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木蔦(キヅタ)
2019-11-10 08:50:34
2647文字
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夫に触れられたくない、仮面夫婦をしてるまんばの話【ちょぎくに】※現パロ、女体化
ちょぎくに
現パロ
女体化
長義はまんばと契約結婚をする。互いの家の都合で二人は無理矢理結婚させられた。二人は仮面夫婦になることにする。親や親戚、友人の前では仲睦まじい夫婦を演じる。しかしそれ以外は好きにする。浮気・外泊・決められた範囲での浪費は可。長義からは「俺に干渉するな」と言い渡す。一方まんばは多くを望まない。「俺に触れないでほしい」とだけ。
頼まれてもこんないけ好かないやつ抱くかと長義は思う。さすがに親に見つかると体裁的にまずいので、女遊びや浮気はしないが、性欲処理だとしてもまんばは願い下げ。初対面の時からまんばに対しイライラしてしまい、視界にすら入れたくないほど嫌ってる。
ある日、ひょんなことから言い争いになってしまう。お互い頑固だから譲らない。長義はイライラして、何とかまんばに嫌がらせ(※逆恨み)してやりたいと思う。怒りで我を忘れている。
何がいいかと考える。まんばが一番嫌なことにしたい。そういえばまんばは結婚の時の条件で、抱くなと言った。
抱いたらさぞ嫌がらせになることだろう。長義はそんな軽い気持ちでまんばを押し倒す。まんばはびっくりして抵抗し、ついに涙まで流す。
さすがに罪悪感で我に返った長義は慌ててまんばを離す。まんばはそのまま部屋に逃げていき、閉じこもってしまう。
それ以降、長義はまんばの涙がちらついて、まんばを女性として意識してしまう。まんばを抱く夢まで見る始末で、気が滅入る。
まんばが触れるなと言ったのは本命がいるのでは?と考えるようになる。浮気してもいいと言ったのは自分も浮気したいからでは?実は愛人がいる?いろいろと疑念が湧いてくる。
そう思うと急にまんばが得難い存在に思えてくる。自分の物にならない物は無性に欲しくなる性分。
長義はまんばのことが気になって仕方ない。だけどそれは気になるオモチャが欲しい程度の事だと思っていた。
しかしなんやかんやあって(魔法の言葉)まんばの事を本気で惚れてしまってると自覚する。まんばの喜ぶ顔を見ると嬉しくなってしまうし、見返りがなくても何かしてあげたいと思うようになる。
幸いにもまんばとは夫婦だし、契約上は他人の前では取り繕わないといけない。それを逆手に取り、まんばと出掛けるようになる。
「夫婦なんだから、あまり離れてたらおかしいだろう?」
「夫婦なんだから手を繋いでてもおかしくない」
上手く言いくるめてまんばとイチャイチャする。
長義が優しくするから最初は警戒していたまんばも徐々に絆されてくる。まんばといい雰囲気になったりする。二人きりで取り繕わなくていいのに、ふとした瞬間気づくと距離が近かったり、離れようとした時にまんばが引き留めるような仕草をしたり。長義はまんばから想われてるのでは?と期待してしまう。
ある日、家でまんばが転んでしまい咄嗟に抱きとめる。怪我もなく無事。その時に体が密着し、顔も間近で、ドキドキする。視線が交差し、引き寄せられるように、まんばに唇を寄せる。
しかしまんばは長義の体を押し返した。
「あ、あ!
…
す、すまない
…
!」
いつぞやの時のように瞳にいっぱい涙を溜めている。そこまで嫌なのかとショックを受ける。最近いい雰囲気だったのは勘違いで、やはり嫌われているのでは、と考える。
いや、愛人に操立てしてるのかもしれない。夫は自分なのに、自分を蔑ろにして他人を取るなんて、とフツフツと嫉妬の怒りが湧いてくる。
怒りを感じ取ったまんばがびくびくして「ご、ごめんなさ
……
」と謝る。謝罪は肯定だと長義は捉える。
「そんなに俺が嫌なんだ?愛人以外はキスすら嫌だって?」
「ちが
……
!愛人なんていない
……
!」
まんばはポロポロ涙をこぼしながら頭を振る。
「嘘だ、じゃあなんで浮気もいいなんて言い出したの?自分が他所で恋人を作りたいからだろ」
「違う
……
!俺は、あんたのためを思って
…
!」
「押し付けがましいな」
泣いてるのも愛人を想っての涙かと思うと、憎々しくなってくる。こんなにまんばを好きなのに、なぜ振り向いてもらえないのか、悲しさと怒りが混ぜこぜ。
「愛人なんていないってことはセフレが不特定多数いるのかな?まさか俺の妻がそんなに淫乱だとは思いもしなかったよ」
まんばはキッと長義を睨みつける。
「俺はそんなのいない!作れるわけない!!」
親にバレるのが怖いから作れる度胸がないってことかな?と思うが、まんばは顔を真っ赤にして言った。
「男性恐怖症だから、キスどころか、手を繋いだことすらない
…
!!」
長義は時が止まる。
まんばとデートしてる時、くっついたり、手を繋いだりすると恥ずかしそうにしていた。顔も赤かった気がする。
(もしかして、初めて手を繋いだ男は俺
……
?)
そう考えると長義は嬉しさと恥ずかしさと今までまんばを責めた後悔で赤くなったり青くなったりする。
あとまんばに愛人がいない事もわかって、安堵する。感情が忙しない。
「き、きすを拒否したのは、悪かったって思ってる!だけど、初めてなんだ!怖いし、緊張もするし、恥ずかしいし、やり方わかんないし、何より怖い!!」
怖いを二回言った。相当怖いらしい。男性恐怖症は伊達じゃない。
「目瞑って頑張って我慢するから、い、今のうちにやってくれ
…
!」
ぎゅっとまんばが目を瞑る。眉間にはシワ。
「ぷっ
……
」
おかしくて長義は吹き出す。
「はは!お前バカだなぁ
…
!」
「何がおかしい」
「キスは我慢してするものじゃない。したくてするものだ」
「お前はしたいんだろ?」
「したいけど、お前がしたくなきゃ意味ないよ」
「???」
「我慢してしてもらっても嬉しくないってこと!」
「???」
長義はまんばの情緒が幼いなぁと感じる。たぶん男性恐怖症の所為で無知なんだろうなと思う。ただそのお陰でこんなにも純粋無垢な妻と結婚できた。恋愛のことを色々教えてあげなきゃなぁと思う。
この様子だと初恋もまだかもしれない。
「まあ追い追いゆっくりね」
まんばの頭を撫でて、長義は満足そうに微笑んだ。
ちょぎくにハピエンおつー!ありー!(省略しすぎ)
■どうでもいい設定
・まんばは男性恐怖症だが、長義くんは優しいので、徐々に大丈夫になっていった。しかしまだキスとかセッ
…
はダメ。他の男性は指先が触れるのすらダメ。怖い。
・まんばは男性恐怖症だから、長義くんが仮面夫婦になろうって言ってくれて正直有り難かった。
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