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木蔦(キヅタ)
2019-09-01 10:16:42
2983文字
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三日月に恋してるまんばに手解きしてあげる長義くん【ちょぎくに、みかんば】
ちょぎくに みかんば
みか←んば←ちょぎ
※サンドです。
※どうしようもない泥沼話
※ピュアピュア本歌さんの話と若干被る内容
まんばは三日月に片想いしてる。ある日長義にそれを指摘されて、あわあわしてしまう。まんばはわかりやすい。
「お前は単純だな、昔からそうだ。そんなんじゃ平安太刀の相手は無理だろう」
「そ、そうなのか
…
?」
「平安では夜這いは普通だしな、文のやり取りだって日常的だ。お前にできるか?」
まんばに教養はないし、閨のこともわからない。
「俺じゃ無理か
……
(´・ω・`)」
「俺が手解きしてやろうか」
「本当か
…
!?」
そして暗転してしまう。
本歌先生にいろいろ(意味深)教わる。そして数ヶ月後、まんばは(これはそろそろイケるんじゃないか
…
!?)と自信が付いてくる。そして長義に相談もなしに三日月に告白する。
しかし三日月はまんばを振る。
「お主は、山姥切長義と、その
…
好い仲ではないのか?」
「ち、違う!」
「違うのに寝所を共にしているのか?」
まんばは知られていた事にショックを受ける。手解きの事はあまり知られてはいけないのだろうとなんとなくわかっていた。まんばは何も言い訳できずに黙り込む。
それにまんばの事は眼中にないと気付いてしまった。
まんばは結局三日月に振られてしまう。まんばは落ち込み、この事を長義に話そうとする。しかし話せない。こんなにまで協力してくれたのに、ダメだったなんて言えない。そうしてズルズルと関係を続けていく。
こんなことを続けていたらいけない。長義にも申し訳ないし、また三日月みたいに仲を勘違いする刀が出ると考える。しかしその考えとは裏腹に手解きがない日は身体が疼き、長義の元へ行きたくなってしまう。
ある日まんばはついに長義の元へ行く。約束もしてないのに行くのは初めてだった。
黙って抱かれることに罪悪感が湧く。
「
……
すまない」
「気にしなくていい。それに天下五剣殿を虜にするんだろ?さあ」
そういう謝罪ではないのだが、まんばは何も伝えない。そして失恋の傷もあって優しい長義に徐々に惹かれていく。
俺って単純だな、と呆れつつ、長義と一緒にいれることに嬉しくもあり口実がなければ会えない関係に悲しくもあり、複雑な気持ちになる。
時間が経つごとにどんどん好きになっていってしまう。そしてついに手解き中に、長義の名前を呼んで、好きだと言ってしまう。まんばはしまったと気づく。
慌てて誤魔化そうとするが、長義から「俺も好きだよ」と言葉をもらう。まんばは真意を図りかねるが、問うこともできず、その場が終わってしまう。
まんばはもやもやしたまま。どうすべきかと悩む。あの言葉は真実なのか、立ち役として演じてくれただけなのではないか、ただの雰囲気作りでは、など様々なことを考える。
まんばは徐々に自分自身を嫌悪するようになる。長義の優しさにつけ込んで、目を掛けてもらうなんて、図々しいにもほどがある、そして三日月にもう振られているという事実を長義に明かさない自分は卑怯者だと考える。
気持ちが重苦しくなって、まんばは塞ぎ込む。そして悩んで悩んで、ついに脳筋故に吹っ切れる。
もうすべて明かして終わりにしよう、いつまでもこの苦しい関係のままでいるのはつらすぎる、と思う。そして長義に今までの事を明かす決意をする。
「実は、もう三日月には振られてるんだ。だから手解きは必要ない
…
。今まで、黙っててすまない
……
!」
「振り向かせたいって思わないの?」
「思ってない」
「諦めるのかな」
「諦める
……
」
「フーン
………
」
長義は少し考えた素振りをした後、まんばに言う。
「たった一回振られたくらいで諦めるなんて、俺の写しとして相応しくない。根性叩き直してやる」
「え」
暗転。
まんばは既に長義のことが好きだから、三日月に未練はない。しかし長義は勘違いしたままで諦めさせてくれない。
「もう本当に、三日月のことは良いんだ、だからもうこんな関係は」
「やめようって?お前はまだまだ拙い所があるからね、もう少し俺が必要じゃないかな。諦めるにしても技術は磨いておいた方が良い。ほら、振られたら新しい恋をするといいと言うだろう。ほら他に気になるやつはいないのか?」
「気になる
………
」
「いるの」
長義が言い出したくせに、先ほどと違いなぜが表情が抜け落ちた目でまんばをみる。怒ってるような雰囲気さえある。
「べ、別に必要ない
…
!写しなんて相手にされないから、こういうことは」
「最初から諦めるのはお前の悪い癖だよ、今回も俺が協力してあげるから」
さっきまで無表情だったのに、眉尻をさげて心配そうに長義が見てくる。長義はまんばの手をぎゅって握りしめている。まんばは正直この関係は終わりにしたい。長義の押しは強いがまんばも頑固。
「気持ちは嬉しいが、本当に、長義には協力してほしくない
…
その、三日月の件で懲りた
…
。やっぱりこんな関係は良くない
…
」
しどろもどろに伝える。
チラリと見ると、長義は無言で、さらに無表情でまんばのことを見下ろしている。厚顔にも本歌の親切を無下にしたから怒らせた、と思った。
「わかった、じゃあ終わりにしよう」
まんばはその言葉にホッとする。しかし長義は再び押し倒してくる(※朝です)。
「でも今度は俺の練習相手になってもらおうかな」
「え!?」
「散々協力したんだ、いいだろ?まさか借りを作っておいて返さないとか言わないよね?」
暗転。
終わった後、まんばはもう溢れ出る気持ちを抑えられなくて泣いてしまう。好きだと思うのに、言えなくて、つらいから離れようと思ったのに、許されなくて、気持ちがぐちゃぐちゃになってる。だから泣いてしまった。
さすがに長義も焦る。いやだと言ってるまんばに対し、無体を強いるなんてさすがに傷つけたかと反省。自分はいない方がいいかもしれない、と立ち上がり服を着る。
まんばはどこかへ行こうとする長義を察し、縋りつく。
「やだ、行かないでくれ
…
そばにいて
…
」
自分が離れたいと言ったくせに、本当は寂しくて傍にいてほしい。
「すき、
…
すきだから、だから、行かないでほしい
…
」
まんばは何を口走ってるのか自覚してない。壊れたレコードみたいに好き好き繰り返してる。ようやく長義はまんばの気持ちを理解する。そして拗らせた性格からなんでこんな行動を取ったのかも大体把握する。
「お前は馬鹿だな、それでも俺の写しか?」
頭なでなでしてあげる。まんばはしゃくり上げてる。
「そんなんじゃ本歌に愛想尽かされるぞ。俺が手解きしてやろう」
あやすように頬撫でて、優しく唇を落とす。長義が愛おしげに見つめて微笑む。まんばはその笑顔を見てびっくりして涙が止まる。
これでちょぎくにハピエンいかがでしょうか。
この後まんばは両想いに気づいてなくてまた拗れます。
そして長義くんがブチ切れて「あ~~!なんでわかんないかな!?俺がここまでしてるのに!お前のこと好きだってわかるだろ!?」「え、だって前からしてたじゃないか
…
!言ってくれなきゃわからない!」みたいな言い争いがある。
長い間お付き合いありがとうございました!お疲れ様でした!
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