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木蔦(キヅタ)
2019-09-29 09:31:54
1012文字
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国広審神者(事例③)【ちょぎくに】
※まんばが人間で審神者です。
まんばは生まれた頃から霊力が強い。赤ん坊の頃、親から引き離され、本丸に預けられた。そこの初期刀として長義が任される。長義はまんばを見た瞬間、自分の写しだと確信した。政府の人間も、後に顕現させた他の刀もまんばの正体に気付いていない。
長義は表面上は飽くまで主、あるいは幼子に対する態度で接する。しかし内心は情欲に燃え上がっていて、この子をどうしてやろうとアレコレ考えていた。
まんばは素直にすくすく育つ。記憶はない。山姥切国広の記憶が今後甦るのかは不明だが、長義は今は邪魔なので絶対に山姥切国広と関わりを持たせないようにする。鍛刀やドロップで出てきても、すべて処分する。
まんばは内気な性格のため、本丸内の仲間であっても、あまり打ち解けない。気を許した者に対しては懐いているが、大抵距離を置いている。長義がそうなるように育てた。
「ちょうぎ、ちょうぎ」
長義がどこかへ行こうとするとまんばが後ろからついてくる。雛のよう。
山姥切国広同様、山伏と堀川も処分している。長義が審神者をまんばだと気付いたように、同派も気付く可能性がある。気付いたらまんばを可愛がり、長義から引き離してしまうのではと考えた。
(めっちゃ中略します)
まんばが成長し、見た目だけなら長義と釣り合うようになった。まんばは長義が手塩にかけただけあって、美しくなっていた。ただ根元の性格は変えられないのか、長義がいくらまんばに愛情を注いでも、卑屈な性格は直らなかった。
まんばはある日鍛刀する。初めての刀が出来た。打刀だった。
「山姥切国広だ、なんだその目は。写しだと言うのが気になると?」
「やま、んばぎり、くにひろ
…
?」
まんばは今までその刀を見たことがなかった。まんばは演練にも行ったことがなく、他の審神者との交流もない。ネットも禁止されているので噂すら耳にする機会がなかった。
目の前の刀は長義と
―――
いや自分と瓜二つだ。顔の造形、髪や目の色、体型、すべてそっくりだ。そしてその刀は見たことも聞いたこともないはずなのに、何か既視感がある。
「主、見てしまったんだね」
「長義
…
?」
「本歌
……
」
長義がニコニコしながらまんばに近づく。
「丁度良かった、もうそろそろ頃合いかなって思ってたんだ。」
「頃合い
…
?」
「さぁ主、俺と一緒に永遠を生きよう」
とうさにエンドでいかがでしょうか。
お疲れ様でした!
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