑っていると眉をハの字にして悲しげに言う。
「なに?食べてくれないの
…
?」
「え、あ、いや、食べる
…
!食べるから
…
!」
パクッと食いついた。長義は嬉しそうだが恥ずかしい。すごく恥ずかしい。
「も、もう一人で食べられるなら、自分で食べろ
…
!」
「えー??俺は食べさせ合いっこしたいんだけどな?」
先程まんばが食いついた箸を使って長義が自分のご飯を食べる。
(間接キス
……
)
そんなことを考えてしまった自分が馬鹿らしくてまたまんばは真っ赤になる。結局長義の我儘でその後もはいあーんを何回かした。
「国広、お風呂行こう?」
ぎゅっと抱き着いて甘えてきた。いつもならかわいいはずなのに
今日は何だか違う。まんばはなんだか妙な気持ちになる。
「今日はひとりで入って来い
…
」
「えー??なんで?」
「
……
」
「一緒がいい。行こう?」
「
……
」
結局まんばが折れて一緒に風呂場へ行く。そして脱衣所で服を脱いだ長義にまた見惚れてしまう。
身体を洗ってあげるという苦行を強いられ、何とかお風呂を出た。まんばの心臓はもう疲れ切っていた。
まんばは次の事を考える。次は就寝だ。いつものように抱きしめて寝るなんて絶対にできない。ドキドキして眠れない。だから先手を打つことにした。
風呂から部屋に戻り、布団を敷く。
いつもは1つだが、今日は2つ敷いた。
「今日は一緒に寝てくれないの?」
「もうこんなに体が大きいんだ、一つの布団だと狭すぎる。別々にしてくれ」
「でも国広と一緒じゃないと寝れないよ」
「目を閉じれば自然と眠たくなるから大丈夫だ」
ここはまんばの生死が掛かっている。だから無理にでもゴリ押しで通した。長義はしぶしぶながらひとりで布団に入る。まんばはホッとした。まんばも横になり、眠ろうとした。
眠ろうとしたのだが、灯りを消し暫くしたら長義が話しかけてきた。
「国広、どうしよう
…
」
「ど、どうかしたのか
…
!?」
まんばは慌てて起き上がる。大きくなったとは言え、甘えたな長義をすぐに突き放すべきではなかったのかもしれない。判断ミスをしてしまったのかと頭をよぎる。
「そっち行ってもいい?」
「ああ」
まんばは布団を捲り、長義を招き入れようとした。
しかしまんばは気付くと長義に押し倒されていた。
「え、な
…
、何ふざけてるんだ
…
!どけ
…
!」
「国広、助けて」
「え?」
「身体が熱くて、苦しい。だから助けて」
まんばはチラリと長義の下半身を見てすべてを察する。そしてそういう教育はしてなかったなと思い出す。
もう長義もそういう歳なんだから、こういう場合の処理を教えなければならない。
「わかった、教えてやるから、俺の上から退」
「そう、相手してくれるの、アリガト」
暗転。
チョギクニハピエン!!フゥゥゥゥゥ!!
みんな幼児化好きなんだね!お付き合いありがとうございました!お疲れ様でした!
どうでもいい設定
・長義くんは中身は大人なので、どの程度が適切な子どもっぽい発言なのかわかっていない。だから妙に幼い発言や幼い我儘が目立つ。まんばは盲目になっているので気付かない。普通7歳でも自分でご飯食べれるし着替えもできる。
・最初長義くんは「写しを手玉にとって自分の言いなりにしよう。山姥切の偽物だって認めさせよう」と目論んでいた。数日で献身的なまんばに惚れ込み、作戦変更する。
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